北八ヶ岳 |
2004年 3月27日−3月28日
春がきた。
月曜から何度も雨が降り、週間予報も目まぐるしく変わる中、週末は狙いすましたかのような好天。理想的である。これを逃してはいけない。 土曜日。前日に飲み会があっても、いつも通りの時間におきる。サラリーマンになって、こういう習慣が身についたのは良いことだと思う。飼い馴らされているというよりも、健康的であるし、効率的だし、自然だ。
バスで1時間、スキー場の入り口からはロープウェイに乗る。スキー場のリフトなのでスキーヤー、ボーダーが多いのは当然だが、このロープウェイには観光客と登山者も乗っている。
ロープウェイ頂上駅から小屋までは10分足らずで着く。普段着の観光客でも来れてしまう平坦な道で、登山靴と大きなリュックがおおげさに感じられてしまうほどだ。
雪はどのくらい積もっているのだろう。踏跡の上を歩いているときはまったく意識しないで歩けるが、少し道をはずしてみると数歩目にいきなり体が沈む。草木がおおっていたからか、ところどころに自然の落し穴ができているようだ。雪原に顔だけ出して、まだ足もとはふわふわしていたから、2mくらいはあるのだろう。あるいは、山の中では感覚が少し違うかもしれない。
風にさらされた稜線では大地が露出しているし、谷間ではどのくらい溜まっているかわからない。 夕食後は星の時間。前回のkiss Digitalに続き、今回はEOS‐10Dを借りた。が、どうも充電が足りてなかったようで、数枚撮ったところで動かなくなる。予備に持ってきた電池も未充電だったようで、意味がない。氷点下の雪山、さらに長時間露光という過酷な条件とはいえ、電池が切れたらただのおもりである。今後は気をつけよう。
その点、もう一台持参した銀塩カメラ、OM-4はいざというときに頼りになる。このカメラも電池の持ちは悪く、さらにここのところシャッターの調子が悪いのだが、バルブは完全に機械式なので、ここはそう簡単に壊れないようだ。電池が切れようが調子が悪かろうが、星の写真は写せる。
坪庭周辺を2時間ほどかけて撮影する。風はそれほどなく、寒さは厳しくはない。雪原が月光に照らされて砂漠みたいだった。
朝日を見に行く。 朝食後、今日はそれほどはっきりとした目的地はない。
付近の展望台をいくつか散策できれば良い。
雨が岳から三ツ岳を回り、北横岳を見てきた。
もっとも展望が良かったのは北横岳だが、三ツ岳のほうが雰囲気があった。周囲のたおやかな山とは違い岩がごつごつとしていて、比較的登りにくいといえるが登ったぞという感じはする。手頃である。
これから新宿へ帰り、離婚届に判を押すという仕事が待っている。(私が離婚するわけではない。結婚もしてないし。) リンク付近の山:▲北八ヶ岳 秋 ▲天狗岳・本澤温泉 冬 ▲蓼科・冬宿泊・アクセス縞枯山荘 その他の情報 |