■Back ■Next ■Home

2006/4/1(土)

先週買った18きっぷは、バラ売り3回分。あと一回分残っている。 ネットの掲示板で売買しても良いが、たかだか二千円ちょいだ。何かもっと他の使い方はないだろうか。
久しぶりに友達のところでも訪ねようか。特に思いたたなければ行く機会はない。(人間関係なんて、わずか2000円程度で大いに左右されるのか。)

でも、それよりも面白そうな計画を思いついた。

自転車で山に登ってみよう。
輪行というやつだ。考えてみれば意外と機動力のあるスタイルで、混雑した都市部は電車で抜けてしまい、郊外をチャリで快走するという理にかなったハイブリッドである。


こういう袋

電車への自転車の持ち込みは、袋に包めればOK。最近正式に無料で持ち込めるようになったらしい。テントなど普通の荷物以外に自転車まで荷物にしてしまうのは嫌だったが、日帰りならば他に荷物も少ない。
袋は輪行袋という名でお店に売っている。かなり小さくなるのもあるが、僕が買ったのは前輪を外せばOKというタイプ。小さく分解したって重さは変わらないのだし、とにかく袋に入れば良いのだから、手早く収納できたほうが良い。一回だけ使ってトリノで失った、前買ったやつと同じのだ。

目指す山は、かなり上まで舗装道があって、30分くらい登れば頂上というような、展望の良いところ。手頃なところが二つある。

中央線韮崎下車の甘利山と、富士見下車の入笠山。
同じ路線、かかる時間も大きくは違わないだろうから、乗り込んだ電車の接続で決めりゃいいだろう。

8時半に東神奈川を出発。八王子、高尾と乗り替え、高尾から臨時快速小淵沢行きに乗車。車内も豪華だし、停まる駅も特急と大して変わらない。18きっぷでも乗れる。1日1本しかないやつ、狙ったわけでも無いのにラッキーだ。

さて、どっちにしよう。どちらの山も悪くない。行き先を迷うのも、こういうきっぷの楽しみの一つだ。 入笠山は以前から興味を持っていたが、今回行かなくてもいづれ行くだろう。また、この電車では、小淵沢で30分の連絡待ちが出来てしまう。小淵沢−富士見間をチャリで行く方法もあるが、やっぱり30分くらいかかりそうだ。ということで甘利山に決定。

山梨県内、中央線沿線はサクラの名所が多いようだ。甲斐駒や八ヶ岳をバックにした、名刹の一本シダレザクラ、みたいな写真を見たことがある。 僕はサクラへの思い入れは他の日本人一般ほどないが、そういう桜は好きな気がする。公園的なソメイヨシノが嫌いなだけかもしれない。

韮崎にもそういうのがあって、 わに塚の桜という。ワニっていうのは王仁って書いて、ヤマトタケル東征の話に出てきた何かの古墳らしい。


わに塚の桜とニセ八ヶ岳

駅からそう遠くないので、そこへ行ってみた。だが残念ながらそういう由緒正しい桜はソメイヨシノではないので、開花時期がちょっと違う。枝の先のほうはちらちら咲き始めているが、全体としてはまだつぼみ。 背景となるべき八ヶ岳も、春の陽気の霞の向こうになんとなく輪郭を見せているだけ。どちらも今ひとつ。

ただ、こういう日は野外で昼ごはん食べるには最適だ。この周辺は、弁当を広げる場所にはこと欠かない。わに塚の側にあった、田んぼの中の社に咲く桜の下で、駅前で買った神戸屋の焼きたてパンをかじった。


武田神社
このあたりは武田氏発祥の地らしく、小字も武田となっている。
サクラばかりでなく、畑の脇や農家の庭に植えられたウメその他の名の知らぬ花のパステル模様もきれいだぞ。

1時過ぎ、いよいよ甘利山へ向けて出発。途中、冬期閉鎖ということで林道のゲートが閉まっていたが、意に介さずに突破。しかしこれでは、頂上直下にある売店は営業していないだろうな。ビールでも飲みたかったが。

まぁしかし登りはつかれる。今までは1時間で標高400m上げられるというのを目安にしていたが、それは長距離旅行中の荷物が重い状態だ。今日は1時間に600mくらい上がっていけてる。歩くよりはだいぶ早く、無いくらいのペース。だがエンジンは歩いているときと同じなので、やっぱり倍くらい疲れる。 10m先の道路と自分の肉体のみを視界に入れて、黙々と漕いでいく。段々、自分の体が機械のようになっていく。


さわら池。
湖畔にキャンプ場のある、手頃な大きさの池。長いこと人間が入ってきた形跡が無い。
静寂の中で、魚も鳥も、のんきに遊んでいた。


日陰ではちょっと雪が残っていた。こんな感じのところが3,4箇所。

ようやく頂上直下の駐車場。バイク3台とすれ違ったが、どこから来たのだろう。 そのままの勢いで頂上へ。観光客も良く登ってくるところなので、良く整備されている。今は誰も登ってこないが。
頂上まで20分ほど、4時登頂。標高1750m。標高差1400mは結構きつかった。

甘利山は、レンゲツツジの山として名高い。今は残雪と田んぼのようなドロ道に笹原が広がっているだけだが、これが真っ赤に染まったら確かにみごとだ。宿泊施設もあるし、梅雨の合間、梅雨あけ直後に行けばすごくよさそう。

下りは本当にあっという間。本当に本当にあっという間。5時ちょい前に出発し、5時ちょい過ぎに麓まで降りてきた。 3時間かけて登ったのに、同じ道をわずか20分。12、3kmはあるのだろうが、基本的に下るだけ。最大70km/hとか出てたし。

来る途中にたまたま見つけた、白山温泉で入浴。施設もきれいだし、地図にも載っていなかった。最近できた施設だろう。ちょうどこのあたりで風呂入りたいな、という場所にあった。
お風呂からはニセ八ヶ岳こと茅ガ岳が望める。空気が澄んでいれば本当の八ヶ岳も見える。

6時半韮崎行きの電車で帰宅。各駅停車は空いているのでくつろげる。
自転車+電車、これはかなり機動力のある方法だ。翼が一枚増えた感じがする。

体がずっしりと疲れた。残されたわずかなエネルギー使って、いつもどおり残りものの粗食を作る。
体が覚えているので、何も考えなくても何か作れる。外食してどの店行って何を頼もうかを悩むよりも楽なのかもしれない。

2006/4/2(日)

花の鎌倉散歩。
毎度Miっちゃんは不思議なところから不思議な人たちを集めてくるが、今回も彼女以外の4人は初対面同士というメンバー。

今日のコースは名越の切り通しへの山道を抜け、逗子ハイランドの桜並木を楽しもうというもの。 10年住みつづけた家のほんの近くなのに、Miっちゃんは相変わらず道に迷いまくり、人に道を聞きまくっている。散歩好きで、このあたりもよく歩いているみたいだが、その都度迷っているらしい。それでも生きていけるのか。彼女自身もだいぶ不思議だ。
まぁ確かに鎌倉の地形は入り組んでいて、迷いやすいことも確かだ。その反面、わずかに歩くだけで山道がいきなり住宅地になり、おしゃれなカフェ、古寺が現れたかと思うとまた山道になるというような変化が楽しめる。


パノラマ台とかいう、山頂らしい山頂から。程よい広さ、展望が広がり気持ちいい。

サクラは多分今日あたりが盛りだ。ヤマザクラやらヤエザクラやら、分別は出来ぬがソメイヨシノ以外のサクラもだいぶ咲いているようで、それらが丘陵をパステルカラーに彩っている様子は好ましい。 空は残念ながら今にも崩れそうにどんよりとしており、風も強い。この嵐も春らしくはあるが。

いつ雨が降るかわからないから、お弁当はMiっちゃん宅で食べることに。しばらくするとかなりの嵐になってきたので大正解。雨の景色も、濡れない場所から見ている分には風情がある。


ずっと室内にいればよさそうなものだが、やっぱり外へ出てしまう。
段葛の桜並木。目にはきれいだが、嵐の中。足もとの水たまりのほうに視線がいく。


満開の桜、誰も居ない鶴岡八幡宮。
濡れるし寒いもんな。

駅前留学のビルの上にあるバー。 甘くて暖かいホットワインだけでなく、その他のメニューもとてもおいしかった。 旅への妄想を膨らませるような話題で盛りあがる。

2006/4/6(木)


先週末に自転車をメンテナンスに出して以降、すこぶる調子が良く、会社への行き帰りが楽しい。 会社自体もそれなりに楽しい。

■Back ■Next ■Home