水没・イルカ・クジラ・南島

本日は南島に上陸するツアーに参加。1日中船に乗って、クジラを探したり、イルカといっしょに泳いだりする。

状況は良いらしく、結構すぐにイルカが見つかる。
ハシナガイルカとバンドウイルカという2種類がいるそうで、一緒に泳いでくれるのはバンドウイルカ。どちらもたくさんいた。
イルカの泳いでいるところを見ると、なるほどホ乳類だと納得できる。シュノーケルで息継ぎをするように、背中を水中から出してスースー呼吸している。知識としてはわかっていたが、実際に見ると素潜りをしている人間とそっくりだった。
水中から見ると、何だか不思議な質感である。青い世界の流線的な肌。メタリックな感じもする。
運が良いときは手の届きそうなところまで近づいてくる。1分足らずだが、本当に一緒に泳いでいる感じになる。
結構忙しい。船はイルカの進路へ回り込むのだが、準備をして合図があったら右へ泳ぎ、左へ泳ぐ。運が良ければイルカと泳げる。が、イルカのほうが早いため、すぐに通りすぎる。そして船に拾ってもらい、またイルカの進路へ回り込む。

このようなイルカとの最初の遭遇時、なんと、デジカメが水没してしまった!!!
あせってバックルをちゃんと閉めなかったのかもしれないし、泳いでいるときに何かの拍子に外れてしまったのかもしれない。泳いでいるとき何か違和感を感じたが、船にあがって確認してみると、バックルは開きハウジングは水筒と化している。
あぁやっちまった。
すぐさまメモリーカードを抜きとるが、データも多分無事ではないだろう。

その後は水没したことにがっかりしながらイルカと泳いだり、
水没したことにがっかりしながら南島の美しい景観を見ながら昼飯をたべたり、
水没したことにがっかりしながらデッキで昼寝したり、
水没したことにがっかりしながらクジラを見たり、
水没したことにがっかりしながら興奮したりしていた。

あぁ、どうしよう…

(2004 5/6)


その後データは生きていたことが判明。CFは丈夫で素晴らしい。カメラは壊れて会社では怒られた。

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本のほうが読みやすいぞ