5月6日 さるびあ丸

快適な船旅が続いている。現在大島の元町港を出たところだ。 海はベタ凪で、風もあまりない。 キャンプ上でとなりあわせたおじさんと同乗している。


今回のたびのコースどりは素晴らしかった。色々と回れたしどこもきれいだった。 何しろ帰りを考えなくていい。自転車旅行にいく場合、なるべく周回コースをとるようにしているが、伊豆半島では行き帰りがどうしても同じになってしまう。(先月通ってばっかだし)
自転車で伊豆一周しようと思っている人はこのコースも考えてみてはどうだろうか。輪行袋があれば熱海や稲取からも大島周りのコースが取れる。

野宿をするにしてもバリエーションが取れた。 砂浜3泊に民宿一泊、キャンプ場3泊遠い親戚宅1泊。あ、8泊もしてたのか。 移動中の1泊と神津島での1泊は随分と違う。

一番辛かったのは下田からの船。あれは寝てるしかないようだ。
次は修善寺への雨中行。それ以外は雨のテントは雨の翌日、洗濯物を乾かしている間が寒かったぐらいで、ほとんどが快適だった。

たべものも美味しかった。海ぞいに走っているので魚が中心となったが、日本の海は豊かだ。一番美味しかったのは何だろう。まぁどれも美味しかった。あしたばの天ぷらと戸田で食べたお刺し身が良かっただろうか。


自転車で一人旅をするメリット。

  • とにかく自由である。ほとんど全てを自分できめ、行動する。何も縛られるものがない。すべて自分の時間である。
  • きれいな景色。たとえば海ぞいの道を走る場合、一番海に近いのは僕だ。自転車のスピードなら素晴らしい景観を見逃すこともない。そういう物にであった場合、いきなりとまって写真に収めることもできる。
  • カタチがわかる。カタチというのは地形のことだ。距離や標高を体で実感することができる。ああだからここに集落があるんだ、とか確かにここは県境だな、とか。
  • 目的地までの土地を全て体感することができる。体力の関係上、通過する町では大体休憩をとることになる。むき出しになっているので土地と自分を隔てるものも存在しない。
  • まぁ意外と速い。1日100kmくらい進む。他の交通機関とは比べるまでもないが、路線バスとはいい勝負だと思う。荷物はあまりもてない。担ぐよりは随分楽だが、厳選する必用がある。

船が東京湾に入った。春の夕方の海で穏やかだ。 隣のおじさんは船のことなどをいろいろ教えてくれる。

今回できなかったこと。
一番悔しいのは釣り。神津島の魚はでかかった。ああいうのがいるとは…
ああ悔しい。

達磨山からの星景色も撮れなかった。しかしあの辺はあまり晴れないのではないだろうか。冬にでも再挑戦しよう。

今回挑戦したテーマの一つであるHPリアルタイム更新はなかなかうまくいったのではないか。まあ段々更新が遅れてきたが。写真をもっと載せたほうがいいのかもしれないが、意外と面倒くさいし電池を食う。もうちょっと撮ってあるので帰ったら載せる。モバイル機器もよく機能した。電池も良く持ったが、携帯電話がもうすぐ危ない。 救急電源でしのいでいる。思ったよりも充電のチャンスがあったので、次回はもっと活用しよう。局番+177の天気予報はラジオよりも便利だった。

18:10横浜港入港。竹芝桟橋まではあと2時間ほどらしい。
明日からは現実の生活に戻る。


2001年5月6日 記



本日の走行距離 km
使用金額 食費 円 自転車運賃 1450円


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