連休初日の釣り計画は延期になったので、年賀状を書いた。
無事一日で終わったので、年越し登山を繰り上げて明日は登山だ。
妻が料理本見ながら作った煮物。砂糖を使う量にビックリする。
年に一度くらいは雪山登山に行きたいなぁ。 ということで金峰山へ。
「奥秩父」という山域に分類されるくせに、入山地は甲府よりも遠い。なんだか余り得した気になれないが、行ってみると車でのアクセスは案外近かった。いくつかの登山口のうち、益富温泉側の瑞垣山荘よりスタート。他の登山口、大弛峠は山頂から近すぎてつまらないし、多分冬季閉鎖中だ。周り目平はさらに回り込んで運転していかなければいけないので、面倒だった。
山荘を10時半スタート。山荘に併設されているカフェは、営業準備中で掃除してた。
積雪は、最近降った雪が10cm程度。この状況は山頂まであまり変わらず、新雪で山肌がめっきされているように割と均一だった。トレースもそれなりに着いていて、全般的に歩きやすい。
道はほとんど樹林帯の尾根。すごく急でもなく、緩くもない登り。
金峰山は標高2600mにわずか満たない。日本で3000mある山って富士山と南北アルプスしかないし、2600mある山って他には中央アルプス、八ヶ岳しかないから、結構な高山だ。
森林限界は標高2500mくらい。最後の1時間くらいが突然大展望になる。 スタート地点の標高も1500mくらいあったから、3時間も歩けば展望の尾根に出れる。
静かな登山。妻には申し訳ないが、久しぶりに一人で登る楽しさを味わう。
周囲に自分しかいないところで黙々と登るのも結構好きだ。
抜いたりすれ違ったりした登山者は合計で10人程度だろうか。
年末年始営業の始まった金峰山小屋に宿泊する。 頂上を経由せずに巻き道で小屋に直行しようと思ったが、この道は雪深かったため断念。
金峰山のシンボル、五丈岩は登れるらしいが、中腹で敗退。登りにくいが登れそうな段が登れなかった。 上手い人なら登るのだろうけど、途中で怖くなってしまったので諦めた。
小屋の主人は、あまり気温が下がらない夜だとおっしゃっていたが、久しぶりの冬山はやっぱり寒い。 もう一枚くらいセーター持ってくるべきだったか。
完璧な晴天。風はあまり無い。
登りも早かったが下りはもっと早い。
頂上で景色を堪能し、小屋から3時間程度で下山。
益富温泉に宿泊した妻子と合流。
益富温泉の日帰り入浴施設併設の食堂にて。
冷凍うどんではなく、ちゃんと手打ちうどんを使っていて、具も味付けもこの地域特有という感じがする。
ずいぶんと甘くしているうどんだ。
湯豆腐の豆腐が美味かった。
そしてそのまま、浜松にある妻の実家へ。
やはり夕方のドライブは娘に不評で、その不満は妻にも感染する。泣く体力と根性には定評のある赤子をなだめながらのドライブ。
頂き物の牡蛎のご相伴にあずかり、妻は狂喜。まるまると肥えていた。
年賀に持参した伊勢屋のハムは、年を越さずに全滅。
妻の実家で紅白を見る大晦日。
紅白を見るのは10年ぶり、というほどではないにしろ、ゆっくり歌謡番組を見る機会というのは、何年に一度もない。
が、何だか昔見たときと歌手や歌が変わりばえがしないような気がする。
その時代の雰囲気を表現していくのが歌謡曲界の宿命のはずだが、この変化の無さは許されるのだろうか。まったく変化の無かった時代というわけでも無いだろうに。
いや、紅白歌合戦というのはずいぶんと不思議な世界だよな。芸能界、歌謡曲界という世界とは別に、紅白の世界というのも独立して存在しているのかもしれない。紅白では毎回出ていても、紅白以外で歌っているの見たことない人もけっこう居そうだし。
その紅白の世界というのも、何だか日本社会を象徴しているような気がする。政治家の社会に対する漠然とした印象と近いというか。演歌界とジャニーズ系、秋元康グループによる連立政権。誰が実権持っているわけではないが、全体として逆らい難いような。
若者、ニュージャンルというのは、その隙間で、とりあえず数席の議席が与えられてる感じ。
テレビというメディアが産まれて50年超。僕はテレビ番組のつまらなさに見切りをつけ、テレビを捨てた側の立場だが、やっぱり番組の作り手側も世代交代に苦しんでいるんじゃなかろうか。
個性の象徴である歌い手よりも、組織力が重要そうな裏方の仕事ぶりが目立つ。そいういうのも、時代の象徴なんだろうか。