行程牟岐町-室戸岬
いよいよイゴッソウやらイチリョウグソクの棲む土佐の国へ入ることになる。
民家もほとんどない地域である。左手が海で右手が山。とにかく海を眺めるしかない。日差しも弱く、背に強い風を受けながら、岬を目指してどんどん進む。 一見、海が怒っているように見える。しかし走りながら海を見つづけるうちに、そういう感情は感じられなくなる。激しいが静かだ。轟音を響かせながらも、静かに激しい。海は感情もなくそこに存在するだけであり、僕はその激しさにただ圧倒されるだけだ。 昼食後、いくつかの漁港で釣りをながめる。 地元のおじさんおばさん達が雑談をしながら釣りをする。なんとなくそれを聞いているだけで結構楽しい。
どうも四国は旅人にやさしい土地柄のようだ。特に徳島でその傾向が強いらしいが、これは八十八ヶ所巡礼のお遍路さんの影響だろう。
道は広く、車の圧迫を感じることは少ないし、休憩所やトイレの数が多い。これが大変助かる。
「同行二人」と書いた巡礼者を一日に何人か見かける。同行二人といっても一刻館のお話ではなく、たしか一人でいるときも空海さまと一緒にいるのですよ、ということだったと思う。 歩いて四国を一周するとなるとかなりハードだ。40日くらいかかるらしい。 夜、そんな人たちに出会った。コンビニで休憩していた彼らは学生・学生・中年のそれぞれ単独行。ともに夕食・かき氷を食べたが、まったく縁のないはずの人たちと話ができるのも旅の楽しみだ。 (2002年8月19日 記) |
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本日の走行距離 | 96.20km |
使用金額 | 1806円 (うちわけ 全部食費) |
海荒れまくり |
風吹きまくり |
まったく凄まじい |
室戸岬 |
一つくらいは札所も回ろう 交通安全と大漁に効能があるらしい |
ほぼ180度の大きな虹 |
日が暮れる直前のみ晴れ間が見えた |
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