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5月3日 神津島

雨に濡れて朝が始まった。終始強風によりテントがバタバタいっていたが、途中からそれに雨が加わった。

僕の超小型緊急避難用テントはこういう状況には耐えられない。直接の雨は防ぐものの、テントの表面はきちんと水を通す。したがって中のものはぐしょ濡れである。しかしこの簡易テント、きちんと立てるとそれなりに風には強いことが判明した。

寝袋の内部はまださほど濡れていなかったので8時ごろまでふて寝を決め込んでいた。しかし寝ていても状況は好転しない。サービスセンターの洗濯室へ向かう。 何しろ全てのものが濡れている。海パンいっちょになりすべてを洗濯機に放り込む。良い機会ではある。

周りの同情を引きつつ、全てを乾かすのに午前中いっぱいかかった。 幸い晴間が覗かせるようになり、すぐに乾いた。

午前中は、そのままひなたぼっこをしながらHP作成。今日は連休の初日なので、人が増えた。目の前でどこかかのサーケルのテントは吹き飛ばされている。

こういう場所ではコミュニティーができる。雰囲気としては山小屋のようだ。 今日はどこへいきますか、昨日は大変でしたね、とか声をかけあう。

さて、洗濯物も乾いたしどこへいきましょうか。鈴木さんが差し入れてくれた弁当を食べながら考える。

とりあえず釣り場を覗く。すると地元の人がしまあじをあげていた。青い海で銀色に輝くさまが美しい。あんなの釣れたら最高だろうなぁ、おいしそうだなぁと思ったが、仕掛けがない。ありあわせで何とかねらってみるがまぁ無理そうだ。

というわけでサイクリングに変更。この島はアップダウンが多く、自転車に乗っている人は少ない。しかし西伊豆程標高差があるわけではなく、ギヤーを下げればなんとかなる。
道標は完璧なのだが、地震の影響で通行どめのところが多い。町側に出るにはそれぞれ一方通行の道が2本しか通れない。

あしたばをとりつつサイクリング。ときおり上り坂を上らせるほどの風が吹く。

村落にて買い物し、テントサイトに戻る。夕食どきで、くさやなどを分けてもらった。

そしてイカをねらいにつりに出かける。地元の人が誰もいないのが気にかかる。

時間的にはベストのはずだが釣れない。餌はなくなっているがフグの仕業か。 キャンプコミュニティーの人が見にきてくれたが、体を吹き飛ばすほどの突風に恐れをなし、竿をたたむことにした。


キャンプ場の夕べはなかなかの雰囲気だ

入浴後、食事をとり10時ごろ眠る。夕食は麻婆焼きそば。麻婆春雨に焼きそばを混ぜたものだ。コンセプトは良かったが、ちょっと味が濃くなった。


2001年5月3日 記



本日の写真



本日の走行距離 22.2km
使用金額 食費 1369円 宿泊 400円

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