■Back ■Next ■Home

2020/8/9(日)

今年の一大目標は家族でキャンプ。
まぁ、野営道具をすべて人力で運んで、とまでは言わない。とりあえずオートキャンプからで良い。 子供が産まれて7年経ったが、子連れで野営したのは、意外なことにアメリカ皆既日食の一回のみだ。そろそろ、子供たちにも野営生活に慣れ親しんでおいたほうが、教育上良いように思う。
冒険図鑑に触発されてにわかにアウトドア熱が高まった姪っ子も連れて行き、このところよく一緒に旅行するADMちゃん一家と合流する2泊3日計画。総勢大人5人に子供5人。


アクセスが良く、標高もあって涼しいのは富士五湖エリアだろう。
湖畔のキャンプサイトでも、と思ったが、すでに予約埋まったところと、早いものがちキャンプ場と。調べてみると、早い者勝ちキャンプ場は、けっこう壮絶な場所取り合戦になるらしい。テント泊ってそういうものだったっけと違和感はあるが、確かにお盆休みにキャンプ場泊まったことなかった気もするし、キャンプブームとコロナの相乗効果というのもあるようだ。

それでも何とかキャンプ場の予約に間に合う。
田貫湖のペンギン村キャンプ場というところ。常設テントのサイトのみ予約が残っており、自分のテントじゃないのかとテンションが下がったが、現実的に考え直すと、姪っ子たちまで車に乗るとテントや椅子は宅配便で送る必要あるし、子供の面倒見ながらテントの撤収しなくて良いのは却って好都合だ。

昼過ぎの到着目指して、10時ごろ出発。
富士五湖エリアは東名でも中央道でも似たようなものだが、中央道のほうが渋滞少なそう。 何だか高速乗るまでの近所の道がひどかったが、何とか抜け道を駆使して都内の渋滞を突破。
あとは楽勝かと思われるも、子供が車酔いしたり、河口湖周辺もかなり渋滞していたり、計画より+1時間くらい。まぁ想定の範囲内ではあるが、うちのほうが先について遊んでられるかと思ったが、遅れての合流。

到着すると、割と体感的に涼しい。作業をすると汗ばむが、座ってれば快適。 林間のキャンプ場で、広い敷地内のはじっこのほうには小川が流れ、そこから富士山が覗かせる。


テントとテーブル、椅子は借りられるので、持参の道具はタープにバーベキューセット。
片づけや設営もこのくらいなら楽だな。


ハンモックはほぼ子供の遊具。家でもたまに遊んでるのに、キャンプ場ではもっと遊んでた。

しかしまぁ、登山中とか自転車旅行での野営と、オートキャンプは似ているようで結構別物なんだな。付近のサイトを見ると、皆さんの凝りようが結構すごい。
調理はほぼ必ず焚き火台やバーベキューセットを用いて、薪を燃やす。 椅子、台所なんかもずらっと並べて、アウトドア用品と言うよりは素敵な家具だ。 車があるからこそ運べるものばかりで、4人程度で乗ってもミニバン満載になるだろう。

人力ですべてを運ぶアウトドア趣味の人が持つ、ミニマミスト的な美学からすると違和感はあるものの、別物として考えれば、その価値観も理解できる。
というかこれは、別物として考えないと、お互いを邪道呼ばわりしてしまう気がする。


各自、いろんな方法で火おこし。


でかいアユを炙る

チャリダーとテント泊で縦走する登山者は、けっこうお互い流用可能な価値観がありそうだが、BePal読んでるオートキャンパーと人力移動しながら野営する人たちは、目指している方向性がけっこう違う。
目的と手段が、お互い逆になっている。方や野営は必要に迫られた手段であって、何らかの制限内で効率的に行うものだし、他方は快適に野営すること自体が目的なので、それを実現するための手段には車でも何でも使ってしまう。ある意味180度違う。
共通してるのは、ヘッドライトとかのちょっとしたツールくらいなのかもしれない。


大人も気軽に酔っぱらえるし、子供たちも楽しそうだ。

そういったオートキャンプがずいぶん人気があるようで、予約取るのもすごく大変だったが、社会全体で言えば良いことだと思う。
自然災害が発生したときの対応力は向上するだろうし、オートキャンプでも、世界は街中の人間社会のみで閉じているわけではないことを感じるきっかけにはなり得るだろう。


夜、チビ2人が迷子になって、ちょっとした騒ぎになる。
が、キャンプ場は自然なようで管理されてるし、周囲の目もたくさんあるので、まぁ大きな心配にはつながりにくいな。

2020/8/10(月)

今回のキャンプのメインイベントはカヤックツアー。自分の艇持って行くのは大変なので、レンタルツアー申し込む。
検索するといくつか窓口は見つかるものの、カヤックツアーガイドなんてやっぱり狭い社会なんだろう。実際にツアーをやる人の数は限られているようで、ツアー主催社に直接お願いする方が有利なようだ。
なごみネイチャーコネクションズさんにお願いする。

3家族10人というのは、案外都合のいい人数のようで、お盆のピークシーズンといえど、午前中の貸し切りができた。
貸し切りには拘らなくても、とか思うものの、結構大幅に遅刻してしまったり、子供ばかりの一行だったため、貸し切りだったのは実際とても良かったと思う。

何となく、大人ー子供で2人1組になって1艇ずつかと思ったが、オープンデッキの艇にもっと強引に乗り込む。3人ずつくらい乗って3艇。
たくさん漕ぐというより、けっこう水遊び。水鉄砲で水かけあったり、船から飛び込んだり。


うちのお姉さんは、こういう場面で果敢に挑戦してくれるので、全体が盛り上がる

湖水浴ってやったことあったっけなぁ。子供の頃、やったようなやらなかったような。
予想してたほど冷たくなく、むしろ海よりも温かい。淡水だし、気持ちいい。

沖縄でシュノーケルやったときも思ったが、子連れでこういうツアー参加すると、大人も心おきなく楽しめる。安全面をガイドが管理してくれるので、ハラハラしながら子供にブレーキかける必要がない。こういうのは払うべきお金だよな。


皆が楽しそうだと2歳児も不安なくはしゃいでる


子供たちはあっちこっち乗り換えてるうちに、子供だけの船ができあがる
なんかポリネシアあたりの木彫りみたい。






お疲れさま。
隣の日帰り温泉で、入浴+昼食。


ニジマス養殖所でつかみ取り。キャンプ場のすぐ近く。
こちらの水はすげー冷たかった。


チビたちは走り回る


お姉さんたちは料理のお手つだい


上手に焼きそば作れました


まぁ小競り合いしたり


今夜も肉と酒


長い一日

2020/8/11(火)


最終日。昨日のニジマスは朝食に回る。


チェックアウト時間を間違えて、常設テント場は10時だったが、軽く注意された程度で済んだ。

付近にある「陣馬の滝」へ。静岡県民には多少知られた滝のようだ。
キャンプ場からは歩けないこともないくらいの距離だが、車で行くと駐車場が一杯。第2駐車場へ行くとずいぶん遠くなった。

けっこうな人出で、皆気合の入った水遊び支度をしている。
そして滝のところへ着くと、なんというか、沢登りの途中にでもあるような見事な滝。 相当冷たいので、水遊びもそんなに長時間できない感じだが、それでも結構みな遊んでいる。


軽食食べて、ADMちゃんたちと別れる

うちの子たちは、昨日のニジマスつかみが気に入ったようで、本日も挑戦。 釣りもやったが、かなり釣れない。アタリはあるが、バレたり取り込みに失敗したり。 腕の問題 もあるが、竿が合ってない感じもする。


小腹が空いた。ミルクランドでジェラード食う。

帰りの高速も、家族連れで普通に帰るとどうせ渋滞するだろう。 温泉入って、晩飯も食ってから高速に乗る作戦。
狙っていた日帰り入浴施設は2つほど休業日に当たってしまったが、富士市内で三度目の正直。なんだか静岡県内でよくお世話になる時之栖グループの施設。検索したときは高いと思ったが、1時間料金は割と普通だった。

晩飯はその近くの地元中華。
けっこう美味しいお店だった。末っ子ちゃんがチャーハンを大変気に入り、こぼしながらバクバク食べて、こぼしたチャーハンにも執着。

狙い通り渋滞を避けられ、21時頃帰宅。
かねてからの念願、キャンプ計画は家族みんなで大満足。また行こう。

※連絡先変わりました


■Back ■Next ■home