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空港に着くと、スチュワートが迎えに来てくれていた。
彼は僕の昔の英会話の先生で、今はツアーガイドをしているという。8年振りになるが、昔見たときとそれほど変わっていない。こちらは中学生から大人になっているということで、随分驚かれた。
その場で宿の手配と両替を済ませ、YMCAで一度スチュワートと別れる。
その後インフォメーションセンターなどへ行き街中をうろうろするが、まだ感覚が掴めない。たとえば金の感覚がわからない。頭では1$=70円だとわかっていても、コーラが2$とかみてもそれが安いのか高いのか瞬時に判断できない。
コトバの感覚もやはり戸惑う。必要最低限の会話は可能だが、それで十分なわけではない。質問一つするにしても相手の細かいニュアンスがわからないし、軽いおしゃべりをするにしても全神経を集中させないといけないので結構疲れる。頭の理解力が会話のスピードについてこない。英語はやはり外国語だ。
ちょっと多忙に追われて、何だかよくわからないうちに着いてしまった。旅を充実させるためには、気合と覚悟がまだ不十分だ。
夕方、再びスチュワートに会い、夕食をごちそうになる。その後ゴンドラの通る近郊の丘陵にドライブしてもらう。街の夜景と海を見下ろせる、素晴らしいところだ。車をレンタルしてここで朝日を見るのも面白そうだ。
午後9時ごろまで明るい。地軸の傾きによって高緯度帯の夏はそうなると頭では理解できるが、やっぱり感覚としては理解できていない。
(2003年 2/25 記)
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