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2006/2/18(土)

八ヶ岳を望む絶好の展望台、飯盛山へ行く。
山登りとしては、それほど早起きでない出発。だいたい昨日の飲み会のメンバーからして、今日は東北だの上越だの西南諸島へ行くだの言っていたので、それに比べれば飲み会の翌朝に登山に行くことなど、ごくあたりまえのことである。

天気はどうなんだろう。大きく言えば高気圧の勢力内で、晴れそうである。が、局所的に気圧の谷が発生したとかで、晴れるんだか曇るのだか降るのだかはっきりしない。悪くはないようなので予定どおり出発。

小淵沢で乗換え。途中下車して駅前の食堂で食った。高かったので立ち食いで食ったほうが良かった。

清里の駅から約2時間の登り。雪はほとんどない。が、気温があがって溶けた霜によって、大地は田んぼのようにヌルヌルとして、歩きにくい箇所が多い。靴がどろどろになる。
今日はテント泊なので荷物が多く、歩みは遅いが、それほど標高差も在るわけでもないし、距離も無い。 居眠りするように歩き、3:45登頂。

八ヶ岳の大展望ばかりでなく、甲斐駒の勇姿、浅間山、金峰山など、この付近にある格好良い山々が具合よく配置されている。まさに、絶好の展望台だ。


富士山は何度見ても、その存在が嘘っぽい

が、空は薄墨を流したような雲が全天を覆っている。夕日もちょっと涙目な感じで冴えない。 横浜を発ったころは雲も多かったが、甲府を過ぎたころにはきれいな青空。いつもながらの我が晴男ぶりに驚いていたが、毎回毎回必ずうまくいくわけでもない。登っている間に空が白くなり、景色はだいぶ単調になってしまった。 あぁ、こりゃだめだ。星は見えねぇな。突きぬけるような、キンキンの星空はやってきそうにない。

しかたない。春になってきているのだし。 大体いつもが天気良すぎるのであり、こんな日だって当然あるはずだ。

狭いテントの中で寝袋にくるまって、ラジオを聞いて本を読んでいた。曇っていれば撮影で睡眠不足になることも、寒風に身をさらす必要も無い。
誰もいない山の頂上でゴロゴロするのは結構好きだ。

 

2006/2/19(日)

使いかけのガスカートリッジを二つ持ってきたのだが、この料理を作っている途中で二つとも切れた。 計算にちょっと誤差があった。

おもちはOK,鶏肉も辛うじて加熱されていたものの、鍋の上部に配置されたハクサイ、玉ねぎなんかは暖かくなってはいるもののシャキシャキと生の歯ごたえ。米は固く、おいしくない。
無理をすれば食べられるレベルで良かった。


ロケーションはよいのでまた今度来るか。

8:30、下山開始。昨日の田んぼチックな道の状況も、朝はカチカチに固まっていて歩きやすい。 シベリアの道は冬ならば往来可能だが、暖かくなると交通が閉ざされてしまう、というのを実感する。

下にスキー場がある。標高が低いほうで雪が深く、奇妙な感じがする。
北面の樹林対に入ったためか、スキー場の降雪機の影響だか分からないが、ところどころで道が凍り始める。前面雪ならば快適に歩けるが、こういう樹林帯の中の溶けて凍ってを繰り返した状態というのは、一番始末が悪いかもしれない。 面倒なのでアイゼンつけずに押しとおしたが、かなり難渋した。判断悪かったかもしれない。

1030野辺山駅着。次の電車は11:50。覚悟はしていても、本数少ないな、と思う。
ソフトクリームはミルクたっぷりでうまかった。

今日は山歩きというより、電車乗ってる時間のほうが長い。
特に急ぐ理由も無いので、高尾行きのローカル線で居眠りしたり読書したり。周囲も弁当食べていたり、一人で何席も使って昼寝していたりなので、特急よりもこちらのほうがリラックスできると思う。

帰宅して、洗濯をしてもまだ明るい。カヤック屋さん行ってウインドウショッピングに興じようかとも思ったが、むしろ一番風呂のほうに関心を引かれ、寮でゆっくりすることにした。

 

2006/2/20(月)

 

2006/2/21(火)

タンタン麺を意識した。麺はないが。
イメージどおりの出来栄え。挽肉の血生臭さを隠せた。

 

2006/2/22(水)

久しぶりに図書館へ。猪瀬直樹と江國香織、アウトドアの本と料理の本を借りた。

 

2006/2/23(木)

知人からの便りが在れば、たとえどんなものであれ嬉しいものだ。:

友達から年賀状が届いた。たぶん今年最後の年賀状だろう。

祖母から仕送りが届いた。大変ありがたいが、品物は御多分にもれず、何とも言えないものが多い。
のりやチョコは嬉しいとして、東海汽船の船旅以外ではめったに食べないカップラーメンとか、実はあんまり好きじゃない梅干しとか。お歳暮か何かの煎餅のあまりとか。ま、そのうち食うけどね。
老いた肉親というのは、わざわざ送料払って送るほどでもないような、中途半端なものを見つける天才である。やっぱり愛って理性的な思考では理解できないものなのかもしれない。

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