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2005/08/13(土)

お盆休み初日。
山登りの出発を一日遅らせて、家族と会食。母親の誕生日が名目。 東京駅前丸ビルの高層にあるフランス料理屋。たぶん、今年食べた中で一番グレードの高いところだ。ちゃんと味でもって他との差別化をはかれる。一段上ではなく、二段、三段というようなわかりやすい違い。
というか、単に「食べる」というよりは「鑑賞する」というニュアンスが大きい。「おいしい」という感覚は近所のラーメン屋でも自分で作ったあやしい料理でも意外にすぐ飽和するが、こういうところは「すごい」という価値感が加わっていく。想像力にあふれ、アイデアに満ち、感嘆を誘うような料理、というよりは作品。
「何だかすごいけどあまりおいしくない」というようなものだってこの世にはおおく存在するだろうが、そんなものはもちろん出てこない。どれも何だかすごくて、すごくおいしかった。中華以外にもこういう水準の料理があるのだな。


手長エビのから上げ。ベトナム植民地風なかんじ。

料理単体の味の工夫については、すべてのものに特筆すべきものがありすぎてよくわからん。 全部おいしかった、というのが一番分かりやすい感想。

ジャンルとして、メインディッシュよりもオードブルのほうが差がつきやすいように思う。メインならば肉でも魚でもフォアグラでも、とりあえず良い食材買ってきて無難な味付けすれば、絶対においしくなる。 反面、前菜のほうが自由度があって、個々のアイデア、経験、構成力が試されるのではないかと思った。

ワインもおいしかった。それが売り物らしい。
つーかこんなに呑んで大丈夫だろうか。明日は早朝の電車に乗って、夜には別世界にいる予定なのだが、現実感がない。
天気予報あまり良くないぞ。どうした晴れ男。


休みの予定

2005/08/14(日)

3000mの雲上で休日をすごすのは、けだるい暑さに身を任せているよりもはるかに素敵だ。 という訳で夏休みは山登り。南アルプスは北岳を目指す。標高3000mにテントをはるのだ!

昨日のワインで体がほてり、あまり良く眠れなかったがちゃんと早おきして出発。甲府からバスで順調に進む。
正午前に出発、目的地の肩の小屋までは約5時間。やっぱり結構きつい。 最後の1時間は夕立に降られた。テント泊はやめて小屋に泊まる。テント派、小屋派という派閥争いがあるが、僕は日和見派だ。

なんか米があまりうまく炊けない。腕というよりは標高のせいだと思う。

2005/08/15(月)

今日もテントは止めた。
「山の天気は変わりやすい」というのを実感した一日。早朝は星、日ノ出のころはガス、それがひどくなったと思ったらピーカン、すぐに大降り。昼過ぎは小屋でマンガ読んでたので定かではないが、曇ったり雨降ったり、かと思えば富士が顔見せたり。

北岳を越え、山荘に荷物をおいて間ノ岳を目指す。
体が軽い。飛ぶように稜線を駆けぬける。中高年登山者に若さというものを見せつけた。

小屋で「ナウシカ」一気読み。ちょっとずつ立ち読みしたことはあったが、全体像はつかみかねていた。
アニメ版は全体の1/3ほど、というのは知っていたが、通して読むことで全体がちゃんと流れになって分かった。アニメでは省略されている世界感、キャラクター、自然に対する考え方が描かれている。すごく面白い!やはりきちんと通して読むべきだ。「文明崩壊後の自然と人間の関係」みたいなテーマを、天上の異世界で読むというのも感慨深い。
やっぱり宮崎駿は白土三平が大好きなんだな、と思った。

2005/08/16(火)

悩む。
もう一泊しようか。もう帰っちまおうか。

予定としては最大3泊、北岳と間ノ岳を登る。もう両方登ってしまったから、帰っても良い。 しかし星を見るつもりで余裕のある計画にしたが、星の写真はほとんど撮れていない。この最高のロケーションにもう一日使う価値は十分にある。
しかしそれは晴れる場合だ。天気予報は「曇りのち雨、降水確立40,40,50」と、かなり頼りない。テント泊するならば、雨との戦いは避けられそうにない。しかし、この数日間そのような天気予報であり、実際に雨も降ったが、突きぬけるような青空にも巡りあえた。今日延泊するならば、雨もあるがチャンスもあるだろう。賭けてみるか。
こう書くとちょっと格好良いが、まぁ帰っても部屋の片付けくらいしかやることがないからな。どうせごろごろして本読むだけならば、暑苦しい都会の片隅の六畳間よりも、アルプスのテント内のほうが快適だ。

日ノ出はきれいだったが、30分もたつとたちまちガスに包まれる。 特にやることもないが、北岳を往復してくる。雨も降らず、ガスも晴れず。

昼前にテントをはって、飯食ったり昼寝したり、読書したり。
夕方けっこう雨が降ったが、もちこたえた。
今版飯食ってる。晴れると良いな。

2005/08/17(水)

3000mの稜線で日ノ出を見ておきながら、ターミナル駅で昼ご飯を食べるのは不思議なかんじだ。

今日は朝から大快晴。夜からではなかったのが残念。
山、空、雲、花、朝露。目に入るすべてのものが光り輝いている。ともかく、雨の中テントをはった甲斐は十分にあった。

3日間すべての食料、テント用具一式、2台の一眼レフカメラと三脚、すべてを背負って快適に行動できた。すべての行動を終えて残る食料は行動食のお菓子が少々、サンマの缶詰が一缶、食料計画もねらいどおり。自炊生活の経験が生きているといえる。補給したものは、水、ビール2缶、牛乳1本のみだ。これはもっと補給のきかない地域でも自由に行動できることを意味する。雨もあれくらいならなんとかなったし、雪がないところならまず問題なさそうだな。

最寄り駅まで帰ると自転車がない。ある程度予感はあったが、撤去されていた。たまにしか止めないのに、かなり高い確立で撤去される。また取りにいかないとけないのか。
標高差1500mを駆けぬけるよりも、駅からのアスファルトの帰り道のほうが辛かった。

2005/08/18(木)

めごちはキス釣りの外道。ベトベトしていて、キスよりも醜い。が、きすよりもおいしい。方法を覚えればキスよりも簡単にさばける。が、よく方法を忘れる。備忘録。

1.背ビレを落とす


このつまんでいる部分

こうなる

2.頭を途中まで落とす


ここが肝心。腹側の皮は残す。背骨まで切れば良い。

3.頭と皮と内臓を向く。

全部一気に向ける。

4.あとは煮るなり焼くなり揚げるなり。


今日は船借りて遊んだ。ライフジャケット着た人間をロープで微速で引っ張るというウェイクボード、バナナボートの原形のような遊びを発明。

釣りはあまり釣れず。名前の分からない、沖縄や小笠原辺りにいそうな南方系の顔をしたやつらがよく釣れたが、そういう潮が流れてきているのだろう。

2005/08/19(金)

旅行の支度というのは、毎回時間的にギリギリの状況でやることになっている。たとえ今日が休日で他にやることがない時だって、それは変わらない。
昼飯たくさん食ったし、時間もない状況だったので夕食は軽目。そうしたらやっぱりお腹空いたのでカップラーメン食った。

三宅島へ向かう。

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