5回もやっていれば、さすがに快晴は続かない。
冬の恒例、だるま山不死身鍋ツアー。雨が降り、青空が見えない状態は初めてだ。
今回もいろんな参加者たちが集まった。昨年と同程度の14人、にぎやかだが発散しない、ちょうどいい人数になって良かった。
けっこう初参加者が多い。6割くらいが初めての達磨山だろうか。初顔合わせ同士も多く、14人の順列組み合わせのうち、48組が旧知なので、知り合い率は48÷(15×14÷2)で、45%
大雑把に平均すれば、知り合い6人と知り合いの知り合い7人ともに、料理つくって一晩中酒飲むという企画なのである。
平均年齢は33歳くらい、上から下までは倍近い年齢差の集団で、ご高説をのたまいながら食べ続けることになる。
生シラスと、釜揚げシラスと、サクラエビで三色丼。
前回からの改善点として、今年は集合時間を早めに設定。遅れる人がいるのを見込んだ設定だが、意外に皆スムーズに合流。店も混んでいないし、正解だったと思う。
市場で購入したのは、カンパチ1本にキンメ3枚、鮭のカマ、いるか、はまぐり、マテ貝、イカなど。 カンパチはずいぶん安かったが、もっと大きいやつがあるとうれしい。
霧の晴れゆく沼津の山並みを登り、霧に覆われた達磨山のレストハウスについたのは15時過だっただろうか。10年も前にこの峠を越えて行った時も、ちょうどこのような雨上がりの時だった。
会場を設置して料理をつくって、18時過ぎに宴会開始。
なんだか知らないが、僕の周りでは酒宴の準備において男性陣がよく働く。悪いことではない気がする。
イルカ料理。
臭いという噂に違わず、確かにケモノ臭は強い。
かといってその程度でイルカ=不味いというレッテルを貼るのは早計である。強い味のものには、強い味付けを以て制する。
もともと味醂漬けにされているのだが、それを中華風の炒め物に転用。だいぶ好評だったし、自分でも美味いと思った。
何やったかは忘れたが、ゴマ油、オイスターソース、長ネギなんかを入れた気がする。
何時までっていうと、3時くらいまで飲んでいた。宴会8時間、睡眠時間よりも酒飲んでる時間の方が長い。
そんなに何話してたのか。なんか熱く論じてた気もする。
あんまり覚えていないが、ホリイ氏の世界旅行の写真上映会は刺激的だった。
何度もみている僕だって、窓の外に目をやれば声が出てしまうのだから、初めてここに泊まった人達が朝目を覚まして、昨日は霧中だったところにこんな景色をみたら、やっぱりずいぶん驚くんじゃないかと思う。
なんだかんだ言っても、やっぱり晴れる。予報よりも早く、急激に天候が回復。
昨夜寝る前に外出たときは、星が見え隠れはしたがまだ曇っていた。我々を驚かすために空が晴れたのか、とさえ思う。
朝ご飯のほうが何つくって何食べたか覚えている。
けっこう凝った食材が残っていた。チェックアウトギリギリまで食べ続ける。
晴れと言ってもいろいろだ。
今日は、ものすごく遠望の利く晴れで、距離に関係なく見えるところは全部見える。
駿河湾が全部見える。焼津もそんなに遠く感じない。静岡県のほとんどすべてが見渡せる。
近くの展望台、金冠山まで皆で登った。
富士もでかいし戸田を見下ろすのも素晴らしいが、今日は海の向こうに、南アルプスが全山見えている。空高く連なっている。まっちゃんはあれ全部歩いてきたのか。すごいなぁ。
とはいえ僕だって今視界にあるすべての海岸、自転車で走ってきたぞ。
相模湾と、その先の三浦半島までチラリと見える。
真冬なのに、西風もまったくない。春のように暖かい。
けっこう長時間、ぼーっとする。
温泉に長湯するのも、その後に川を見下ろしながら昼食を取るのも昨年と同じ。 良かったところは変える必要がない。
たかがまんじゅう一つに250円は高いと思ったが、食べてみると後悔のない味。おいしかった。
幸福とは何か。全然難しいテーマではないと思う。
皆でうまいもの食って、素晴らしい景色みながらダラダラして、「幸せ〜」とかなんとかつぶやいてみれば、まぁだいたいどんなものかは実感できる。
特に組織化もしていないが、5年間続いている。
毎年やってることはだいたい同じだが、マンネリ化する気配はない。いつも参加者がちょっとずつ違って話題が違うからだろうか。そんな気もするがそうではない気もする。
たぶん来季もやると思う。
●過去の達磨山計画
・第4回 2008年3月
・第3回 2007年2月
・第2回 2005年12月
・第1回 2005年2月
1日中食べてばっかりだったので夜はさっぱり。
鶏のむね肉、ショウガと酢とラー油で味付け。
夜11時でもランチ。
製品開発もいよいよ大詰めで、それなりに忙しいといえば忙しいというのも本当だ。
が、実際の仕事としては僕の手から離れつつある。
最近は怒られたり、日程確認したり、お願いしたり、調整したりするのが仕事だ。 怒られるといっても、立場上まぁ仕方が無いんだけど、それで僕が何かできるわけでもなく、他の人にまわすだけというのが多い。 技術的にダイナミックな解決策考える時期が終わってしまった。
早く次の仕事やりたいなぁ。