アシカカヤック


今日の朝日

明日の早朝出発なので、今日はクライストチャーチへ向かう。が、日の高いうちはカイコウラで遊べる。
今日はカヤックこいでみようと思う。アシカがいて楽しいだろう。


ご当地の名物、Cray Fish。マオリの言葉ではKoura。日本語だと伊勢エビ。
さすがに豊かな海の産物、ぷっくりふとっておいしかった。
料理自体は茹でてソースかけただけの簡単なものなので、(それが最良なのだろう)漁協の直売所で買って自分で料理したほうがやすくて良かったかな。
このカフェでは40$、3000円ちょっと。

フリーレンタルもあったが、一人は危険ということで昼からのツアーに参加。
アメリカ人のたくましい女の子がガイド、僕とオランダ人の夫婦が客。
最高の海況。海面に波はまったくない。空は薄く曇り、たまに日がさす。そんな中をのんびりと漕ぐ。
アシカ達ものんびりとしている。ほとんどのやつらはぐてーっと昼寝している。まったくこの国で見かける生き物は、羊といいアシカといい人間といい、たやらのんびりとリラックスしている。
たまに泳いでいるやつもいて、そいつらは遊んでいる。普通に泳ぐだけでなく、スピンしてみたり、急に勢いよく泳いでみたり。好奇心が強いらしく、カヤックをおいかけ、右に左に出没するやつもいる。シュノーケリングで一緒に泳ぐツアーというのもあったが、確かにこいつらと一緒に泳ぐのは楽しそうだ。

ツアー終了後、クライストチャーチへ直行。カイコウラを出て200km近く、市街に入るまで本当に止まらないので、地図見る暇も(1本道だが)おかし食べる暇もない。忘れ物でもしたら大変だ。
途中、豪雨にあった。帰る間際になって天気が崩れる。
時間的なものというより地域的なもののようで、クライストチャーチの今日は天気悪かったという。僕の行った場所が特別乾燥している地域だとか季節というよりも、またもや僕の運がとても良かったらしい。

クライストチャーチは観光都市なので、中心へ行けば行くほど日本化された店、空港の中の土産屋みたいなのが増える。しまいには日本円まで使え、客はすべて日本人のおっさんおばさん、自分が今どこにいるのかわからなくなってくる。が、職場の人への無難な土産は、こういうところが便利でもある。
が、ブロンドの店員さんに料金間違えられた。ぼったくっているわけではないと思うが、この旅行中ほかにもあった。ニュージーランド人はおおざっぱなので、たまに間違えるのだろう。しかしこちらは異国にいる身、「え!?」と思っても反射的に向こうが正しいのだろうと判断してしまう。間違えをただすのは失礼ではなく当然の権利なんだから、もっと自分に自信を持ったほうが良いと思った。


残りものの始末。フリーフードのコーナーにけっこう調味料が置いてあって、適当に使ったらけっこうおいしくいった。クライストチャーチのYHAは、旅の始まりや終わりには便利だ。

予想どおり、日本人がうろうろしている。
食堂にもお兄さんとお姉さんが一人ずつ、それぞれ小さなテーブルを占拠して広い通路ごしに会話をしている。なんだかどちらにも同席しにくく、僕も同じくテーブルを1つ占拠。
しかも彼らはちょっと会話を交わした後、それぞれ携帯いじくったり本読んだりしている。わざわざ旅に出て、何やっているんだろうな。
いや、僕も黙々と日記かいてるので、何やってるんだろうなってかんじだが。


せっかく海外旅行しているのに自炊するの?と問われることがある。
しかしそれは普通のことだ。バックパッカーズにはこのように自炊設備がそろっており、皆利用している。
毎回外食したって忘れてしまうだろうし、金がもったいない。
一人で外食するよりも宿でほかの旅人と一緒に食ったほうがいい。

(2005/10/29 Kaikoura-CHCH)