娘のチーム、秋の公式大会。
六年生いない、サッカー経験長い子いない、センスある子もいないという、弱点だらけで武器がないチーム状況だが、みんな少しずつはサッカーに慣れてきた。
今の力でどこまで通用するだろうか。
またまたボロ負けかと思いきや、今回はちゃんとサッカーになった。
少女カテゴリーは、遠方からも選手が集まるような一部の強豪チームを除き、どこも台所事情はそれほど変わらない。チームを成立させられるギリギリくらいのとこはうちだけでは無い。
今日の組み合わせは、言ってみればそんなチーム同士の戦いではあったが、うちのチームも新学年になって以来の大熱戦。みんなすごく頑張って、ハラハラしどおしの2試合を1-1,0-0の2引き分けでしのぎきった。
初めて勝ち点という概念が身近になる。
最近、少し守れるようになってきたからな。
特にうちの娘は、親の欲目を差し引いても、獅子奮迅、神出鬼没の大活躍。ドリブル突破の技術やキック力は無いが、俊足と戦う気持ち、疲れを知らないような驚くべき運動量。
チームがピンチになる場面では、ピッチ上のどこであっても駆けつけて、必ず体を張ってくれる。
うちのキーパーもだいぶ慣れてきたし、相手だってメチャクチャうまい訳でもない。ちゃんと守備すれば、危ないシーンは続いてもそうそうゴールは割られず、サッカーになる。
そうは言っても、耐え続けるのは精神的にも肉体的にも辛いはずだ。こういう熱戦で負けなかったのは、間違いなくチームの財産になった。 今後の成長が期待できる。
それにしても僕がサッカーをしていた10年間、今日のうちの娘ほどの、勝敗を大きく左右するような大活躍ができたかというと、そんなに自信はない。
我が子がカッコ良く見えた2試合だった。
久しぶりの海外旅行はオーストラリアへ。 今年の4月から、一家全員で留学生活している姉のところへ遊びに行った。
子どもの学校は、秋休みの4連休に1日ズル休みを加えて4泊5日。前後1日は完全移動日なので中3日。
滞在中は姉家族にお世話になりっぱなし。 海外行ってこんなに英語を使わなかったのは、子どもの時以来だと思う。
姪っ子たちに会いに行き、その生活を見てこようと言うのがメインの旅行。 特に目的地があるわけでもないので、姉の薦めるままに、ワイナリーや市内のカフェ、郊外の温泉なんかに行った。
物価が凄く高い。
空港だけがと思いきや、スーパーでもどこでも、日本の倍くらいしそうだ。
これまでオーストラリアには、15年ほど前と30年ほど前に来たが、そんなことは無かったはず。
聞けばやはり最近の世界的な傾向で、我々日本のみがその流れから外れている。
世界的なインフレ傾向というのは、ニュースでは分かっていても、ここまで肌感覚では実感してなかったな。
メルボルンはまさに国際的都市で、街なかでも国際空港のように様々な人種が平気な顔して歩いてる。
この国の200年程度の歴史の中で、特に最近移民やら留学生をたくさん受け入れて、どんどん変わっているのだろう。
元々住んでいた現地人は、帝国時代の入植者たちが滅ぼしてしまったし、その白人たちの歴史も人口比率も、それほど大きい訳ではない。誰だってそんなに差が無く暮らせそうだ。
中国の富豪が自分の子どもを留学させるなら、そりゃあ東京よりもこっちを選ぶだろうな。
一方、姪っ子たちの通う学校は、元々の住人が多いエリアで、9割方白人。
なんかすげえアウェイ感ありそうだ。
こんな環境下で小さい子たちが二年間頑張ると言うんだから、本当に偉い。
翻って考えると、うちの子たちには自分たちが受けてきた、トラディショナルな日本の教育しか想定してないよな。
物価も人口流動も、後戻りできない世界的な変化で、それに対応していくには我々が受けた教育では不十分な感じはするのだけど。
娘のチーム、予選残り1試合の強豪チームとの対戦は、順当に大差をつけられて負ける。ただ、内容としては、なすがままにやられるだけではなく、少しは抗戦できるシーンも見えるようになってきた。今後に期待はできるな。
結局のところ、予選リーグは強豪1チーム以外の3チームはほぼ同格で、4チーム中3位。決勝ラウンド進出。組み合わせに恵まれたと思うが、負けてばかりだった選手たちも少しは自信がついたかも。
試合後は、WEリーグカップの決勝を観戦。
入りそうでなかなかゴールが決まらない熱戦は、やっぱりPK戦までもつれ込んで、広島が初タイトルをつかんだ。
子供たちは、試合前のエスコートキッズやら、試合後のセレモニーやら、いろんなところでサービスを受ける。まぁそういったところから営業していかないと、女子サッカー界の興行も発展しないだろうしな。
優勝選手たちにハイタッチしてもらって、子供たちは「手を洗わない」とか言って感激していた。
今回のフィールドテストは、僕が船長で相模湾に出船することになった。
レンタルボートでの釣りは、気軽さや計画の自由度、何よりも試作品の情報秘匿が容易という点で、釣り宿に仕立て船を頼むよりもメリットがある。その一方、魚を釣るポイントに関する情報や操船テクニック等、肝心の魚をかけるスキルに関しては、釣り宿の船長のほうがずっと上だ。
が、今回は情報の秘匿性を優先させた上、船長のスキルに関しては「釣れる魚なら何でも良い」と目標を下げることで対応する。トップシーズンだし浅場でエサ釣りすれば、フグなりネンブツダイなり、どうでもいい魚なら何かしら釣れるだろ。
同僚4人のっけて、まずは烏帽子岩界隈を目指す。ジャンルとしてはカワハギ釣り。
天気、海況はこの上ないほど素晴らしい。
狙い通り、いろんな魚が釣れた。
フグ、キタマクラ、ベラ系、ネンブツダイ、トラギス類といった、カワハギの定番外道オールスターに加え、エソ、割と型の良いアカハタ、ちっちゃいオニカサゴ、スズメダイ系など、たぶん5人で10目釣りは達成したと思う。
ただ、何故だか本命カワハギは不在。これだけ定番外道が釣れてるのだから、そんなにポイントは外してないと思うのだけど、まぁ居なかったということにしよう。
目標どおり試作機のテストもできたし、後半はボーナスステージとしてアマダイ狙いへ。大磯方面の水深60-80m当たりに転戦。
船中2,3尾捕れれば上出来かな、と思いきや、1投目からアタリ。イトヨリゲット。
その後も本命アマダイも釣りあげ、しかもそれが結構続く。
アマダイ狙いの2時間で、5人とも全員複数釣りあげるという快挙。前半のカワハギ狙いでは、アカハタくらいしかキープできなかったのが、後半アマダイは大体キープできる魚で、最終的にアマダイ14にイトヨリ8、アカハタ2尾がお土産。
試作機の評価もバッチリできた。
こんなに順調にいく日もあるんだな。
遊漁船乗っても、こんなに釣れる日はそうそうない。
毎回こんなだったら、会社にも堂々とボート代請求できる。
勝因としては、天候がよく、無風ベタ凪で操船が楽だったこと、潮回りが良かったこと、季節が良かったこと、あたりだろうか。遊漁船のアマダイ狙いっぽいやつの近くにいったのも良かったのだろうし、いろいろ運が良かったと思うが、一つ成功体験を積めたのは今後生きるのではないか。