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2007/4/28(土)

先週の「今日のごはん」はややアングラ寄りだったが、今週はそうはならないはずだ。
何しろ日本の社会人のかなりの割合を占める、ある階層の人々にとってお待ちかね、春の連休が始まる。 今日は、おがさわら丸が竹芝桟橋を出港し、父島を目指す日である。だが西原理恵子の元ダンナのお別れの式を開く日でもある。

しかし今日は、小笠原に行くことよりも会社の後輩の結婚式にいくことを重要視する日である。まだいつものように、無為なる冒険のまねごとを書き連ねるときではない。

披露宴から呼ばれるのなんて随分久しぶりだ。すでに離婚した我が朋輩の式以来だから、すでに何年ぶりだかよく分からない。 彼は後輩と言っても僕の直下の仕事をやるわけではない。同じ分野だが、別テーマのものを扱っている。僕は彼に対して1年先輩だが、僕の仕事は10年続けて1人前、というところがある。
すなはち、僕は彼のことを、後輩と言うよりは最も近い立場にいる人間だと思っている。 そのような立場の人間が、彼のような頭の良い、素直で無口ながらも少し愛敬のある、細長いのっぽの落ち着いた青年であることは幸運だったと思っている。 自分の頭の中に発生した思いつきが素晴らしいのかそうでないのか、それをすぐに判断できる人はそう多くないだろう、というのは覚悟しているが、そういう思考を共有できる人間がいることは、ずいぶんと有り難いことだ。

そんな彼の結婚式。彼らしく、非常に素直な印象だった。皆に慕われているというのが感じられる。僕にはあまり比較対象がないが、良い式なのだと思う。 僕ならば結婚式なんて手間がかかって面倒だし照れてしまうだろうし、多分嫌がる。そういう感情って、けっこう皆持っていると思う。しかし彼は、お台場の人気ホテル借りて、人もたくさん呼んで、照れもせず真面目に気持ちよくやっている。たいしたもんだ。 こういう絵に描いたような式なんて誰にでもできるものではないのだから、できる人はやったほうが良いのだろう。

披露宴と二次会の合間の微妙な待ち時間は、先輩に引きまわされて近くのアミューズメントパークに行った。やはり僕はこんなところは大嫌いだ。人ごみは嫌だし、つまらぬことに金を使うし。何だか非常に疲れるばかりだ。 しかし30前後の男3人でこんなところ来ているのに、やったらハイテンションになっている先輩には頭が下がる。僕がこういう場所へのお誘いを断れなかったのは、彼の人徳によるものだと思う。

朝は小笠原丸の見送り。思ったほど込んでいないようだ。ずいぶん直前でも予約取れたらしい。
知った顔が何人か。知人の中で今年も行くらしい、という人はだいたい乗っていったので、僕の乗る5/1便は知ってる人いないかもしれない。

2007/4/29(日)

久しぶりに祖母の家へ。食べすぎた。 朝酒を抜くためにジョギングをして、買い物その他で多分自転車50kmくらいこいで、けっこう疲れた。

昨日買ったマンガ3冊。連載時から目を通しているものばかりで新鮮さがないが、良いものは何度読んでも面白い。

一條裕子「貂の家。」

ほのぼのと論理的で哲学的で家庭的なギャグマンガ。この人頭良いんだろうな。

石塚「岳4」

緊張感のある話が印象的。
登山のマンガっていくつかはあるが、この人の作品ほど生き生きと山を描いているものってないんじゃないだろうか。ピッケルやテントなどの道具の描き方一つとっても、何だか親しみを持って描いてある。作者はどうも元クライミングバグ(アメリカの国立公園をうろつく登山おたく)だったようだが、普通のマンガ家が登山のことを勉強して描きました、というのと違って、登り方、道具の使い方がなんかが自然だ。

地下沢中也「預言者ピッピ」

これやっぱり理系の人にはたまらないんじゃないかと思う。人気が出て、続刊を書くプレッシャーが高まると良いのだが。

2007/4/30(火)

旅の支度をした。無駄に1日時間があるものだから、とても効率悪く、だらだらと作業した。荷作りや部屋の掃除なんかは、忙しいときのほうがはかどる。
せっかく天気の良くて予定のない休日なのだから、もうちょっといろいろなことができる可能性はあるはずだが、まぁこんな日もある。

写真撮り忘れた。

というわけで小笠原へ出発。この時期の小笠原には珍しく、天候はここ数日素晴らしいらしい。
が、僕の着く頃は悪いようだ。いつもと違う。その先の天気はまったく分からない。 僕の乗る船は海況が悪いようだ。ヤバイ。

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