2010/9/11（土)
久しぶりに登山。那須岳山中の秘湯、煙草屋旅館に泊まってダラダラ登山をしよう、というコンセプト。４人参加予定が、一人減って３人パーティ。
いつもの出張と同じ新幹線に乗って、もう一駅先の那須塩原には８時５０分到着。わりと何もない駅前で、ゴルフ場の送迎が目立つ。
登山口となる那須岳山麓駅まではバスで１時間くらい。３人いても、タクシーよりバスの方がだいぶリーズナブルだった。道路がかなり高いところまでついていて、登山口の時点で、頂上まであと一頑張りだというような高山のおもむきが既にある。
登山口からは、左手に活火山の茶臼岳、右手に岩峰朝日岳が立派に見える。中腹までロープウェイが通っている茶臼岳は明日に回し、今日は朝日岳、その先の最高峰・三本槍岳を目指す。
峰の茶屋跡までは１時間くらい。
風の名所であるが、今日はそこまでの強風ではない。
登山者はだいぶ多い。山ガールというよりは、やっぱり中高年主体。山ガールはきっと高尾山と富士山と屋久島にしか居ないのだろう。
(我々の同行者の女子は、山ガールと呼ぶにはちょっと登りすぎだ。ニュアンスが違うと思う。)
朝日岳までは岩場が続くが、鎖やてすりが整備されている。
頂上までは急登だが、それほど長い距離ではない。一がんばりというくらい。
展望雄大の頂上らしい頂上。
見下ろす関東平野北部はちょっと雲がかかっている。
この辺の山は名前がわからないなぁ。
- 昼飯
- 生春巻
- ビール
朝日岳の肩まで戻って昼食。
家に余っていたライスペーパーを持ってきた。
アボガド、レタス、かいわれ、かに風味かまぼこ、マヨネーズを巻いて食う。
これは正解。大して荷物にもならないし、調理も簡単。野菜がとれて嬉しい。
三本槍岳まではゆるやかな縦走道。いったん下ってまた登る。三本槍岳がここいらの最高峰なのだが、あんまり目立つピークではない。槍っぽい形をしているのではなく、どこぞの藩の境目になっていたので三本槍を立てていたから、とのこと。
乾いた湿原を通る。
三本槍岳到着は15時ごろ。
途中では人にすれ違ったが、誰もいない頂上。
この先の会津盆地が見渡せる。ここから先は東北地方だ。
途中の分岐までは来た道を引き返す。
逆飛行機雲を見た。
隠居倉の尾根から三斗小屋温泉を目指す。ここらあたりからの景色が、高い山に囲まれて一番かっこいいと思う。
夜晴れたら写真取りに来たいとも思ったが、結構急な登りなので大変そうだ。
それそろ疲れてきたな、早く着かないかな、というくらいでちょうどよく小屋に到着。 16時半ごろなのでおおむね予定通りだったと思うのだが。
- 晩飯
- 川魚の甘露煮
- きのこ酢の物
- ごはん
- 味噌汁
- ビール
到着するなり叱られる。食事が１６時半からだったようで、予約時の電話でそう言われていたらしい。
日の入りが１８時ごろだからまぁセーフだろうと思っていたが、山の脅威に宿のおばちゃんを数え上げるのを忘れていたようだ。
光の具合がいい感じだ。
同宿者は10人以上の中高年団体が２つ、あとは少人数グループが合計十数人で40人弱かな。
縁側から夕日を見る。
よくぞここに露天風呂作った。星が良く見える。
撮影時は雲が増えてきて苦労したが。
今回はかなり変態度の高いレンズを持ってきた。超広角シフトレンズ、TS-E17mm。
超広角でも建物をまっすぐうつしたり、複数枚合成してさらなる超広角にしたり。
