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今日使う道は、ほとんどが未舗装道路だ。4WD車以外も通行可能なメジャールートなので、そんなに大変じゃないだろうと思っていたのだが。
未舗装道路っていっても色々だ。90km/h出して快適に走れるところが多いが、悪いところは車全体が室の悪いマッサージマシンのようになる。スピードも30km/hも出せない。道を走っているというよりは、波立つ海面をモーターボートで走っているような。
航空写真のほうが伝わりやすそうだが、風格としてウルルやカタ・ジュタに匹敵するようなものは持っている感じかもしれない。
こういうところのリムに登って写真撮りたいが、ここはキャンプ禁止とのこと。
この土地の所有者であるアボリジニに悲しい伝説があって、それ以来この土地に住むのは禁止しているとのこと。伝説の意味はよく分からなかったが、その土地に住む人が敬意を払っているものは尊重すべきだよな。
この1枚も気に入っている。.もちろん失敗写真は何枚もある。
誰も見ていないのを良いことに、セルフタイマーで研究。
良かった。まだ死にたくないと思っているんだ。
落ちれば確実に死ぬだろうし、今なら誰も見ていない。大して予定の無い一人旅なので、今僕がここに来ていることを知る人は居ない。
車が残るのでしばらくすれば誰かが変に思うだろうが、2,3日は誰も何とも思わないだろう。
生きている間にやりたいことはまだ色々あるから、まぁそういうことだ。
キングスキャニオンも、キャンプ禁止。キャンプ場は近くのキングスキャニオンリゾートと、キングスクリークにある。キャンプ禁止って言っても、一晩中星の写真を撮るのは良いのか悪いのか分からないが、とりあえず駐車場が夜8時から朝5時まで使用禁止って書いてあったから、ずっとここに居るのはだめみたいだ。
蚊の強襲に恐怖する。
やっぱり日暮れのころになると現れる。あのプァーンていう羽音が何十奏にもなって絶え間無く響き渡り、標的は僕一人だ。車の中に逃げ込んでもやっぱり羽音がこだましている。暴走族に囲まれたみたいだ。
虫除けの薬塗って、長袖長ズボンに手袋までつけても、衣類の隙間や靴下の上からでも刺される。もしかしたらこのタイガーバームみたいな薬はハエ用なのかもしれない。
夕景を撮っていたが、彼らの妨害によってあえなく敗退。
連日の夜景撮影、長時間ドライブ、ハイキングなんかでだいぶ疲労していると思うが、そんな状態でも料理するのは特に手間にも感じない。便利な習慣がついたもんだ。
今日は在庫一掃料理。じゃがいも、たまねぎ、ベーコン、チーズ、パスタなんかをまとめて煮た。他の残りものも焼いたり塩つけてかじったり。あれば食っちまうもんだ。
今朝、目を覚ましたら枕元においてあった謎のビールと、ワインも1本開いちゃった。
(2007/11/23)
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