御坂山塊鬼ヶ岳

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登山靴を新調した。今までのはいわゆる軽登山靴で、靴底が擦り減ってきたのと防水性に難が見えはじめたためしっかりとしたものを求めた。約三万円ナリ。

さてその三万円ナリで初めて登った山がこの鬼ヶ岳・節刀ヶ岳コースである。どうやら今年は雪のあたり年らしく、登山道のしょっぱなから雪がある。登りあがるにつれ、雪はどんどん深くなっていく。

踏跡はあるものの歩を進めるごとに雪は膝までのみこんでいく。初めての雪山登山を緊張しながらも楽しんでいた。

しかし中腹あたりから踏跡がなくなる。途中家族づれとすれ違ったが、そこで鍋でもしてひき返したようだ。軽い絶望感に襲われたが、登るより他にない。

ここからが大変だった。斜面もきつく、登った分だけずりおちる。予定より2時間近くおくれて最初のピークに着いたのは日没間近のころだった。

テントを設営する。雪の上の活動というのはそれだけで楽しい。目の前には富士山がでかい。裾野から裾野までの大迫力に西湖の大展望をそえてラーメンの肴にする。10時ごろからは空も晴れてきて月が雪原を照らし出す。睡眠と写真を交互にとっていると雲が出てきたので、写真撮影をあきらめ眠ることにした。

朝、テントをさたみ9時ごろ出発。雪におおわれた稜線上を歩いていく。遠くに南アルプス、富士山は雲の間から頭をのぞかせ、相変わらずだれもいない雪の上を泳いでいく。人間の踏跡はないものの、小さな点々がルートを示してくれる。ウサギ達も縦走をするのだろうか。

標高が普段より1mほど高くなった節刀ヶ岳に着く。樹氷の美しいピークである。この辺りからバスの時間を気にし始めた。大石峠でおばちゃん3人組を抜かす。新雪はのぼるのは苦労したがくだるのは楽だ。フカフ力の雪がクッションになりどんどん進める。ギリギリで14:30のバスに間に合い、都合よく出ていた直通の電車で三鷹にある祖母の家へと向かった。

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