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黄金のキリスト像。
日本で言うと三十三間堂の仏像とか、そういった国宝クラスの風格を感じる。
単なる小さな村に泊まったつもりだが、オーストリアには、小さな村にもこんな国宝クラスの像がゴロゴロしているのだろうか。
観光バスも何台か来たし、割とすごいところだったのだろうか。
政治力のある坊さんでもいたのかなぁ。
何であれ、相当な富を集めた時代があったようだが、たまたま通っただけなのでよくわからん。
そしてドロミテ目指してドライブ。
とりあえず、州都のボルツァーノへ入る。町の中心の地下駐車場に車を停め、地図と昼食。計画を練る。
まぁ計画といっても、けっこう行き当たりばったりだ。
地図を見ながら景色の良さそうな山小屋の見当をつけて、そこに出向いてみる。
昨日までのドライブでも、いくつも格好いい山見てきたが、またさらに違う。
なんて形容すればいいのかな。通常の物理学を無視したような、ツンツンした山塊がいくつもあって、ちょっと移動するとどんどん景色が変わる。
ツェルマットから見るマッターホルンは確かに格好よかったが、基本的にどこかで見たことのあるあの構図だ。それに対しドロミテには、主役となるような岩山が無数にあって、ちょっと角度を変えるとまた形が変わってくるからおもしろい。
いくつかの候補の中から、 山塊の登山口にある山小屋へ行ってみた。
とても格好いい景色で、2軒のうちの一つで空き部屋が見つかる。日本の山小屋とは違い、ダブルベッドで夕食もつき、電気も使える。山小屋とホテルに明確な差はないのかもしれない。
ここで問題発生。本当は一般車侵入禁止エリアだったらしい。
どうりで似たようなワゴン車ばかり走ってる訳だ。仕方がないので、一端麓まで戻ってバスに乗ることになる。
スキー場の駐車場からバスが出てる。1時間に2本くらいだったかな。往復で9ユーロ。
全般的にスイスよりも物価が安い。
無事に山小屋まで戻れた。1、2時間かかったかな。
確認した訳ではないが、どうも家族経営の山小屋なんじゃないかと思う。長男らしきお兄さん(20歳くらいに見えたが、もっと若いかも)が誠実に対応してくれた。妹さんも美人で、そこそこ英語が通じる。
晩ごはんがとても美味しかった。
きのこのパスタは、ヨーロッパに来て以来のトップクラスの味だ。
日本でも、山のきのこは美味しいからなぁ。やっぱりこのへんの特産なんだろうか。
(2011/8/9)
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