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2006/1/7(土)


昨年雪の鍋割山へ連れていった友人にとって思い出深いものになったみたいで、また鍋割山へ行こうということに。

青い空、絶好の登山日よりである。大島の向こうの島々まで見渡せるだろう。
だが残念なことに、体調が悪い。年明けのころから咳が出始めたのが、収まらないどころかちょっとひどくなった。どうも他人からは風邪などひかない人間だと思われているようだが、やっぱりそれはまやかしだ。生活のリズムが崩れたり、疲労が溜まったりすると体調も崩れる。
会社の往復数十kmは問題ないのだし鍋割山くらい少しくらい体調が悪くても、とも思うが、昨年下山後に風邪を引いてしばらく寝込んだというゲンの悪さは気になる。昨晩と今朝の体調からは無理、と判断した。

楳図かずお「14歳」

鬼才楳図かずおの、最長にして最後(?)の問題作。ゴロゴロしてマンガでも読むかと昼飯食った後に入った古本屋で発見。文庫版13巻、全巻購入。

なんなんだこれは!?わけのわからない世界と圧倒的なメッセージ性。
ある程度覚悟していたのに。氏のマンガは、他の作品だって読んだことあるし14歳だって部分的には読んだことがある。スピリッツを初めて読んだときに、何かまがまがしいものが連載されていた。(記憶では山本直樹「ありがとう」と西原理恵子「ぼくんち」も同時期に載っていたと思う。メジャーな作品も載っていたのに、すごいことになっていた)

全巻一気読み。風邪引くことなんてこれを読みとおすことに比べればたいしたことがない。山登りよりもハードだったかもしれない。どう凄いのかは、多分うまく記述できない。

博士の愛した数式

昨夜読了。面白かった。感想が2点。

1.数学の美しさを分かりやすく、とてもよく描いている

ほとんどの自然科学は数学の式であらわされているから混同してしまうが、数学は科学というよりは、芸術に近い学問分野だ。その目的は役立つか必要だからというよりも、美しいかとか、面白いとか、そうなるらしい。その美しさを人に伝えるのは難しいと思うが、この小説を読めば数学は美しいものだなと感じられる。
博士の二つの特技が面白い。瞬時に回文言えたからって役立つことは少ない。誰よりも(Mっつんよりも)早く一番星見つけられたからって、意味があるかどうかは分からない。
だが役に立たない真理を誰よりも早く見つけ出せることは、素直に、単純に素晴らしいことなのだろう。

2.こういうのって女の人にはたまらないのかな

・偉大な人物。真理を追求している。でも病理にむしばまれていて、私なしでは何もできない。周囲の人には理解されないが、私だけがその素晴らしさを知っている

・私の息子。幼いと思っていたが、びっくりするほど頼りになるような大人の意見を出し、成長していることを証明している。でもやっぱり子供は子供なので、私が世話を焼いてやらないと。

・しかもその二人が、真実の友情によって結ばれている。お互いが自己を省みず、相手をかばい合う。親子でもないのに。私はこの二人を守ってあげたい。


僕の週末は幸運なことに、たいていどこぞで冒険していて、様々なことが起こって一日をとても長く感じる。
部屋でじっとしている休日は、別の意味で長く感じる。退屈しているときも時間の流れは遅い。

今ごろ鍋つっつきながら草野さん(鍋割山荘ご主人)の話を聞いていたのかもしれなかったのに。星空の下の湘南の街あかりを眺めたかった。新しい仲間を連れて、新しい世界の可能性を探りたかった。
ま、次だな。

 

2006/1/8(日)

なにか焼酎のつまみとしてふさわしいものを鶏肉で作ろう。まずはショウガ、ねぎ、ニンニクと一口サイズに切った鶏のもも肉をいためる。しかるのちにうどんつゆを適度な濃度にうすめたもの、豆板醤を加えて煮た。汚い居酒屋で出てきそうな、おいしいつまみ料理のできあがり。

豆腐は電子レンジであっためたあと、大根おろし、うどんつゆに納豆。これもつまみとして上々。

沢木耕太郎「凍」

日本には現在6000万ほどの男子が生息しているが、僕はこの人が一番格好良いと思っている。この本の主人公である、先鋭的な登山家山野井靖史のことである。単純であればあるほどよい。

山野井夫婦がヒマラヤの高峰に挑んだ際の、絶体絶命の生還劇。雑誌に出ていたレポートも読んだし、自身が書いた登山記も読んだが、ご飯が冷めていくのにも気にならず、夕食食いながら一気読み。登山道具屋で買ったら、サイン入りの本だった。沢木耕太郎のではなく、山野井夫妻のものだったので更に嬉しい。

どちらかというと本人が書いたもののほうが面白かった気もするが、それは初めて読むか、二度目に読むかのちがいな気もする。でもこちらはさすがにノンフィクションライターの第一人者が書いただけあって、誰が読んでもわかりやすく書いてあると思う。
しかしどっちがどうというよりも、この本の帯に書かれた、「もはや、フィクション、ノンフィクションの区別に意味はない。圧倒的な物語が存在するのみ」という表現が、とても正しい。

旦那さんだけでなく、実は奥さんのほうがすごいのかもいしれない、と思った。

 

2006/1/9(月・祝)

「今日のごはん」を書き始めてちょうど1年になる。
日記をつけ始めた狙いの一番は、日常を記録したいということだ。写真を撮る場面というのはたいてい旅行やイベントなどの「ハレ」のときで、時間が立ってからもそういうことはおもいだせる。が、本当に些細な日常のくり返しは、大して写真や記録に残すことはない。そんなものに頼らなくても記憶に残れば良いのだが、これが結構忘れる。自分にとって貴重なものであるはずだが、どんどん曖昧になり、やがて消える。一つでも何かしらきっかけがあればその前後のことも思い出せるもので、今の生活や思考が、この先も忘れていかないためのよすがになればよいと思っている。

「今日のごはん」というタイトルをつけたことからも、料理をおぼえつつある時にしか作れない、怪しいレシピを記録したい、というのもある。何故だかしらないが、僕は最初からレシピを見ずに、なんとなくで料理を作っている。それがうまく行くこともあるしうまく行かないこともある。そういうでたらめは、多分慣れるにしたがって消えていく気がするが、記録していけばでたらめの中から何かが生まれるかもしれない。
本来ならば一人ぐらしを始めた最初からつけていくともっと良かったのだろうが、1年間つけてみると、そのときそのときによって自分の中で流行するメニューも多少変わっていることが分かった。今後おかずに迷ったときに利用できるかもしれない。

自分でもちょっと驚くが、律義に毎日更新した。
毎食欠かさずに記録するのは、ちょっと危険かもしれないな、とも思った。誰と夕食をとるということがわかれば、大体の交友関係は見えてしまう。が、別に僕のプライベートなど好んで詮索する人は希であろう。勝手にすれば良い。書きたくないことは書かなければ良いのだし。
365日書いたので、例えば以下のような定量的データを出すことができる。

・自炊回数:269回(73.7%)
・外食:62回(17%)

すべて夕食についての数字だ。
我ながら良く作るなぁ。旅行先でも、夜遅くまで出かけても作るのだから頑固である。頑固というよりは、外食するのが苦手なんだろう。外食以外のものは、民宿で食ったものや友人、実家で食ったものが含まれる。夕食抜いたのは2回。食べすぎと風邪のため。

・自分で釣った魚を食材にしたこと:31回
・野外での食事:15回
・女の子と二人で:4回

野外での食事には、山小屋は含めたが島の民宿は含めていない。大体どの数字も想定どおりかな。

自分で作ってうまかったのは、スズキの洋風料理なんだか適当なスープ白子のステーキ、他人の作ったものでは大島で食ったお吸い物丸ビルのフレンチというところ。釣ったイナダと沼津で買ったカンパチの旨さには恐ろしいものがあったが、それは料理の旨さというよりは素材そのもののうまさだ。

旅行

2004年もよく旅行したが、昨年ほどではなかったと思う。やっぱり数字で出すこともできて、

・一泊旅行(含登山)21回 合計43泊(含車中泊等)
・日帰旅行(含釣り)17回

うち、単独で行っているのが宿泊旅行で9、日帰りで4だから、人から言われるほど一人旅が多いわけではない。昨年は特に大勢で行った旅行が多かったな。

行き先はほぼすべてが自然の中だが、かなりの割合で東京都と神奈川県、それに伊豆半島を含めた地域になる。38回中、実に26回がこのエリアとなっている。大島新島式根島三宅島八丈島、そして小笠原は東京都だ。雪深い蛭ヶ岳を初めとした丹沢山塊も、三浦半島とその周辺の海域、鎌倉は神奈川県だ。遠出しなくても楽しめるところは多い。(小笠原は遠いが)
いくつかここ数年来のコンセプトにのっとったことが遊びが出来たのが良かった。

雪山

昨冬はなかなか収穫が多かった。厳冬季の2500m峰でテントはって帰ってこれたし、雪深い丹沢で、特に不安なくルートファインディングをしながら歩けた。雪山も登ります、とちゃんと言うことができる。
ニュージーランドで自信をもって10月のミューラーハットまで登れたのも、その経験があるからだろうな。

操船

ここ数年の重点強化項目が雪山とボート。
だいぶ船に酔わなくなったな。いろいろ合わせれば30回くらいは船乗ったと思うが、酔ったのは小笠原への行きに少し、一人相模湾クルーズ、横浜のシーバス釣り、式根島の帰りに少しくらいだ。もうちょっと自分で操船する機会を増やしたかったが、一級船舶取れたし、房総にも行けたし、カヤックも随分乗った。次はアジ釣って、大島まで行けるようになって、エンジンボート+カヤックなどの遊びができれば面白いだろう。

八丈

会社の同期と、ではなく、高校の友達と、でもなく、ごちゃまぜのメンバーで遊びたい、というコンセプトは前からあった。毎回似たような、限られたメンバーではよりも話題を膨らませることができるだろうし、人数を集めるときの制約が少ないほうが楽だ。
そういうものを八丈島旅行で実現できたわけだが、これが大変うまく行った。ちょっとうまくいきすぎたくらい。今後もこういう計画はなるべくやっていこうと思っている。

友達のパソコンの諸設定をやった報酬としておごってもらった。最近はネットの接続も簡単になったものだ。

 

2006/1/10(火)

新規開発の納豆大根。
1.納豆を味噌、ねぎとともに混ぜる。2.それを少し水で薄め、大根の輪ぎり、ぶなしめじとともに4、5分電子レンジで暖める。

まぁ良いんじゃないの、という程度の出来。

 

2006/1/11(水)

 

2006/1/12(木)

 

2006/1/13(木)

Mっつん改めてっつん(とりあえず鉄っつん、と表記)による、会社そばの温泉ツアー。
普通の銭湯でも○ラ温泉と名乗る例は多いが、この鵜の木温泉は、ちゃんと本当に温泉を出しているらしい。関東平野で良く見られる、麦茶色の温泉。(この前行った養老温泉とか、じんだいじとか、山手線のどっかにあるやつとか)。いくつかある銭湯の湯船のうち、水風呂ととても熱い湯船がその温泉となっており、快適な温度のほうは普通のお湯だった。僕は成分よりも温度のほうが重要だと思うので、温泉のほうは申し訳程度に入ったのみ。東京付近の温泉なんて源泉は冷たいはずなのに、なぜわざわざ入りにくい温度にする必要があるのだろう。
銭湯に入ると自転車旅行を思い出す。知らない街、知らない時代の日常。そんなところで息をしている気分になる。

風呂上がりのビール。元は寿司屋だったらしい店がまえの小さな飲み屋で呑む。
おばちゃんが一人でやっていて、僕が作ったほうがだいぶましなのではないかというような乏しいメニューだったが、酔いがまわってくるうちにどうでも良くなってきた。

はじめてホッピーを飲んだ。うまくもまずくもない。ふーんなるほど、といった味。銭湯の帰りとして大変ふさわしい。

変わらないメンバーとの飲み会。将来につながる、有益な意見が数多く出た。

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