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2005/08/27(土)

夏も終盤戦。8月最後の週末は、台風一過の西伊豆でカヤック&キャンプだ。
やや渋滞につかまり、昼過ぎに松崎着。延々とおしゃべりしていたので苦は感じなかったが、やはり時間はかかる。(もちろん時間に見合う価値はある)

泊まったのはピア101というところ。河口というか港というか、とにかく海に面していて、テントの中からでも釣りができる。昔は簡単な造船所だったようで、海を良く知った、気のいい漁師といった風情のおっちゃんが管理人をやっている。便利なところだ。
こういうキャンプのためのキャンプ、あるいは仲間と楽しむキャンプ、または車横付けのキャンプは初めての経験だ。なんか全然緊迫感がなく、気楽なのは良いな。友達を気軽に誘うことができる。

夕焼けツーリング。テントの横からすぐに出港でき、数分漕げば港の外。水平線と対面することができる。海面に沈んだ。一日が終わり、宴が始まる。

僕が毎日飽きもせず自炊するのは、好きだからということもあるがどんな環境下でもおいしくごはんを食べるためでもある。(自転車旅行中、登山中などでは自分で作るしかないという事態も多い) こういう場ではその習慣が生きたと思う。特に手間も感じず、暖かいものを食べることができる。

 

2005/08/28(日)

今日はキャンプ場のカヤックツアーに参加。(不当に安い)
松崎の湾内周辺の洞窟めぐり。海もベタ凪、空も晴天。付近の景観は、これまた不当な美しさ。その美しさを寡占できる。 女性は周囲からの視線を得ることによって美しさに磨きをかけるというが、自然の場合は人間の視線によって美しさを失ってしまう、っていう説はどうだろう。

その後、温泉から、昼飯、晩飯まで、海岸線を延々とドライブ。延々とおしゃべり。この二日間で普段の二週間分くらいしゃべったと思う。
今週も大変長い週末であった。

 

2005/08/29(月)

もやし、まいたけ、にら、かなり酸化したひきにく、紫タマネギ、とき卵。

コンセプトもイメージも戦略もない。ただ放り込んで煮込み、適当な塩味をつけるだけ。 それだけでなんでこんなに幻妙な味になるのだろう。

 

2005/08/30(火)

いなだはブリの幼名。関東ではワカシ、イナダ、ワラサ、ブリ、と変わって、だいたい40cmくらいのやつをイナダと呼ぶ。防波堤から釣れることもあるが、今日はスーパーで釣った。餌は50円玉。通常なら150円だが、夜なので100円びき。アラだけだが、めんたまの後ろのトロトロした部分をほじくる。
ほか、地域と大きさによって、ワカナゴ(若魚子?)、フクラギ、ハマチと色々な呼び名があるが、種類としてはみな同じ。身近な魚なのだ。

 

2005/08/31(水)

残業しない日は、ちょっと油断すると何皿も作ってしまう。もうちょっと気を抜いたらもう1、2品作ってしまうところだった。 世の中の奥さん方は、このページを旦那に見せないほうがいい。

時間かかるからめったにやらないが、やっぱりうまい。野菜の糖分がトロトロの食感の中に展開される。 トロとか、ウニとか、そういうのと同じカテゴリーといっても良い。

作り方は簡単。魚焼き機に入れてほっておくだけ。皮も食べちまえば良いのだから、剥かなくてもいい。むいてる途中で旨味が逃げてしまう気がする。

 

2005/09/01(木)

豚肉、キムチ、野菜、適当な調味料とともにご飯を炊く。最も簡便な、山登りや残業時に最適なメニュー。

昨日、読売新聞の西原理恵子が学校と裁判を起こしたという記事を見た。ほのぼの家族マンガを描いたら離婚するし、子育てマンガを描いたら裁判か、と思っていたが、今日もう一回検索してみたらきれいさっぱり消されている。

どうも読売新聞のかなりいい加減な記事だったようだ。http://www.toriatama.net/statement.htm
ろくに調べもせずにただ煽るだけ。定型的なパターンにはめようとするだけ。(記事は、プライバシーの保護を求める学校側と、表現の自由を訴える西原理恵子という図式)マスコミの良識って一片でもどこかに存在しないものかね。

今回は、記事にされたのが発言する手段を持った西原理恵子だからまだ反論する余地はあった。でもそういう手段を持たずに、罪もないのにマスコミから叩かれて、消えていく人も多いのだろうな。松本サリン事件の最初の容疑者とか。

 

2005/09/02(金)

新人歓迎会。僕は3年生になった。
というわけで、技術者のおじさんたちとだらだら飲む。彼らは素面のときはおとなしく上品だが、酒が入ると熱く語る。自分が担当している技術、これまでに行なってきた経験に対して、熱く語る。この技術は何がどうすごいのか。自分はどれほど苦労したのか。どうすれば多分解決できそうなのか。でもやっぱり難しいのだよなぁ。というような話。

社会人というと上司の文句言ってそうなイメージだが、ま、彼らからは出てこないよな。どの話も、突き詰めて考えると結局は自分の能力不足というところに行く話だ。

同時に思い知るのは、結局は自分の能力不足だ。こういう飲み会の席だって、安田悠は○○で実績があるから、××の能力があるから、と一目置かれる存在でいたい。が、そういうものをもっているのは周りのおじさんたちであって、僕ではない。(彼らは確かに確固たる実績を持っている)僕はただの旅行好きな若手でしかない。

というような話を、酒精に任せてキーボードを叩く金曜日の夜。明日は遠出しない。

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