トップ | ||
Back | もくじ | Next |
ネット更新後はもうひとこぎして海水浴場へ。海に飛び込む。建設的にして享楽的、質実剛健で自由奔放な生活だ。
昼食を食べ、午後の部は4時ごろから始める。この地方は風は快適だが、やはり日差しは強い。東京の気違いじみた暑さとはまったく室が違うが、やはり日中は暑い。
そこでここからが問題なのである。泊まるところを確保したいなら早着が大原則だ。しかし日が傾くほど、自転車をこぐには有利になり距離を稼げる。宿を確保すればなかなか進まないし、前に進もうとすると寝るところがなくなる。
この日は3件目のキャンプ場で寝床を確保。海ぞいの素敵そうなところは避け、郊外の何のへんてつもないところを探したほうが値段も安くてすいていて良いようだ。
La CiotatとCassisの町の境目にあるのだが、カシスと言うのはリキュールのカシスと関係あるのだろうか。
海外旅行のガイドブックのベストセラーといえば、言わずと知れた「地球の歩き方」だろう。これを持っていると日本人だとばれて、カモにされるという逸話もあるほど有名だ。(そんなことしなくても日本人だと分かると思う。)
外国のバックパッカーは、たいてい「Lonley Planet」というシリーズを持ち歩いている。今回、日本語版が登場したと言うことで、南仏編とイタリア編を買い求めた。ここ数日は、南仏編の1章分がちょうど1日の行程となっている。
さすが世界的に支持されているだけあって、すごい情報量だ。安宿、おいしいお店、キャンプ場、ネット喫茶など、個人旅行者に必要なことはたいてい載っている。それどころか、同性愛者、ベジタリアン向けの情報まで載っている。
辞書のようなスタイルで、写真は少ない。しかしそのような文字の羅列だけでど旅への憧をかきたてることができると知ったのはちょっと驚いた。
イギリス系の人が書いているらしく、シニカルで冷静な姿勢と言うか、悪く書きときはとことん悪く書いているのが参考になる。一例をあげてみると、
「支配人は偏屈かもしれないが、立地は取りあげる価値あり」というホテル
「村の中心にはありふれたさえない海ぞいのレストランやカフェがたくさんある。思い出に残る食事がしたければ美食の丘を登ろう」
など。悪く書かれているものがあるので、絶賛されているものは本当にすごいのだろうと感じられる。
こうなると、日本がどのように書かれているかが気になってくる。一冊買ってみようかとも思う。
今日の走行距離 70kmくらい
(2004 8/11)
トップ | ||
Back | もくじ | Next |