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自転車旅行記 自費出版
本のほうが読みやすいぞ

8月17日

うどん・アジ

行程

阿南市-牟岐町


8/17:赤 全体図


うどんをうつ

暑い一日だった。こんな日に自転車をこいでいたら死んでしまうので、昼間はかわりにうどんを打つことにした。

こねる

小麦粉に所定の量の食塩水を加えてこねる。徐々に加えていくのがポイントらしい。粘土のようにして遊ぼう。  

ねかす

ビニールに入れてしばらくうどんのことは忘れましょう。

のばす

 

ねかした生地に打ち粉をふりかけてのばす。うどんを作っていることを実感する。

切る

のばした生地を切ってうどん状にする。細いほうが具合がよいようだ。  

ゆでる

水は多いほうがよいらしい。が、アウトドアでは限界がある。めんが茹であがったら水で冷やす。

できがり

うどんの味はつゆではなく、麺そのもので決まるらしい。それにならってねぎとショウガに醤油をかけただけ。  

感想

分量などは目測でやったが、予想以上においしく(まともに)できて、ちょっとびっくりした。さすがに前に食べたおししい讃岐うどんには劣るが、そこらへんのうどんよりはるかにおいしい。
食感としては、とても重量感がある。少し食べただけでも腹にたまる。これは、麺のきり方やゆでかたに問題があったのではないか。 讃岐うどんのツルツル感やもちもち感を再現するにはまだ工夫が必要だ。
だが初めてで、道具も満足にない状況では大成功だったといってよいだろう。粉もまだあるし,またやってみるか。  


ここ、阿南の海は国定公園に指定されているリアス式海岸だ。地形がいりくんでいるため道路はアップダウンが多い。
道は斜度の緩い国道と、海ぞいを通る県道にわかれる。体力的には内陸の国道を通ったほうが楽なわけだが、ここは海を見ながら走ろう。

スタートもゴールも海抜でいえば0mなのである。その途中で登りが半分、くだりが半分、登りは平地の倍のスピード、くだりは半分のスピードだと仮定すれば、通過するのにかかる時間はずっと平地である場合に比べて、1+0.25=1.25倍となり、多少時間がかかる。実際にはそれぞれもう少し遅い。

だがずっと平地の場合よりもめりはりがつき、気持ちは続く。登りは本当に苦しいが、峠をこせば今までの苦しみが一気に喜びに変わる。 吹き出した汗が冷却装置として機能する。道路しか見えてなかった世界が、移り変わる山の緑と目の前に光る海へと視界が開ける。
やっぱりあ゙ーっとさけんでしまう。

このような道を午前中は日和佐まで、午後は牟岐まで走った。どちらもそれほど長い距離ではない。

夕方は釣り。隣で釣っていた夫婦の釣れ方を見て、こませなしでも何とかなると判断。さすがに数は伸びないが、それなりに釣れた。
釣果はアジ約10。おかずにはちょうどいい。このほか、おいしくないので逃がしたが、ボラもつれて引きも楽しめた。

晩ご飯。あじのなめろう。たまごどうふ。ご飯、味噌汁、発泡酒。
小さくてもアジはアジだ。日本酒のほうがよかったか。  

(2002年8月18日 記)

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本日の走行距離 68.32km
使用金額 1740円
(うちわけ 食費 1590円 洗濯 150円)


本日の写真


海は大荒れ

リアス式海岸で結構きつい
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