「今日のごはん」をさかのぼってみると、皆を呼んで結婚式をしたのはたった3年前ということになる。 月日が経つスピードはどんどん早くなっているような印象に反しているような感じだが、まぁ無事に3年間過ごせたのは祝うべきことだ。
ということで、結婚式やった丸ビルの「オザミトーキョー」へ久しぶりに食べに行く。
この店に子連れで入店するには、個室を予約する必要がある。
個室は大人4人以上必要で、妻は産休時代に友人誘って平日のチャージ料サービスを利用していたが、僕は久しぶりだ。
今回はお互いの姉を誘ったが、どちらにも断られた。ので、元同居人夫妻やら友人やらに代打を依頼。
・この店で食べるのは多分10回目くらい。料理もお酒も相変わらず美味しく、景色も良い。
普通の結婚式やるには不向きなのだろうが、我々はここを選んでよかったと思っている。
ワインは、コースに合わせたグラス4〜5杯のセットがお得で美味しいと思う。楽だし。
・フォアグラを使ったメニューが多い気がする。今日も一、二品出てきた。
・今日は4人でワイワイ食べたので、いつもより料理自体に集中しなかったような。
・メインは、お勧めの牛ステーキを頼んだが、妻が頼んだ豚肉のやつのほうが凝っていて美味しかったように思う。
この手の料理屋さんのメインは、牛ステーキはハズレは無いが、大当たりも無いような気がする。牛ステーキは食材さえ入手できれば、自宅で焼いてもそれなりに美味いのでは。
・娘は終始期限悪くならなかった。
オープン直後の17時スタートにすれば、さすがに後に客入れるだろうと思ったが、ワイワイ飲み食いしているうちに4時間くらい経っていた。
すまん娘よ。一品減らしたコースにすべきだった。
我が家の結婚記念日恒例行事、味噌作りは三回目。
今年は保存容器を袋タイプのジップロックを利用。
半年以上の熟成期間の中で、空気に触れたところからカビていく。昨年はその対策として、タッパーの中にぎゅうぎゅう詰め込んで熟成させた。カビの発生は抑制できたものの、熟成とともに発生するエキスがこぼれていった。
今年はそれを見込み、体積に余裕を見つつ、空気を抜いて保存。天地返しも楽だし、うまくいく気がする。
尤も、昨年も上手くいくつもりではあったのだが。
昨年作ったひよこ豆の味噌も美味しいので、材料は大豆に限定する必要はないようだ。
が、今年は閉店間際の市場の乾物屋で慌てて豆類を調達したため、それほど様々な種類の豆を吟味できなかった。
普通の大豆、緑系の大豆、黒豆の三種類を入手し、味噌化を目指す。黒豆で味噌ができるかは定かではないものの、煮た段階では十分期待できそうな感じだ。
昨日はフレンチだったし、明日はカワハギを刺身にするつもりだ。3連休中日は粗食にしよう。
豆スープは、味噌作りの過程で出る濃厚な豆ダシを利用。残り物の粗食ではあることも確かだが、わざわざ作ろうとしたら相当大変なはず。滋養が利いている感じで大変好評。
キムチは昨日市場で買ってきた、おそらく韓国系のお姉さんのところの手作りキムチ。それほど辛くなく、スーパーで売っているやつよりずっと美味しい。また今度買ってこよう。
同僚の若者とカワハギ釣り。
釣りの前日は、なぜかよく眠れない。遠足前の小学生のような心理もあるが、睡眠不足は船酔いの温床となるので早く眠らなければと思うプレッシャーが、逆に眠りに落ちるのを阻害する。
先週の鯵釣りではそのパターンのどつぼにはまり、全然眠れなかったが、今週はそれよりだいぶマシ。そこそこ眠って5時に出発。
だが同行者がなかなか迎えに来ない。釣具会社の若手の中でも随分と熱心な釣り人なのでよもやと思ったが、寝坊したらしい。
釣り行かないほうが嫁の機嫌は良いとも思うが、気持ちとして不戦敗は悲しい。予定していたのは松輪港6時出船の7時出航だが、もっと手前でもっと遅い時間出航の釣り宿なら間に合うかもしれない。
同行者が迎えに来るまでの間にいくつか調べたところ、先週に引き続いて金沢八景7時20分出船ならば間に合うかもしれない。新修丸さんという、カワハギとカサゴを専門にしているらしい、マニアックなのかもしれない釣り宿。最善の選択肢がどうかを検証するヒマは無い。第三京浜飛ばして船宿に向かい、まぁそれほど遅刻でない程度で無事出船。まずは不戦敗を免れた。
カワハギ釣りはテクニカルな釣りとされる。魚が居ないことは少なく、エサだけとられるようなことが多い。腕の差が出やすい釣りだが、腕だけでなく道具の差も出やすいらしい。
腕のほうはそれほど覚えがあるわけではないので、道具に頼る。同行者が社内の最高級カワハギ竿調達してきてくれたので、それなりに期待はできるかもしれない。
釣り場はそんなに近くなく、航路渡って千葉県側へ。もっと手前の観音崎あたりにもカワハギ居るような気がするが、漁業権とか関係しているのだろうか。
大貫沖とか竹岡沖と呼ばれるあたりの海域で、どんどんポイントを変えていく。カワハギ釣りはまさに盛期のはずだが、今日は多分それほど良くない日のようで、回りもそんなに釣れていない。カワハギは女性にもだいぶ人気のようで、右舷中7人のうち3人が女性。
その中で、結構僕は釣れているんじゃないかと思う。たぶん道具のおかげだろう。
広い広い世界中の海の中で、カワハギにとって最も危険な海域は、ほぼ確実にこの東京湾だろう。
カワハギなんて、釣りの対象魚にすらなっていない地域だってまだ結構多いのでは。確かに間抜けな顔で、初めてこの魚体を見ても情けない魚が釣れたな、という印象を持ってもおかしくない。
が、一旦かかれば結構引くし、確かにこのゲーム性はたまらない。その上、美味しさも最高クラスだ。どうもこの釣りをメジャーにしたのは今の勤め先のようだが、そのように新しい価値感を作り出していくのは素晴らしい。
相変わらずポイントはどんどん変えていく。水深は20mくらいかな。 航路のど真ん中で船団作って流したりしていたが、航路法上禁止されていないんだっけ?
納竿は14時半くらいだったかな。終わってみれば11枚、なんと竿頭、人生初だ。
確かに大物一発よりもチマチマ小物釣る方が得意な気がするが、主に道具のおかげじゃないかと思う。
あと、盛期にしては随分渋い日だったが、腕よりも運が左右する一日だったのかもしれない。
釣船一日乗っていると、乗っているだけでそれなりに疲れるが、自分で操船するときやカヤック漕ぐときよりはずっと楽だ。特に片づけが。
帰宅後、魚を捌く余裕もあるので今日はカワハギ三昧。11尾捌いたら段々早くなってきた。
やっぱり美味しい魚だよなぁ。基本的に釣った魚はうまいことが多いのだが、その中でもトップクラス。 一番好きな魚種を問われたら、もしかしたらカワハギって答えるかもしれない。
今日は鍋。肝は昨日全部食べてしまったので肝会えほどのインパクトは無いが、良いだしが出てしみじみと美味い。ショウサイフグのアラ汁も旨かったが、フグ科全般の特徴なんだろうか。
トラギスは唐揚げに。派手なカラーリングが災いしてか、ほとんどの釣り人は持って帰らないが、味はシロギスと変わらないと思う。
毎回、持って変えるのを躊躇するが、持って帰って後悔することは少なかったりもする。
味噌仕込みで出てきた豆の煮汁のストックで、スペアリブを煮た。下処理も何も無く、食材ぜんぶぶつ切りにして、ただ煮ただけ。相性は良いはずだから、適当な料理でも大失敗はしないだろうというような作り方だったが、予想以上に美味しくてビックリだ。
豆とスペアリブ、やはり相性の良さは抜群。足し算的発想の料理。
お腹に来る風邪を引いた。熱は無いようだが。