海抜1955m
行程見ノ越-剣山-一ノ森
山登りに備えて、靴やら防寒具やらそれなりの量の荷物を持ってきたが、それらはかばんの底で眠っていた。
これがよかった。夜、何かの音に起こされる。風の音ではなく雨がふっていると寝ぼけた頭で判断したが、テントが朝まで雨に負けることはなかった。神津島でキャンプをしたとき、風には強いが雨には弱いという特徴が判明したが、今度は雨にも負けなかった。 コスト的には民宿にとまってしまったほうが荷物もへるし楽である。 しかしテントにとまるのは自分の秘密基地ができるようで満足感が大きい。 雨があがり準備完了。頂上を目指す。 手が届きそうな低さを雲が流れる。その隙間からときおり覗く空は深く、青い。
高山植物や苔類はしずくを含んでいる。そこに一瞬太陽光がさしてくる。
ちょっと物足りないので一ノ森への尾根道を進む。観光者は剣山までの人が多く、ここからは静寂の山歩きである。笹に囲まれた道を30分ほど登り下りして、一ノ森。頂上からは剣山と、その向こうのジロウキュウが立派だ。
頂上直下にはヒュッテがある。ラーメンを食し、今日の行動を終了する。 晩ご飯をいただいた。あまごとおこげのご飯がとてもおいしかった。
同宿者は3人組と単独行の中年に客だか従業員だかわからないおじさん。 雲の隙間からときおり澄んだ空があらわれるが、夕暮れの時間はガスってしまった。明日の日ノ出はどうだろうか。 (2002年8月15日 記) |
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本日の走行距離 | 0km(徒歩3時間) |
使用金額 | 7000円 (うちわけ ビール 500円×2 宿泊 6000円) |
登山口 |
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苔むす |
昨日登った道を見下ろす |
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湧き上がる雲 |
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雲の切れる瞬間 |
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