最終日

長かった旅行もいよいよ最終日だ。
イスタンブールも軽く観光するか。

五十嵐大介のマンガ「魔女」に、イスタンブールを舞台とした作品があるが、そこで取り上げられた場所を中心に見に行こう、ということになる。


地下宮殿。
「宮殿」という名はちょっと誇大広告で、実際は貯水施設。
とはいえ、古代の貯水施設としてこれだけの建築物作るのだから凄いと思うが。
ただでさえ怪しい雰囲気の中で、メデューサの首なんて発見されてしまうが、貯水施設なんだし、単なる廃材利用なんだろうなぁ。



アヤソフィア。
元キリスト教、地中海世界東側の総本山。現イスラム教の寺院。
イスラムだけあって、サッパリしている。


大聖堂なのに、ノラ猫がのんびりしている。
購入したイスタンブールのガイドブックにはネコの話ばかり書いてあったが、確かにトルコ人のネコ好きは筋金入りだ。

この大聖堂は屋上まで登れず。2階の展示物が見れるくらい。
ミラノ、ベネチア、ローマと大聖堂見てきたが、ミラノが一番気に入った。
五十嵐大介の作品では、かなり禍々しい場所として描かれているが、歴史を知らずにこの建物見てもそこまでの想像力働かないよな。


昼飯はケバブ。
トルコ版の串焼きで、ヒツジ肉とつくねを食べた。
これぞ肉、という感じにジューシー。

その後、もう一度バザール見てちょいとお土産買って、イスタンブールの短い滞在も無事終了。
イスタンブールでは、道行くおっさんたちがすぐに声をかけてくる。
都会や観光地で向こうから声をかけてくる人たちって、大体は怪しい人たちだと相場が決まっているが、このおじさんたちはよく分からないな。
緩い営業をしてくる場合もあるが、親切で声をかけてくる人たちの方が多い印象だ。人懐っこく好奇心旺盛なんだろうな。
95%は信用できる田舎のおばあちゃんほどでは無いが、7割くらいは信用できる感じ。

トルコ語はさっぱり分からないが、そんなに緊張を強いられる感じはなく、居心地の良いところだった。


●今日の行程:
イスタンブール-成田

(2011/8/20)