平日は時間が無い。どうせまたあっという間に週末は来る。
週末には週末にやれることを効率的にやっておかないと、またすぐに来週が来て、来月が来て、来年が来てしまう。
今週末の予定にビッグタイトルはないが、やることはたくさんある。
まず写真展の後始末。部屋はまだ散らかったままだし、お金とった以上、写真の追加制作もあまり待たせるわけにもいかない。
いやしかし時間がかかるなぁ。同じ物作るとはいえ、やっぱり一日仕事になる。時給計算するとばかばかしくなるので、もらった人が喜ぶ姿や僕の思想と作品が世の中に広がっていく様を想像して喜びを感じ、単純にノルマが果たされていることに達成感を得よう。
写真展は準備するのに1年かけた。だから後始末に時間がかかるのもしかたが無い。写真集の営業だとか、まだやり残してることはあるな。
現在予定の無い週末は、未来の仕込みもやっておきたい。
来週の宴会、前代未聞の規模になる可能性も高いので、今週末のうちにできることはやっておきたかかったのだが。
うーん、非力だなぁ。48時間ってWeekdayに比べれば無限の時間に思えるのだが、まぁ何だかんだで時間はなくなる。
自分の思考や感情を相手に伝えるには、やっぱり自分の言葉や論法を使うわけだが、言葉の感じ方なんて人それぞれ違うし、ものの考え方なんて、それこそ千差万別だ。僕の言葉で僕の考え方振り回してみたところで、そんなやり方じゃ山本くらいにしか伝わらない。
たとえばユリウス・カエサルのように、厳にして優に人心を掌握し、笑いながら高みを目指したいと言ったところで、ユリウス・カエサル知らなきゃ言葉のニュアンスも伝わらないよな。
寝付けない夜をアルコールの力で無理矢理眠ったり、雨に濡れて体を冷やしながら帰宅したり、ぬるい湯船の中で眠り込んでしまったり、そんなことを続けていると風邪を引いてしまいそうだ。
と思っていたら寝坊した。それでバランスとっているのかもしれないがそんなの非常に良くないぞ。
自己管理ができていない。体調が悪くなる気配は今のところまったくは無いが、自分の若さと肉体の頑丈さに甘えてるだけだよなぁ。
今日はお泊りで出張だ。
腹が減ったのでホテル付近を物色すると、呼び込みのおっちゃん達が五月蝿さい。そんなもんなのか駅前ビジネスホテル街。寒い中ご苦労なことであるが、僕の求めているものは性欲ではなく食欲だ。
とりあえず名物のギョウザ。名物って言っても宇都宮でしか食べられないって味ではなく、マーケティング戦略の勝利だと思うが、何食べようかを悩みそうなときには有効だ。食えばそれなりにうまいし。
ホテルに帰ると有料エロ放送のチラシが割と目立つところにおいてあって、番組表には英語版もついている。
日本のポルノってマンガやゲームに劣らず、世界に冠たる水準だと聞いたこともあるが、けっこう出張にでも来た外人のお兄ちゃんも喜んで見てるんだろうか。
せっかくのことだ。タイトルを対訳しながら英語の勉強をしてみよう。
・「ぐっちょりナースのおったて乳首」→Nurse the nipple
・「私脱いだらスゴイんです 柔肉怒張編」→Nasty women's sexual desire
・「カップル!関西ハメ倒れ編#2」→Amateur's sex in KANSAI #2
・「野外S●X 変態の快感!」→Out door sex
概して英語版のタイトルのほうには情熱が不足している。まぁ意味は通ってるけど、あまりにもあっさりと訳している。エロビデオのタイトル特有のネットリ感が欲しいところだ。英語にもそういう表現あると思うんだけどなぁ。
外国旅行いった時に見るチラシなんかには、大文字多用したりスペルをわざと変えてみたり、けっこう毒々しい表現あると思うのだが。訳者はそのあたりをもっと精進して研究してほしいと思う。
気に入った英文タイトルはこれ。
・「東海道人妻巡り」→ One station and a someone's wife
これは邦題よりも良いと思う。一駅一駅、誰かの奥さん。直接伝えていないだけ、読者に想像を許す余地を残している。東海道って固有名詞が抜けたのも、弥次喜多感がなくなってエロ的に良いと思う。
やっぱりこの分野は、あけっぴろげに露出度高めて明示すれば良いってものでもないだろう。
直接的でないタイトルならば良いかというと、こんなのもあった。
・The National step sister
これではエロ番組というよりも、革命に倒れた悲劇の女史だとか、亡き王子に変わって国民を引っ張っていった英雄的な姫だとかを想像してしまう。まぁ邦題も「国民的義妹」っていう何だかよくわからないものだが。エロいのかそれは?
妹萌えとか、そういう事前知識が必要なものなのだろう。義妹萌えっていうジャンルもあるんだろうか。
僕も精進足りていないからな。
仕事が忙しいというより、環境が整っていないところが落ち着かない。まぁ最初だからしかたないのだろうが、二つの拠点のどちらで仕事をするのか、直前になるまではっきりしないのがやりにくい。
これからずいぶん忙しくなるらしいが、まだそれほどでもない。新幹線で往復してるだけって感じもする。
水曜日は残業しないし、家に帰るかと思ったら、出張先の上司から明日も来て欲しいとのこと。で、明後日も会議があるから、金曜まで出張先での勤務になることが決まった。
来いって言われりゃ行きますが、さて今晩はどうしようか。
別に1日や2日、着替えが無くても気にはならない。今日は家に帰っても良いが泊まっても良い。
しかしホテル泊まっても大してやることないし、同期の家におしかけるにしても、電話番号わからなかったりする。
家に帰ればやることある。書かなきゃいけないメールもある。帰るか。
外食が続いてしまうのは何だかつまらない。かといって一回分の食材買って料理するのも面倒だ。
こんなときは山ごはんだ。山ごはんというのは今勝手につけた名前だが、山に登ったときに僕が良く作るごはんだ。
作り方は簡単で、
1.コッヘルに米入れて砥ぐ。水も適量
2.目に付いた野菜を切っていれる
3.目に付いた肉も切っていれる
4.目に付いた調味料を入れる
5.炊く
というもの。あとは漫画でも読みながら、日本酒をチビリとやっていれば、いづれ香ばしく炊きあがるはずだ。鍋一つ、コンロ一つのテント生活では必然の料理となるが、自宅で料理が面倒なときも心強い。
イヤ面白いなぁ。すごく重いテーマを深刻に真面目にまっすぐに描いているのに、苦笑してしまう。感服しながらも大笑いしてしまう。哲学にもなっているが、同時にギャグにもなっている。まったくおどけていないのに。
中学生の性、学校での人間関係、生徒に対する先生の思いなど、腫れ物のようなテーマにまっすぐ挑んでいる。
そんな場面ですごく輝いている女の子なのに、Tシャツにでかでかと名前が大書きしてあるのがいかにも中学生だ、中村さん。
この先どうなっちゃうんだ謎のクールビューティー小川さん。
新しい仕事として与えられたオモチャは、やっぱり面白い。
この分野での知識と経験が無いことを良いことに、恐いもの知らずに色々変更を加えてみている。
チームのメンバーはまだ他の仕事で忙しそうだから、今のうちに自分の好きなようにいじくってしまえ。まずいとこがあればあとで直してくれるだろ。
そんなことやってると22時になって、飯を食う。で、ホテルに泊まるのだが、朝7時前には出発する。
ホテルに滞在する時間は8時間にも届かず、その間はほとんど寝ているわけだから、ビジネスホテルに求めるものなんてあまり無いよなぁ。PC端末があるとか、良く眠れるかとか、そのくらいか。
有料放送のエロ番組の英訳タイトルが味わい深いかどうかなんてホテルの質には関係ないし、空き部屋があればどこだって良い。 というわけで一昨日と同じホテルに泊まった。