雨に濡れて朝が始まった。終始強風によりテントがバタバタいっていたが、途中からそれに雨が加わった。 僕の超小型緊急避難用テントはこういう状況には耐えられない。直接の雨は防ぐものの、テントの表面はきちんと水を通す。したがって中のものはぐしょ濡れである。しかしこの簡易テント、きちんと立てるとそれなりに風には強いことが判明した。 寝袋の内部はまださほど濡れていなかったので8時ごろまでふて寝を決め込んでいた。しかし寝ていても状況は好転しない。サービスセンターの洗濯室へ向かう。 何しろ全てのものが濡れている。海パンいっちょになりすべてを洗濯機に放り込む。良い機会ではある。 周りの同情を引きつつ、全てを乾かすのに午前中いっぱいかかった。 幸い晴間が覗かせるようになり、すぐに乾いた。 午前中は、そのままひなたぼっこをしながらHP作成。今日は連休の初日なので、人が増えた。目の前でどこかかのサーケルのテントは吹き飛ばされている。 こういう場所ではコミュニティーができる。雰囲気としては山小屋のようだ。 今日はどこへいきますか、昨日は大変でしたね、とか声をかけあう。 さて、洗濯物も乾いたしどこへいきましょうか。鈴木さんが差し入れてくれた弁当を食べながら考える。 とりあえず釣り場を覗く。すると地元の人がしまあじをあげていた。青い海で銀色に輝くさまが美しい。あんなの釣れたら最高だろうなぁ、おいしそうだなぁと思ったが、仕掛けがない。ありあわせで何とかねらってみるがまぁ無理そうだ。 というわけでサイクリングに変更。この島はアップダウンが多く、自転車に乗っている人は少ない。しかし西伊豆程標高差があるわけではなく、ギヤーを下げればなんとかなる。 あしたばをとりつつサイクリング。ときおり上り坂を上らせるほどの風が吹く。 村落にて買い物し、テントサイトに戻る。夕食どきで、くさやなどを分けてもらった。 そしてイカをねらいにつりに出かける。地元の人が誰もいないのが気にかかる。 時間的にはベストのはずだが釣れない。餌はなくなっているがフグの仕業か。 キャンプコミュニティーの人が見にきてくれたが、体を吹き飛ばすほどの突風に恐れをなし、竿をたたむことにした。 ![]() キャンプ場の夕べはなかなかの雰囲気だ 入浴後、食事をとり10時ごろ眠る。夕食は麻婆焼きそば。麻婆春雨に焼きそばを混ぜたものだ。コンセプトは良かったが、ちょっと味が濃くなった。 2001年5月3日 記 |
本日の走行距離 | 22.2km |
使用金額 | 食費 1369円 宿泊 400円 |