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自転車旅行記 自費出版
本のほうが読みやすいぞ

8月19日

行程

室戸-高知市種崎


8/19:黄色 全体図


本日の目標は高知市までの約60km。距離的にも、地形的にも楽な行程だ。
そのため、走っては休み、出発したと思ったらすぐに休憩の根性なしペースで走った。
休憩の理由は釣り見学、立ち読み、何となく、海水浴、食事など。

まずは漁港で釣りを見学。
カマスがかなり釣れている。ただ見学するにしても釣れているほうが面白い。 相変わらず地元のおじさんたちがおしゃべりをしながら釣りている。 引っ張れー引っ張れー、と言いながらアタリを待ち、釣れた魚がまわりより小さかったりすると、こりゃ大物だと皆で笑う。
そんなさまを眺めている。なぜ僕もやらないかというと、道具、餌、腕、時間などのうちのいくつかが不足しているからである。

よく晴れている。今日は波も穏やかだ。左手には水平線がずっと続いている。
この光景を絵にするならば、モノクロ二階調なら線を一本引くだけで終わってしまう。しかしそれに色をつけると、手前は緑が複雑に混ざった、奥は白から急激に深くなっていく二つの青のグラデーションとなる。

この旅には、デジタルと一眼レフの2つのカメラを持ってきている。 デジタルはカシオのQV-2900UX、一眼は、もう撤退してしまったが、オリンパスのOM-4だ。

近年デジタルは急速に進化している。使いやすさ、性能はあがり、価格は下がっている。近い将来、ほとんどのカメラはデジタルになりそうだ。
僕の買ったデジカメも、思った以上に楽しめる。 かなり長い望遠レンズがついているし、マニュアル操作も結構ちゃんと使える。気合の入ったフラッシュもついている。 とったその場で確認できるというのはととも便利だ。 電池も思った以上にもっている。

なぜ二つもカメラを持っていくのか。
デジカメにはこのページに写真を載せるという使命がある。 で、銀塩(マジカメ)の方は、星の写真など、まだデジタルには写せない写真を撮りたいからだ。デジタルでも夜景を結構ちゃんと写せるようになっていてびっくりしたが、長時間露光ではまだ銀塩に分がある。

実際にはどう使い分けているかというと、パッと写すときは銀塩のほうに手が伸びる。かばんの収納場所もあるが、デジタルはスイッチを入れてからの起動時間が気になる。また、明るいところでは液晶画面が見にくい。撮った写真が液晶の角度によって色が変わるのも戸惑う。

あぁきれいだなと思ったら自転車を止めてカメラをとり出し、ピント・構図を決めてシャッターを押す。僕にとっては一眼レフのほうがこの動作はスムーズだ。 フィルムは大体ポジを使っている。現像料がいくらになるのか、ちょっと恐い。
デジタルはすぐに結果を見たいときや、ホームページ用の写真、メモなどに利用、と使い分けている。
そんなわけで今日は写真がない。

(2002年8月20日 記)

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本日の走行距離 76.76km
使用金額 3144円
(うちわけ 食費 2744円 雑貨 400円)


本日の写真

銀塩で撮ったのはある

青いグラデーション

つり人

浦戸の夕暮れ
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