Tekapo-CHCH-Kaikoura

まずは最大の目的を達成。
飛行機は日曜の早朝なので、あと2泊分自由に行動できる。
当初行きたかった、マールボロサウンドのあたりははなからあきらめていた。代わりに、その途中にあるカイコウラ行くか。近場のワナカやテカポあたりでのんびりと、ホーストレッキング、氷河カヤック、フライフィッシングなどのアクティビティに精を出すのも良い。前回行った、クライストチャーチ近郊のアカロアも気に入った。
ま、しかし一ヶ所くらいは新たな土地を開拓すべきだろう。一度行った場所を旅するのはとても効率的だったが、それだけでは面白くない。

テカポからカイコウラまでは結構な距離があるが、一日で行けそうではある。なにしろ国道の平均速度が100km/h、1時間走ると本当に100kmすすむ。

日記を更新して、10時半ごろテカポを出発。途中換金と給油をして、Inland Scenic72という展望に優れた道を行く。車はとても少ない。自分で運転すると、バスから車窓を見ているよりも多くの情報が入ってくる気がする。
途中、昼飯を食おうと思ったが、意外と見つからない。カフェを並設している牧場で何か畜産物でも食べたいところだが、いきなり現れても時速100kmでは止まれない。
結局数100kmの間昼飯を食えず、クライストチャーチまで行った。

クライストチャーチで買い物してさらに北上。
テカポからクライストチャーチ通ってカイコウラまでというと、日本ならば諏訪湖から中央道のって、首都高経由して常磐道から大洗あたりに行くという感じだろうか。中央道、常磐道がまったく渋滞せず、料金がすべて無料、首都高は時速60kmくらいで流れるという状態。距離がちがうjかもしれないが、雰囲気として。
カイコウラは暖流と寒流のぶつかる豊かな海、そこに真鶴半島くらいの半島が突き出てる。三陸みたいなものか。
日本とは南北と寒暖の対応が逆だから、大洗だと暖かいところへ行くというニュアンスが出ないな。松
本から新宿を経由して、土肥のあたりか真鶴へ行くというイメージ。第1希望のマールボロサウンドのあるピクトンは下田くらい。松本から下田行くのは大変だし、下田から東京帰ってくるのもやっぱり時間がかかるから、2泊しかしないなら真鶴で魚食べようという考え方。


テカポからカイコウラまでは約400km。無料で配っている地図に記載されている、休憩含めて約6時間というのは割と正確なようで、7時ごろ着いた。無理ではないが、楽ではない。結構疲れる。
しかしこりゃまた景色の優れたところだ。すぐ向こうに雪山がそびえているのに、海は海で半袖でうろうろできる。落ち着いた町並みと小さな桟橋、安宿、ツアーガイド、貸し別荘が並んでいる。

ニュージーランドにはユースホステル意外にもBBHという似たような組織があって、そっちの方が数が多い。カイコウラには双方あわせて5,6軒の安宿がある。BBHの方には冊子に満足度が書いてあって、偏差値世代には便利だ。
町のはずれから順に聞いていき、2軒目のクレイコテージという小さな宿に宿泊。世話好きでよくしゃべるおばさんのきりもりする宿。
こちらにきて3ヶ月ほどになるという日本人の青年が同室だった。本当に日本人は多く、こういう宿で一人もいないということは珍しい。
彼ら特有の省略語がいくつかあって、
●ワーホリ:ワーキングホリデー 30前後のモラトリアムな人たち
●チャーチ:クライストチャーチ 南島最大の街
●バッパー:バックパッカーズ 安宿のこと
など。イントネーションはすべて、「シブヤ」と同じ。このほか、「ニュージー」って略するのも日本語的な気がする。まぁそんな言葉が流通するくらい大きな日本人社会がある。



町に着いたのは遅かったし、たまには外食。
とにかくまだやっているお店をという観点のみで選んだら、(8時、ようやく暗くなり始めた時間に閉めてしまう店が多い)けっこうちゃんとしたお店。え、一人なんですか?と確認されてしまった。
ムール貝はとてもおいしかった。

(2005/10/27 Tekapo-Kaikoura)