トップ | ||
Back | もくじ | Next |
まずは市場へ行った。行ったと言うよりは、狭い路地をうろうろしていたら周りが市場になった。
確かにヨーロッパの街かどは首尾一貫しているようで、旧市街の狭い路地裏は大変風情がある。多分数百年前とそれほど変わってない景観なのだと思う。日本でもぽんと町行ったときなんて面白く感じたが、こちらはもっとさりげなく、テーマパーク的でない。路地裏のさらに路地に入っても、一貫して昔のままだ。
海のそばの市場で、果物買って食べた。
今日の寝床。
カンヌを過ぎて(素通り。ビーチは混んでるし映画も興味ないし。)しばらく行くと、道はレステエル山塊というリアス式海岸のようなところに入る。道が高みに登れば、ニースからカンヌまでの海岸線を一望できる。
このあたりのキャンプ場を探すが、なかなか見つからない。あるいは地形が険しいため、そんなものを作る余裕がなかったのかもしれない。インフォメーションで地図をもらってこなかったのは失敗だった。
もう走りたくねぇよと思ったころについたのがル トロイヤ。観光案内版によるとこの村にキャンプ場はないようだが、ユースホステルはある。そこの裏庭でテントをはることにした。(別に突飛なことをしているわけではない。ちゃんとそういう料金設定もある。)
しかしユースホステルにつくまでが長い。昨日もそうだったが、ユースホステルは小高い丘の上にあって、もうへとへとなのにかなりな急勾配を登る必要がある。そのかわり景色は良いのだが。
こっちの人って丘の上にすむのが好きなのだろうか。今塩野七生を読んでるからそう思うのかもしれないが、このへんの人はのんきに盆地にでも住んでいると、たちまち蛮族に襲われるということなのかもしれない。
この国では水と平和に加え、便所まで有料で、小銭がなくて小便するのに苦労した。
(2004 8/8)
トップ | ||
Back | もくじ | Next |