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2008/02/23(土)

題四回達磨山不死身鍋計画を実行にうつす。
自然発生的に恒例化しつつあるのは大変によい。楽しかったことは、何度も繰り返せば良い。参加者たちも心得てくるから、毎回効率的になって、あまり苦労しなくてもうまく回る。愉快な時間までの勝ちパターンを作っている。

マンネリ化はさせない。同じ時期に同じ場所に行って同じことをしても、参加者が違う。嬉しいことに年々拡大傾向で、今年は結局15人参加。15人いれば105組の人間関係があるわけで、その105組の間にいろんな会話が生まれれば良いと思う。

4度目となるが、今回も快晴。
午前中までの暖かい空気から、シベリアからやってくる冷たい空気へと一気に変わる。この猛烈な冬型パターンが達磨山で鍋をするには最高だと思う。富士山はキリリと格好いいし、寒い中でやる鍋の方が暖かい。
確かにそういう季節を選んではいるが、4連勝はちょっとすごいぞ。雲一つでない好天になる確率が7割だとしても、4連勝する確率は25%。実際には7割もないだろう。1割くらいの幸運をつかんでいるんじゃないかと思う。天の神様、いつもえこひいきしてくれてありがとう。


沼津IC出口で死ぬほど渋滞。


昼飯は天丼。やはり沼津の漁港で。

今回は、峠から10分ほど歩いて、山の上へ夕日を見に行くことにした。
いつもの西側の展望台からだと富士山は見えないし、部屋からだと夕日が見えない。高いところに登れば、富士も夕日も戸田も海も見えるという寸法だ。

ギリギリの時間をねらい過ぎて赤富士は見逃したが、運動させた分、夕食も更においしくなるはずだ。


今年の大人買いは、ヒラマサ2本にメジマグロ1本。
前回よりも小ぶりだが、捌きやすい大きさだ。

カキもうまいぞ!つるっと濃厚で。
これが駄菓子並の値段。金額と実際の価値は等価ではないことの分かりやすい一例。

酒が回ってくうちに、色んな人が参加していろんな話をして、段々眠る人が増えていき、最終的に3時ごろまで飲んでいたように思う。
参加者、15人いても何とかなるもんだな。20人くらいまでいけるんだろうか。

2008/02/24(日)

目覚めれば絵に描いたような、端正な富士。
何回来ても、改めて感心してしまう。

朝の鍋も、朝の刺し身も、毎度ながらやっぱり美味い。 さばいてからしばらく時間が経ってからの方が、アミノ酸が分解されて云々、という話のようだ。

温泉も今までと同じく川沿いの湯の国会館。 1時間以上だらだらと、相当長湯したつもりだが、それでも女性陣はもっと長い。敵ながら天晴れだ。競争してた訳でもないが。

昨夜も今朝も魚中心の食事だったので、そうでないものを。
他の人達もカツカレー、カツ丼と、しいたけ丼の一人を除いてみな豚一族を注文。

浴場でいちご狩りのパンフレットを見つけたので、行って見ることにする。 椎茸狩りや豆腐作りにもひかれたが、いちご狩りのほうが妥当だろ。
いちご狩り、物心ついた前後に祖父母と行ったような気がする。直接の記憶はずいぶん曖昧だが、写真を見たことがある気がする。他の人たちもいちご狩りは生涯初めてだったり、キャリアは似たようなものらしい。思ったほどメジャーではないようだ。

のどかな早春の畑の中に広がるビニルハウスの一棟に案内される。入場後30分食べ放題、持ち帰りは禁止というルール。 とりあえず手近なものをむしって食べて見る。 ずいぶんと美味いぞ。全然酸っぱくない。甘い。ふだん食べないような、高い果物の味がする。 入場料もけっこう高かったが、それに見合うだけのやつなのだろう。面長、楕円形の果実、なんていう銘柄だったっけかな。

あさましいもので、「30分制限、食べ放題」と言われると少しでも多く食べなきゃと身構えてしまう。が、けっこうすぐに腹が満ちてくる。 こうなると、食べ方にどうバリエーションをつけるかという工夫の力が問われてくるが、そんなに目新しい方法は発明できなかった。

コンデンスミルクをつけるか否か:あの甘ったるい味は好きだが、ミルクつけるとすべて同じ味になるからな。つけなくても甘いし、まぁたまにつける程度で。

上から食べるか下から食べるか:あばちゃんのお薦めはヘタを取って上から食べる方法。確かに味が違う。そっちのほうが甘く感じる。でも大きな差はないし、いちいちヘタとるのも面倒なので、どっちでもいいんじゃないかと思う。

緑のいちごもトライ。これは甘くない。野菜みたいな感じで、糠漬けにしてみたい。甘い苺に飽きてきたら、口休めに使おうというのが我々の見解。

来年は、鍋やる前にしいたけ狩り、わさび狩り、豆腐作りなんていうのも良いかもしれないな。

●リンク

達磨山富士見鍋 3回目
達磨山富士見鍋 2回目
達磨山富士見鍋 1回目

だるま山高原キャンプ場

2008/02/25(月)

なんだか会社行っても、やたらと身の入らない一日だった。全然やる気出ないし、すぐにぼーっとする。
いかんな、こんなんじゃ。

2008/02/26(火)

と思ったら、こりゃ風邪だ。熱はあるのかどうかは分からないが、微熱くらいあるかもしれない。咳やくしゃみはないが、全身が「風邪引いた、調子悪いぞ」と訴えかけてくるので、半休を取ることにする。風邪で会社休むのは悔しいが、ひいてしまったものは仕方がない。

半日ぐっすり寝て、だいぶましになったはずだから午後は会社へ。しかし思った以上に回復していない。
体は重いのに、なんだか浮かんでる感じがする。頭は半分くらい働いていない。電車の中で、小説の字面を追うのも苦痛だ。僕は軽い活字中毒なのに。
途中で引き返そうかとも思ったが、まぁ半日くらいなら働ける。こんな状態じゃとても創造的な仕事はできないとしても。

風邪引いたのでおかゆにする。風邪引いたのは1年か2年ぶりだが、食欲に影響が出るような体調になったのは5年ぶりとか10年振りとか、それくらいだ。
体を暖め、精がつくように、そして食欲が出るように、しょうが、にんにく、玉ねぎを微塵にして炒め、鶏のひき肉入れて米入れて、水入れてコトコトと。醤油ベースの味付けで、仕上げにとき卵、ラー油入れて完成。

2008/02/27(水)

昨晩ゆっくり眠って、起床すればだいぶ体が軽くなっている。

良いね。完全ではないかもしれないが、ほぼ治ったな。
やっぱり体調良くないと何に対してもやる気出ないし、世界を正しく認識できない。

新井英樹「シュガー」

カゼ引いた時は、マンガ読みたくなる。というか、それくらいしかやりたくない。 風邪は治ったが、マンガ読みたい気持ちは残ったので、帰り道に購入。「今日のごはん」ためずにかかなきゃとは思うものの、やはりマンガを読む。

いやー、はじめの一歩だけがボクシングマンガじゃないぞ。何でこんなに面白いのに、メジャーな扱い受けてないんだろう。

「天才とは何か」ってことをテーマにしてるんだと思う。天才のみが持つ傲慢さ、プライドの高さ。周囲の反感を買い、他人を傷つけ、人格がいくら劣っていても、自分の分野ではオンリーワンの存在。その描き方がとても良い。天才中尾のダメっぷりが大変良い。

この作者、ちばてつやが大好きだと聞いたことがある。そういえばこの作品、「あしたのジョー」と「のたり松太郎」をミックスさせたと見れば、そんな見方もできる。

2008/02/28(木)

今週はホテル一泊。駅から1番近い、新装オープンした豪華なところに泊まってみた。 まぁ確かにきれいだし、豪華なおふろでは有線放送も聞ける。

が、まぁ出張でどこ泊まるかなんて関係ないな。風呂もまともに入らないし、やっぱり寝るだけだ。

バス乗り場に近いというのは、それなりに重要。
インターネットコーナーのPCが有料の上、制限がたくさんかかっていてHPの更新も出来やしねーよ、というのもそこそこ重要。

2008/02/29(金)

さすがに金曜の新宿はどこも混みあっている。なるべく空いてそうな店ということで片っ端から当たっていったが、酒を飲まない僕の親友と普通の飲み屋に入るというのは珍しいシチュエーションだ。

堅気の仕事を止めて音楽一本に絞ったという彼は、収入が一気に減って住民税も払えなくなったという。税金を取り立てられる厳しさを、面白おかしく聞いた。
計算高い彼のことだから、ロマンを追って音楽に絞ったというよりも勝算があってやっているはずだが、それでも計算ミスはあるらしい。こういう才気走った男がお金で苦しむのは、あわれというよりは愛嬌のある可笑しみを感じる。きっとすぐに一発当てて、もう一回くらい破産して、最終的には何だかよく分からない落ち着き場所に落ち着くんじゃないかと思う。それが予想でもあるが、僕の願望も入ってると思う。

最近の僕の日記は旅というよりはバカンスだよな、という指摘を受ける。もうちょっと前に書いていたような、発見と冒険のある紀行が見たい、と。
確かにそのとおりだと思う。ここのところ、旅行に慣れすぎているかもしれない。行けば楽しいが、不安を克服していくような過程はずいぶん減った。

常に新しいことに挑戦し続けることは、大変に難しいことだと思う。新しい土地に旅行すること自体に慣れてしまったら、ちょっとくらい行動範囲を広げたところで、それほど刺激にはならない。何か別の切り口を加えていかなければ。
今年はカヤックという要素をたくさん入れていくか?あるいは旅行ではなく、目先を変えて、ちゃんとした料理とかそういう別分野に力を注いでいくか?

彼を含め、「今日のごはん」を楽しみにしてくれてる人は何人かいるみたいだ。作家になるのは簡単で、読者が1人でもいればその瞬間から作家になれる、というようなことを何かで読んだが、読んでくれる人がいるのは幸いなことだし、自分でこの日記を読み返すのもけっこう楽しみだ。
単にこなれたような、体裁を取り繕ったようなものではなく、本当に書きたいことを書き続けていきたいなぁということが、酔っぱらった頭に強く浮かんだ。


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