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自転車旅行記 自費出版
本のほうが読みやすいぞ

8月2日 小田原市江之浦

計画と実行

行程

自宅-厚木-小田原市江之浦

いよいよ出発。
10日ほど前まではあれをしたい、これをしたいと夢想する時間が多かったが、3日ほど前からはあれをしなくては、これは忘れてないか、に変わっていた。計画、想像の段階から実行、経験の段階へと移ってきたわけだ。

そして本日いよいよ出発。



結構ちゃんと早起きして、7:45に家をたつ。フリーズしている環状8号を横目に、まだ気温のあがりきっていない道を進む。

9:10二子橋をわたり、東京をあとにする。今月はもうこのコンクリートジャングルに足を踏みいれることはないだろう。

しかし暑い。雲は幾分あるのだが、幹線道路のアスファルトに照らされて、体力が消耗する。体調に気をつけて、気持ちで負けないようにしなくては。
現在大和市。はやく海に出たい。


そして状況は変わる。天気予報どおり、夕立を予感させる灰色の雲が空を覆い、ぐっと涼しくなった。大磯までの約30kmを休憩なしで快走。

小田原に向かうあたりから降り出してきた。
雨は大粒だがまばらで、学校のプールかなんかのでの悪いシャワーだ。 雨が降らなくても汗や浴びる水で、どうせ濡れるのである。涼しい分、ずっと快適だ。

今晩のおかずは何にしようかしらと小田原市内で買い物を終え、今日の目標として目をつけていた堤防に6時半ごろに到着。順調だ。

ビール飲んで釣り。雨はあがり、白鳥座が空にのぼる。うーん、夏だ。

今回いくつかのオリジナルTシャツを作ったのだが、今日着ているのは「くだらない魚シリーズ ネンブツダイ」である。そのためかどうかわからないが、そのくだらない魚しか釣れない。
同座したおじさんから伊勢海老の狙い方を教わる。が、ラーメンをつくりながらねらうという集中のしかただったので、根に潜られてラインブレイク。

そして今、一日を終えるところだが、数日間抑えられていた想像が息づいていくのを感じる。地図の中の世界が鼓動していく。頭の中の計画に雨が降り、人があらわれる。
これからたくさんの楽しいことが待っている。

(8月2日 記)

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本日の走行距離 110.89km
使用金額 2667円
(うちわけ 釣りえさ500円 ほか食費)