3/1 マウントクック 休息日

昨日は一日かなり頑張ってしまったので、今日をリラックスに当てることにする。キャンプ場の朝はそういうことに向いている。
朝食後芝生にねそべって日記をつける。ホームページの更新がかなり遅れていて、これを書いてる今はシンガポールまでの分しかアップできていない。リアルタイムを名乗るのもはばかられる。かなり小さな村にもネット喫茶のようなものはあり、原理的には更新ができるのだが、更新のペースを作れないままどんどん溜まってしまっている。

昼食はハミテイジホテルにて、タイ風カレー。久しぶりの外食、久しぶりのビールだ。おいしいなぁ。
今日は人並みに屋根の下で眠れる。ユースホステルでチェックインを済ませ、洗濯と買い物。

今日はレッドターンズトレックを登った。昨日のセアリーターンズと同じような急登だが、標高差は300mほど。やはりよく整備されている。
マウントクック村からはマウントクックは見えなかったり、一部が隠れている。しかし村から1時間も歩くと徐々にその姿をあらわし、いろいろな角度からその勇姿を楽しめる。
レッドターンず
今日のコースは、上まで登ると赤い池を囲む、日本庭園のような空間が広がっていた。高層ホテルの中庭に広がる空中庭園のようで微笑ましい。目の前には明治通りの交差点でなく、白い山並みが広がっているところは大きく違うが。何だか写真に収まりやすい景色である。

帰宅後、夕食を作る。長粒種の米しか手に入らなかったので、でたらめに無国籍風にしたて上げた。これがまぁなんとおいしくいった。まずい、普通、うまいのランクでうまいに入る。びっくりだ。
作り方は、
1.米を研いで水を吸わせておく
2.水を適量加える。砕いたピーナッツ、刻んだハムを入れる。
3.醤油、ショウガを適量加える
4.炊く。蒸す。
乏しい材料と調味料のほぼすべてを駆使して作ったが、わざわざそろえたかのようなちゃんとした味となった。改善点としては、バターなどを加えれば長粒米のぱさつきを押さえることができそうだ。

初めはどうなるかと思ったが、マウントクック村での3日間はとても充実したものになったといえる。山小屋に泊まれなかったのは残念だが、(ミューラーハット!セアリーターンズの景観から推測するに、そこで過ごす一夜は格別のものなるのではないか)キャンプ場生活はその代役を十二分に果たしてくれた。何しろ天気が良かった。星もきれいで展望も楽しめたとか言う以前に、そもそも雨が降っていたらどうしたのだろう。村からのコースは簡単すぎてつまらないかとも思っていたが、杞憂以外の何者でもなかった。樹林帯は少なく、少し登れば雪山になる。コースは変化に富み、展望に優れている。日本ならば3000mの頂にしか残っていない世界がすぐそこにあるようだ。

(3/2,2003 記)

写真集 No,2

Mt.Cook 2/27-3/1