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自転車旅行記 自費出版
本のほうが読みやすいぞ

8月23日

釣り

行程

北条-松山-中島


8/23:赤と青(航路) 全体図


僕はこれまでの旅の中で、それほど天気に悩まされたことがない。今回も恵まれている。ほとんど雨に降られてないし、剣山では雲界を見ることもできた。天気がよすぎるほどで、松山周辺では渇水の心配もされるほどだ。
何かに対して感謝したほうがよいのかもしれない。

この日は少し崩れるという予報だったが、大して降らなかった。

北条のユースホステルでのんびりとした朝をすごしたあと、再び松山へ戻る。
愛媛県には島が多いが、その中の一つ、中島へのフェリーへ乗るためだ。

地図で見ると砂浜と港とキャンプ場があり、交通の便も悪くない。 だが本屋で観光情報を立ち読みしても、それ以上のことはわからない。

これは穴場なのではないか。
その後ユースホステルで得た、バイクの加曾利隆さんの記事によると、そこはトライアスロンとみかんの島であることがわかった。

昼過ぎの便で島へわたった。
トライアスロンの大会が近いようでその準備を各所でしていたが、天気もよくないせいか、観光客はほとんどいない。さすが穴場、昼食をとるのも苦労する。

島へ渡ったのは、釣りをするためである。島のほうが釣れるという印象のほか、自転車旅行中では陸が続いているとどうも先を急いでしまい、釣りに集中できない。 天気もよくないため、島内サイクリングをしても面白くなさそうだ。
釣りに集中する環境ができあがった。

釣り具屋のおばちゃんに聞いてみると、どこでだって釣れるらしい。 さっそく餌と酒と氷を手に入れ、釣り開始。
子サバが釣れた。
もういくらでも釣れる。餌をつけなくてもつれる。 釣り糸を海に垂らせば水に濡れるが、それと同じ容易さで魚が針にかかる。 まれに子アジも混じるが、ほとんどはサバがビビビとかかる。
隣で釣っているおじちゃんによれば、普段は刺し身にするようなアジがかかるらしい。 なまりがきつくほとんど通じないものの、サバばかりだねぇと適当に会話をしながら釣る。

あたりが暗くなると、今度はめばる。 ほとんどはリリースサイズだが、目玉の大きさが硬貨サイズの、5円玉メバルもつれた。 見物のおじさんが、これだけサバがいるということは何に追っかけられてるんだ、太刀魚が釣れるかもしれないというので狙ってみたが、あたりはなかった。

餌はまだ残っている。


本日の釣果の一部

(2002年8月24日 記)

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本日の走行距離 45.07km
使用金額 3596円
(うちわけ 食費 1936円 交通費 940円 エサ代 720円)