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2005/09/17(土)

朝、築地へ。
今年の小笠原で知り合った友達による、ガイドツアー&近況報告会。

アジア的雑踏の極致。東京湾の近海物から、東北の回遊魚、外国産。でかいタコの足。マグロの頭の鮮血。海の中の様々な不思議が陳列されている。はじめて場内へ入ったが、今後も足を運ぶ必要があるな。

このお店自体は、何の変哲もない寿司屋だった。味も雰囲気も。今回はゆっくりできるかどうかが問題だからな。
隅田川ぞいを散歩したのち、皆と別れる。それぞれ、このあと台湾やら外房やら、やっぱりよく出かける人たちだ。


そして私は昼の高速船で新島へ。
ジダンと旅行へ行くのは、今年の分だけでも4ヶ月連続5回目となる。が、他のメンバーも結構何度もどこかへ連れていっている。 新島は、昨年に続いて2度目。サーファーの島として有名だが、それだけが魅力の島ではない。



老若男女が裸で夕陽を眺める。平和だ。

宿泊は民宿梅与。ジダンの常宿、ご飯のおいしいところだ。

食後、えんえんと飲み会。民宿で騒ぐのも申し分けないので、パルテノン温泉へ場所を移してだべり続ける。 皆早起きや仕事から直行とかでとても疲れているはずなのだが、体力の続く限りしゃべり続ける。 今回のメンバーはちょっと「前進あるのみ派」ばかり集まってしまった。陽気で楽しいのだが、ブレーキをかける人がいないのが失敗といえば失敗。

2005/09/18(日)

快晴。無風。ベタ凪。海水も透きとおっている。
濃紺の海と透明な空の間で、水平線がはっきりと描かれている。すべての条件が理想的。素敵な一日が始まることが確信できる。 今日はサーフィンの大会があるという。サーファーはもしかしたらもっと風があったほうが嬉しいのかもしれない。

まずは島内展望台巡り。対岸の式根島と、吸い込まれるような青い海を見下ろせるこの「向山展望台」が一番素敵だと思う。
付近はモヤイ像の原料、「コーガ」石が転がっている。コーガ石は、他にも建築材料、ガラスアートや彫の材料としても利用される。簡単に削れるので、そこらへんの石を拾えば表札くらいなら作れそうだ。 新島とイタリアのどっかにしかないらしい。

旅行へ行った際に、どのくらい他人の口コミ情報が役立つか。
もちろん、役には立つ。だが、やっぱりそれは他人の主観的かつ断片的な情報、参考程度にしかならないと思っている。 自然が相手の、海や山へ行く場合はなおさらだ。たとえば、上記の向山展望台だって、次行ったらガスで何も見えないかもしれないし、風で10秒と立っていられないかもしれない。

午後は若郷でシュノーケリング。昨年と同時期、同じ場所で泳いだのだが、海の状況がだいぶ違う。昨年は岩場の合間に「しったか」という巻き貝のたくさんいる海だった。
今年はしったかはほとんど見られなかったが、たくさんの魚を見ることができた。

泳いだ場所がほんのちょっと違ったのかもしれないが、潮の干満(今回は大潮の干潮だった)、天候や水温、黒潮の流れなんかの違いなのだろう。

「俺はこの島へ5回行った。海のことなら何でも聞いてくれ」というような態度は正しくないと思う。
潮の違い、季節の違い、時間天候の違いでまったく状況は変わるらしい。旅行で5回や10回行ったからって、やっぱり断片的にしか体験できない。
微妙な場所の違いというのもあるかもしれない。浜から見たら海は一様に同じように見えるが、ちょっと潜ると海面下には三次元空間が広がっていることに気付く。ちょっとした地形の違い、潮の流れで、魚の数はまったく変わる。 このときも、散歩に来ていた漁師のおっちゃんの「あそこに行くと魚がたくさんいるぞ」とのアドバイスがなければ、この浜の印象はまったく違っていたと思う。


サバの群れと遭遇

パシャパシャ泳いでたら向こうの海面が盛りあがってきて、潜ると回遊魚が口をパクパクさせている。
イルカスイムなんかだって「すげえ」とは思うが、それはお金を払って、色々な情報を聞いてからの体験だ。 今回の回遊魚遭遇は、予期していなかっただけに本当に「すげえ」と思った。サバと一緒に泳いだのは初めての経験だ。海岸からほんの100mたらず、シュノーケルで容易に行けるような場所なのに。

日が沈むころ、温泉へ。砂の蒸し風呂で、全身をドックンドックンさせた。ま、確かに男だけならこういう場所へは足を運ばないだろうな。


2005/09/19(月・祝)

新島最終日の朝は、皆で早起きして、だらだら海を見ながらの温泉。とてもさわやかに始まった。
下田船で帰る予定の静岡組に見送ってもらい、さわやかに島を離れる。

そのはずなのに、帰りの船のトランプ、セブンブリッジで大負け。こんなに理不尽な悲しさと悔しさを覚えたのは、高校の就学旅行の賭けウノで大敗して、周囲の友人をして「安田がキレたの始めて見た」と言わしめた時以来だ。

その後の反省会。集団を相手にして糾弾された。なんだか屈辱感と敗北感でいっぱいだ。 あのさわやかな朝はどこへ行ったのだろう。
まぁとにかく疲れましたわ。もしかすると安田悠という人間はめちゃくちゃサービス精神旺盛なのかもしれない。


天狗の隣にある焼き鳥屋。竹芝界隈で一番よかった

2005/09/20(火)


脂身の多い、安物の豚肉はおいしいな。

社外での講習を受講。久しぶりにネクタイをつけた。たぶん「今日のごはん」つけ始めてから初めてだから、10ヶ月ぶりくらいになる。学生のころのほうがまだ多かったのでは。

2005/09/21(水)

山下和秀「東京都・豆南諸島まるごと探検」

豆南諸島とは聴きなれないが、小笠原フリークなら思い当たるフシがあるはずだ。
「本船は昨夜○○時、鳥島の東○kmを、ベヨネーズ列岩の西○kmの地点を無事通過し、・・・」と放送する、あの島々のことだ。いや、島々とか諸島とかいうとなんか違うニュアンスを想像するが、海面にちょっとだけ突きでた岩のことだ。

せいぜい鳥が休みにくるだけの石っころで本が一冊書けてしまうものなのかと読んでみたら、その海面下に広がる世界が生き生きと描写されていた。
大自然が躍動している。人間文明なんて意にも介さぬ力強さ!
不思議と驚きと感動と、尊敬と恐怖と言葉にならないような何か、人間にとってはそんなものを与えるようなところは、この星の中にもきっとまだたくさん存在する。

作者は八丈島の漁師。海を生活の場にしているだけあって、素朴に正確に驚きの話が語られる。 ガーデン荘のある、中の郷出身というのも読んでいて親近感が沸く。

2005/09/22(木)

釣り雑誌を買った。読者層は95%以上がおじさんだと想像しているが、この色気のなさがさすがだ。クルマ系の雑誌との違いである。
グラビアにはお姉ちゃんの姿はなく、魚、さかな、サカナ!
目移りがする。

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