■Back ■Next ■Home

2020/5/9(土)

ワークライフバランスというが、働きすぎを警戒するだけがバランスではない。
特別有給によって週休4日の週3日勤務となり、毎日タラタラ子供と散歩する日々は、ワークライフバランス的には、ライフ側に行き過ぎていたように思う。

ハラリ氏言うところの、無用者階級を先取りしているような。
会社にとっては、政府が人件費補填してくれるなら、いつ役に立つのかわからない仕事をするのよりも、書類1枚出してすぐにもらえる(のかは知らないが)補償費もらうほうが売り上げにつながるのだろうか。

休日出勤して平日子供の面倒見るくらいなら、会社も家庭も保育園も社会も大きな文句言わないようなので、しばらく、週末と平日の休暇を一日入れ替える生活をしてみよう。昔からやりたかった習慣をようやく実施。

2020/5/11(月)

自宅待機時代になり、娘が「ちゃれんじ」やりたくなったらしい。
まぁやる気になるのは良いことなので、試してみたらすぐに一冊終わらせた。いつまで続くか分らんが。

問題集として考えれば薄っぺらい割に、それなりの費用はする。妻はそこに不満を言ったりするが、教育費って問題集を買うことではないと思う。
今どき計算問題なんて、エクセル5分も使えば、何千問でも作れるし。

「問題を解くコツを分かりやすく教える」というような情報も、それほど大きな価値があるようにも思えない。
大学受験の時に、大手予備校の夏期講習を受けたことがあるが、こりゃほぼ意味ないと思った。他人の言うこと一生懸命聞いてノートにメモっても、まぁそれほど勉強できるようになる気はしない。

標準的な教科書で、既に色々分かりやすく書かれているのだから、参考書の類もそんなに優劣はない。どの本使おうが、どの塾行こうが、ただ自分の解いた問題数に比例して学力が上がるだけだ。 他人の講義を聴いている暇があれば、問題集たくさん解いたほうがテストの点は上がる。

自分が家庭教師やら塾の講師やらやってた時も、これに近いことを感じた。
問題の解き方を教えるのが意味ある時もあるが、この生徒できるようになったな、と実感できた時ほど、僕はあまり喋っていなかった。考えるきっかけを相手に与えただけで、特に情報を与える必要はなかった。
身につくのは結局自分で考えたことだけだ。教育を提供する側の役割は、情報を与えることよりも、気持ちを催したり、ちょっとした軌道修正を行うのが本質なのだと思う。

娘がちゃれんじやってる姿見て、金払って良かったなと思えるのは、やる気を催す仕掛けを色々と工夫している点で、そのあたりが長いノウハウを持つ旺文社の存在意義だろう。


マックで昼飯買い、河原で食う。同じようにしている人たちがたくさんいた。

教育って何だろう、というと割と明確に答えられない。
一つは、スキルアップ、特に学力に関するスキルアップというのが明確な目的だけど、それがすべてではない。教育に期待する重要度として、学力は3番目くらいの重要度だと思う。

すげー大雑把に言えば、生きる力を身につけてほしい、ということだが、より詳しく言うと、目的意識を持つこととか、自分の立ち位置を把握すること、あたりが教育に期待する効果だろうか。

生きていく上で学力もある程度必要ではある。でもそれよりも身に着けてほしいのは、生き方を選べる力というか。
親しい友人知人の中にも、こいつの人生はうまく自分の能力や経験を生かしているなぁという人たちは結構いる。やりたいことの道筋と自分の人生の選択に辻褄があっている人は、自分の能力を効率的に生かしているように見えるし、自然と運も向く。そういう判断を行うために役立つ経験をしてほしいと思う。

この春から志望校に入学した高校・大学生も、オンライン授業で対応されているんだろうが、それもちょっとかわいそうだよなぁ。
名門校に行く目的って、そこで授業を受けることではない、というと言い過ぎかもしれないが、授業の質の良しあしは、難易度の差ほどには変わらないのでは。

自分が厳しい競争を勝ち抜いたことを証明する、というのは一つの大きな目的で、それは学校行こうが行くまいが達成されるだろう。それ以外の教育的な目的として、自分の立ち位置を知る、というのがある。
公立中学でトップクラスの学力があった子たちが集まってみると、俺は案外平凡な出来だ、ということが分かった。でもその中にも得意不得意があり、この能力なら誰にも負けない、というのを見つける。新しく友達になったあいつはなんだか本当にすごいぞ、とかそういうのを体感する。

そういった、横との関係性がすごく重要で名門校行くのだと思うけど、オンライン授業で、そういうのがどのくらい達成されるのだろう。
まぁ今後はオンライン上のコミュニケーションは重要性増してくるだろうから、生涯の友人作りもオンライン上で成されることも増えてきて、配偶者も見つけるようになるのかもしれない。
若者たちは、オンライン上のコミュニケーションスキルを上げていく必要もあるんだろうなぁ。

2020/5/16・17(土・日)

なんだか早起きする習慣が身についてきて、日の出のころに目が覚める。
なんとなく釣竿もって河原へ行くが、GW以来次の魚がなかなか釣れない。ダボハゼ釣ったくらいだが、ダボハゼも安定して釣れるというより、たまたまミミズ拾えたところにやる気のあるやつが見つかって釣れた、という感じで、必釣パターンをつかんだ感じでもない。

バス狙いの人はちょこちょこいるが、周囲もほぼ釣れている人を見ない。 バスっぽい魚の気配はするのだが、やっぱり都会の魚は相当スレているのだろう。
GWのころはもう少し釣れていた気配があったのだが、いつが良いのだろうか。


カマキリが脱皮した。


河原でバーベキュー。家族でやるなら構わないだろう。

晩飯時には高校の友人や旅仲間家族とオンライン食事会。
まぁ一緒にご飯を食べるのとはちょっと違うが、これはこれで便利だな。
直接会うより気軽だし、電話よりも間が持つし。


■Back ■Next ■home