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2022/4/2(土)

朝のマルタウグイ釣りは3尾だったかな。
多少やりとりのコツが見えてきたような。

ラインブレイクをこんなに気にする大物って、なかなか釣れない。年間漁獲重量の結構なシェアがマルタウグイになってる気がする。食用にはあまり向かないらしいのは残念だが。
やっぱり何度かルアーをロストする。二束三文の安売りスプーンでも、何だかすごくいやな気分になる。金銭的なこともあるけど、ゴミ増やしちゃうのとかも。


昼ごはんは河原でピクニック。

夕方、ついに末っ子ちゃんのバースデイパーティー。
お姉さんたちが飾り付けしてくれた。 小学校女子はこういうの上手でがんばってくれる。

2022/4/3(日)

雨がちな日曜日、朝のマルタウグイは目の前の産卵場で掛けられず。

久々にクライミングジムへ。今春小学生となる坊やを初めて釣れていった。
予想以上にがんばって、オーバーハングのきついやつは出来なかったものの、入門者用のコースをおおむねクリア。

途中で飽きちゃうくらいの想像をしていたが、ちょっと高度が上がっても怖がらずにのびのびとしていたし、ちゃんとクライミングっぽい動きになっていた。
さすがに身体の小ささによる不利は大きかったが、初めてでここまで頑張れれば上出来だろう。
やっぱり子供の方がこういうのは上手いんだろうな。

2022/4/6(水)

ぼうやの入学式。いよいようちの子も小学生。
半日休暇で式に参加。

うちの子も、少なくても落ち着いたほうではないが、一応ちゃんと1時間程度の式の間、走り回ることもなく人並実程度にはちゃんと座っていられたようだ。

うちの子も含め、どの子もおめかしして、大事に育てられてきたんだろうなぁ。
期待に胸を膨らませ、それを迎え入れてくれる先生方も晴れやかだ。

入学式の主役は子供たちだが、実際に喜ぶのは親たちだろう。どの両親も我が家と同様、これまでの6年間を思い返して、とりあえずはここまで育ったと感慨にふけっているに違いない。

写真撮影が長引き、午後出社にはギリギリの時間。
遅刻のプレッシャーは感じるものの、春の陽気の中で会社へ向かうサイクリングは快適。 町じゅうの各所で入学式帰りの親子連れ。東京中が「ご入学おめでとう」に包まれ、幸せな気分になる。

こうなってくると、ウクライナの状況が一層悲しくなってくる。
子供は社会の宝物だと実感するようになってきたが、うちの子のみが特別な宝物というよりは、子供というのはそういう存在だ。

うちの子供たちはそれぞれ全員が貴重な存在なのと同様、うちの子の同世代のお友達も同等に尊い存在だし、ウクライナの子供もロシアの子供も含め、世界中の子供たちは全員、価値の差はなく貴重なはずである。

わが子とその友達たちが享受している幸せは、ウクライナの子供たちも享受するはずなのに、一部の大人の身勝手からそれを奪われるのは、大人側にどんな事情があれ、いけないことだ。

とりあえず募金でもするか。
戦争を止める手段に使われるのであれば、武器の購入資金に使われるのも悪いことではないと思う。武力が無いと実現できないこともある。
戦争をやめるという選択肢を持つのは、たぶん今はプーチンだけで、プーチンに戦争やめるようにし向けるには、戦争相手の武力を増強することが一番有効だろう。

とはいえ、わざわざ選り好んで軍に寄付することもなく、とりあえず無難に赤十字に募金した。

2022/4/9(土)

たまには夫婦で夕食をと、義姉がうちの子供たちを預かってくれた。 すごく久しぶりにアップアンドダウンへ。

料理も日本酒もワインも何でもすごく美味しいのにかなり安い、夢のような店。 日本酒の仕入れ元は半数くらいは、我が家と同様青木満吉さんなので、我が家的にはそれ以外のルートのお酒の方が貴重。

前半はワインを主体に注文。
どれも大変美味しく、外食に来た甲斐があるなぁと思うのだが、やっぱりワインの銘柄は大して覚えられない。

美味しいものを食べに来る相手として、たぶん夫婦で来るというのは相性良いのだろう。 味が分からなくなるほど緊張することもないし、会話だってまぁいつもの内容から大きく逸脱しないので、「この料理・お酒美味しいね」くらいの話題がちょうど良かったりするし。
何だか二人でだいぶ酔っぱらった。

たまにはこういう機会を作るのは良いことだと思う。義姉と子供たちに感謝。

2022/4/10(日)

朝のマルタウグイ釣りは、魚不在で竿を出さず。 付近を散歩しても魚影見なかったが、もう下流に戻ったのだろうか。
今年の交尾フィーバーは週末2回分、ちょうど桜の満開の頃だった。例年よりもだいぶ短め何じゃないかと思う。

姉家族が遊びに来て、お昼ご飯を皆で食べる。近所のピザ屋でピザを頼んだ。
近いうちに海外で暮らす話を進めているらしい。実現したら遊びに行こう。 川原で遊ぶのは予想外に暑く、子供たちは割とすぐに帰りたがった。

上の子は相変わらずチョウチョよく捕まえたが、今年はまだアゲハ捕ってないな。モンキ・モンシロがほとんどだった。

2022/4/11(月)

試作品が狙い通りの動きをしてくれない。こんな設計ミスいつ以来だ?
と思っていたら、設計ミスというよりは部品の取り違えだったことに気づく。前任者からごそっと引き継いだ部品が、実は同じ部品ではなく複数種類入っており、正しいやつ使えば狙い通りに動作した。

失敗学の先生も、「似て非なるものの罠に気をつけろ」と一般化して警告してくれたが、まさにその罠に陥った。
リールなんて、「番手違い」と呼ばれる、ちょっとした大きさ違いの製品を大々的に展開しているので、似て非なるものの罠はそこら中に潜んでいる。今までハマらなかった方が不思議。

それなりに自負している、「自分でうまくいくと思った設計は大体うまくいく」という基準は何とか守られたようだ。

2022/4/14(木)

コロナワクチン3回目を接種。
刺すときは相変わらず全く痛くない。いつ来るのか、と覚悟を決めかねている間に、気づかないまま終わってしまう。

2回目の時の副作用は大したことがなかったので、今回もまぁ同程度くらいのつもりでいたが、夕食食べ終わった頃から発熱が始まった。

皿割った。宇都宮の借家暮らしの際に100円ショップで買ったやつで、2008年11月12日に買ったようだ。
その後も思いがけず重宝したし、長持ちするもんだなぁ、と思ったが、見回すと我が家には僕と同じくらいの年齢の皿がけっこうあったりする。

2022/4/15-16(金ー土)

そのまま高熱が出続け、下がらない。
金曜は在宅で働くつもりだったが、それどころではなく、立ち上がることすら出来ない。 所詮ワクチンによる熱だから、引くときは早いだろうと思いながらも、結局日曜まで熱は続いた。

高熱にうなされ、「今日働くためには理屈として○○が必要だ」みたいなことを気にし続ける。 その時は自分では十分論理的だった思っているのだが、思い返すと何を気にしていたのかは良く分からない。ただ、同じ夢を見続けているような感じで、しばらくするとその夢というか思考が堂々巡りする。
まぁ高熱による妄執なんだろうが、妄執信じてる状態の人に、「それは妄執だ」と指摘しても、なかなかうまくは行かないんだろうなぁ。

熱が38℃台に下がってくると、これは妄執なんだろうな、と実感できるようになる。 が、寝ている間の妄執堂々巡りが止まるわけではなく、何だか疲れる。
37℃台まで下がると、だるさは残るががんばれば家事も少し出来るくらいになり、36℃台でようやく口笛鼻歌なんかが勝手に出るようになる。

そんな感じに、体温が0.5℃刻みくらいで体感出来るようになったが、身体をまったく使わずに考え事をするだけにしたって、健康は大事だよな。

解熱剤飲めば、効いてる間は37℃前後に下がるが、きれるとまた38℃台に戻る。
高熱出すのはウイルスやっつけるための機能だから、多少の辛さなら解熱剤飲むよりも我慢してウイルスやっつけた方が得なような気がしていて、普段はそんなに解熱剤飲まないのだが、今戦っている相手はかませ犬というかワクチンだからなぁ。解熱剤飲むの我慢する事に意味あるか良く分からないが、そもそもこんなに高熱出続ける意味も良く分からない。
ワクチンの症状も野生のオミクロン株の平均的な症状と大差なさそうで、そんなに得してないような気がする。

一日違いで妻も接種。
二人とも倒れたら大変面倒なことになる。が、2回目の副反応が非道かった妻は、今回はそれほど発熱せず。保育園の保護者会行き損ねたくらいで、日常生活の破綻は避けられた。

2022/4/15-17(日)

日曜午後は、解熱剤に頼ればようやく散歩できるくらいまで生き返ってきた。 長女の保育園時代のクラスメートたちが集合。 けっこう久しぶりに会う子も多く、おじさんとしても子供たちが大きくなったところ見に行きたい。

皆おおきくなったなぁ。
おむつして泣いてた坊やたちだって、おっさん見れば敬語使うくらいになってきたし、特に女の子は成長が早い。ずいぶん美人なお姉さんになっていて、大きさも小さめの大人くらい。
頭の中のイメージでは、二人くらいなら同時にだっこできる、大型のぬいぐるみくらいの小物だったはずなんだけど。

挙動を見ていると、草まみれになって坂道転がったり(主にうちの娘だが)、鬼ごっこではしゃぎ回ったりと、まだだいぶ子供っぽいが、そんなのあと数年なんだろうな。

こういう姿を見て感慨深くなってみると、自分がずいぶんおっさんになったんだなぁと実感する。成長できてるかは分からんが、まぁ大人にはなったと思う。

2022/4/21-22(木、金)

試作品の開発がだいぶ進んできたので、性能評価のキャラバン。
実際のフィールドとしてはほとんど初評価という感じだが、やはりライバル機種の完成度の高さを再認識。

我々の試作品だけを見れば、まぁこの時点でちゃんとフィールドテストに耐えうるところまでこぎつけられたのは収穫だろう。

でもそういうことよりも、やっぱりブラックバスってなかなか釣れないものなんだなぁ。
その業界のプロが金と人を掛けて、聖地と呼ばれるような場所に来てやっているのに、全然釣れる気配はなかった。釣れないのって関東だけじゃないのね。

せっかく釣りブームが訪れているというのに。
実際、前日行った釣具店は、平日の夜といえどずいぶん活気があったが、いくら釣り人が増えてもこんなに釣れないのではブームは一過性のもので終わってしまうだろう。

個人的にはバス釣りって大して関心を引かれてこなかったが、仕事で少し関わるようになっても、ちょっとこの釣れなさ具合では、これが業界における最大ジャンルで良いのだろうかと思ってしまう。たくさん釣れたバスブームを味わった人が思い出にしがみついているだけ、という見方を捨てきれない。

釣り具に新技術入れるのが僕の担当業務だが、いくら面白い釣り具作ったところで、魚がいなければ大した意味もない。その前に魚釣れる環境増やさないとどうしようもないような気がする。

バス増やすというと変な宗教論争始める人がいそうだが、テレビなんかでよくやってる「在来種か、外来種か」という二者択一的考え方は問題のすり替えな気がしている。
「目先の工業化か、将来的に続く豊かな生体環境か」という問題に置き換えるべきであって、貴重な在来種にも、経済価値のあるフィッシングターゲットにも、近隣の住人にも、釣り具業界にも、税金徴収する人たちにも、皆がハッピーになれる方向性は存在すると思うのだけど、なんか格好良い釣り具よりも、そういう環境づくりの方が今の世の中不足しているような気がするし、うちの会社としても必要な気がする。
どの課のどんな人が具体的に何をやるべきなのかよく分からんし、なかなか目に見える形で成果を出していくのも大変そうだけど、やるべきことではある。

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