とりあえず洗濯物をどうにかしなくては。 コインランドリーを探しに駅まで行くが見つからない。 こういう一人者のいない土地にはあまりないようだ。 午前中は終始観光。雨の似合うところだ。 現在食事中。そば+天丼1300円。雨はあがりそうだ。今日はどこまで行けるだろうか。 2001年4月29日 記 昼食後、雨はほぼやむ。戸田峠へ向けて出発することにした。 途中、紅葉公園とかいうところで中年のライダー二人にあった。九州からきたというこの二人はこの公園で野宿をするという。 ここの登りは標高差の割に覚悟していたほどきつくはなかったように思う。 時速6kmといえど、少しずつ登っていけばいつかは着くものだ。 標高を稼ぐにつれて霧が濃くなっていく。このあたりは展望の地として名高いが、見えるのは100m以内の道路と車と森だけだ。 そして登りついた戸田峠はこの世の果てのような景観だった。強風と濃霧がすさまじく、長居をするような場所ではない。登りから下りに変わるため、厚着をし、早々にたちさる。 峠を越えると大きな変化がある。それまでの濃霧がうそみたいに晴れた。 展望台から戸田の岬が夕日を浴びて輝いている。ああ、今日はあそこで寝よう。 回復した天候の中を下り落ちる。時速50kmくらいすぐに出てしまう。 あっという間に麓まで着いた。自転車のこういう部分を特化して趣味にしている人もいるらしい。 戸田には鉄道がなく、港が町の中心部となっている。 港へ出てみると、おじさんが二人、長いギャフを持って海底を突っついていた。 聞けばなまこを採っているという。なかなかのんきな構図だが、今晩のおかずにするそうだ。 ここの岬は大きくCの字を描いていて、天然の良港といった感じがする。 そのCの南側の部分の内側が砂浜になっている。外側は駿河湾に面していて、丁度夕日が沈もうとしていた。富士山もわずかに顔を覗かせている。 偵察をかねて散歩していると、砂浜からつきでた防波堤から釣りをしている人がいた。話を聞いてみると、気のいいおじさんでアオリイカを釣ったと言ってみせてくれた。 僕も一緒に少し竿を出すが釣れない。おじさんも帰り、お腹も空いたので町に戻ることにした。 小浜食堂。大衆食堂のようなかんじだが非常に美味しかった。刺し身定食1600円。マグロと鯛とイカとあまえびが美味しかった。 そしてそこのおばさんの薦めにしたがって町営温泉に行くことにした。銭湯のような雰囲気で、食堂で割り引いてもらって200円。安い! 寝床予定地に戻る。途中警察に呼びとめられる。本当はキャンプ禁止なんだけど気をつけてねと言うようなことをいわれる。 月夜の下、再び竿を振る。風がすさまじく、大変釣りづらい。
2001年5月1日 記 |
本日の走行距離 | 30〜40km? |
使用金額 | 食費 4229円 前日宿代7475円 他 700円くらい |