ミラノ観光

今日はミラノ観光だ。
ミラノといえば、大聖堂。


大都市ということもあって、実はそれほど期待していなかったのだが、すごいぞ大聖堂。「荘厳」て言えばいいのかな。



さすがこれを作るためにわざわざ運河作るだけのことはある。

なんでも500年かけて作ったらしい。
そういうことを実行できる文明・価値観には脱帽する。



面白かったのが屋上登れるところだ。エレベーターでも昇れるが、数ユーロ高い。当然会談で登る。
500年かけて作った国宝級の建築物の屋上のぼれるんだからな。日本で言えば法隆寺の屋根に上る感じだろうか。
屋上にもいろんな聖人やらなにやら、ドロミテの岩峰のようにつんつんと彫刻が並べられている。

住人たちの弁では、ミラノは東京に比べればまったく小さな町だ、などというが、確かに中世に作った大聖堂よりも高い建物が、町中にほとんど無い。大聖堂は、21世紀になっても名実共に街の中心だ。

やっぱり自分たちの街と比べてしまう。
600年前の荘厳な建築物をわりと現役で使ってしまうミラノと、戦後の焼け野原から、兎にも角にも雑然と高層ビルを建てまくった東京と。
なんか、根本的な思想がずいぶん違うよな。



お昼ごはんは、わざわざミラノまで来て日本食。
「私たちも何度か来て美味しかったし、ミラノで日本食たべるのは如何」という趣向で案内してくれたが、実際に食べてみると、予想以上に自分の身体が味噌汁を求めていてビックリした。



アルプスエリアに比べ、だいぶ暑い。ジェラードも一段と美味しくなる。


これまた風格のある、ミラノの中心のアーケード


なんでも、ここでくるくる回ると縁起がいいらしい



日本と違い、城は街の中心ではないようだ。
ぐるっと囲む城壁の司令塔の部分がお城、という感じのようなので、どちかというと街の境界になるのかな。

公園を見たり、ショッピング街に連れて行ってくれたり。
ミラノの見所を、なんだかすごく効率的に回っている。



パオラがここでプラネタリウム開催のボランテリアやっているらしい。
仕事も宇宙開発だし、趣味も天体観測だし、地域活動まで天文漬けだ。



イタリアと言えばワインだが、ビールだって造ってる。
ミラノにも2軒ブルワリーがあって、今日の食前酒に飲みに行こう、ということになった。
ロンバルティア州なのに「ピエモンテ」と名前がついているのはなぜだか分からんが、かなり美味いぞイタリアンビール。黒と赤と黄色いのがあって、黒のほうが赤よりもサッパリしていた。


そして今日はホームパーティ。フィリッポのおうちの素敵なベランダにテーブルを出して、蚊取り線香とロウソク並べて晩ご飯だ。
今日もピエトロが遊びに来て一緒に食べる。


プリンもでかい。


近隣の住民たちも休暇中で、ほとんど空き家。
なんと幸せなディナー。


●今日の行程:
ミラノ滞在

(2011/8/12)