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2022/1/8(土)

久しぶりの離島旅行は、八丈島案や沖縄案を抑えて、伊豆大島案に決まる。
まぁオフシーズンだしコロナもあるし、有給使わずに気軽なところは良いだろう。

熱海発の高速船で行くつもりが、直前になって久里浜周りで行けることに気づき、そちらに変更。東名と第三京浜では、渋滞のリスクがだいぶ違う。

0745自宅発で0940久里浜出港、1040大島岡田港着。ドアto島は約3時間。
レンタカー借りてAZMちゃん家族と合流し、11時ごろ行動開始。

とりあえず晩飯の食材買ったり、なんやかんやした後に、荷物を置きに宿に向かう。そのままチェックイン。
今回お世話になるのは、アイランドスターハウスさん。


子供たちの希望はネコちゃんと遊べる宿

ここ数年、西伊豆や式根島あたりに行くと、宿泊場所や飲食店が世代交代しないまま廃業しているような感じで、観光やる上でのインフラが減少しているのを感じる。
一方、沖縄や熱海では、インバウンド需要対応のバックパッカー宿みたいなのが増えており、海外からの刺激で新たなスタイルも生まれているようにも思う。

伊豆大島は、どちらかというと新たなスタイルが生まれた方のようで、宿泊場所を探すと感じのいいところが割と見つかる。


買った総菜で昼飯。

色々説明を受けると、期待以上に素敵で便利なところだ。 当初のプランでは島内ドライブに行くつもりが、わざわざドライブに行くのも面倒になる。 子供たちも居着きのネコと遊んでいるし、このままビール飲んで焚き火囲んでも、けっこう幸せな気もする。

が、さすがにそれは志が低すぎる。島の反対側まで行かなくても、せめて温泉くらい行きたいし、1アクティビティくらいはやろう。


ご主人からの紹介があった、「根魚釣れるかも」というポイントを目指す。


海はきれいだが、特に反応はなし。隣の磯釣り師は、なんかエサ取り上げていたし、沖合にカメが泳いでおり、生体の気配はゼロではなかったが。
持参したパック竿が、案外使い勝手が良かった。離島旅行にいい感じだという発見があったくらい。


先に温泉へ行くはずだった子供たちも、結局磯場で遊んでいたし、僕も釣りのテンションはそれほど上がらず、一緒に遊ぶ。

そして素晴らしいタイミングで温泉へ。
僕は大島には5,6回来ているはずだが、浜の湯って来た事あったっけなぁ。
皆で温まりながら、富士山と赤く染まる空、海に沈んでいく夕日を眺め、これまでの伊豆諸島の旅を思い出す。

晩飯はバーベキュー。
伊豆大島は特に緯度低いわけでもなく、真冬なので結構寒いが、風がない夜で、屋外でもそれなりに快適。 冷えるので酒は進む。


興奮した坊やが部屋で飛び回り、足を滑らせて顔面損傷。
病院のお世話になるほどではなさそうだが、マンガに出てくる海賊風の傷を作る。
よくもまぁ、旅行先でケガするお子さんだ。


今日の軌跡

2022/1/9(日)

幸いにも、うちの坊やのケガは大したこと無さそうだ。
絵面的には面白いが、まぁ普通の擦り傷の範疇。視力も問題無いようだし、縫うほどの傷でもなく、一晩でかさぶたになった。

が、AZMちゃんちのりゅう君が体調不良。割とよくあるらしく、半日程度でケロッと治ることが多いとのことだが、目下別行動にする。

本日のメインは三原山登山を考えていたが、ロングコースは無理だな。状況見ながらルート切り替えよう。


とりあえず牧場で牛乳とジェラート。
終始富士山がよく見えた日。

午前中は、子供たちの要望により動物系の施設へ。動物園よりも規模の小さそうな、ウサギの居る椿園へ。
昭和感いっぱいの観光施設には、リス園だった時代に来たことがある。が、僕がちょうど今のうちの子くらいの年代だったし、細かいことは覚えていない。 島とはいえ、昭和の離島ブームからの施設なので、寂れている割に入園料は強気。

だが、うちの子たちはすごく喜んだ。
確かに、ここまでウサギたちにモテモテになれるところもなかなか無い。

ウサギ用のお菓子に、彼らは猛烈な執着心を見せ、群がってくる。
その熱狂がしばらく続き、お菓子が枯渇してしばらくすると、三々五々離れていき、通常のペースに戻る。
よくあるふれあいコーナーのモルモット膝上に乗せるやつよりもだいぶ楽しい。


かなりリピーターぽい雰囲気の、バイクで一人で来ているという女性と同行。小笠原のユースなんかで同宿しそうな雰囲気の方で、いろいろ教えてくれた。

ぼうやの熱意に負け、ゴーカートにも乗車。 これも予想外にスリルがあった。

電気ではなくエンジン車で、アクセルとハンドルをぼうやに握らせたから、かなりハラハラ。
椿園の中のアップダウンを、狭いコースで曲がっていく。坊やは基本アクセル踏みっぱなしだから、下りは20km/hくらい出てるのでは。


漁協でイセエビ調達


昼飯は子供たちの希望がかみ合わなかったり、そもそも食堂が営業してない等で苦労したが、結局三原山登山口付近の、離島ブームの頃から続いているであろう大食堂で食べた。
もうここの席が半分でも埋まることは無さそうな気がするが、そのままの席数で営業している。

なんやかんやで14時過ぎに出発。もうロングコースは到底無理なので、普通に登山口から火口へ向かう観光客ルート。ちょっとだけおはち回りして、表砂漠から下山する狙い。
長女が2歳のときは、結構ノリノリで頂上まで歩いたが、今日は疲れただのおっしゃる。 一日中アスレチック続けられるほどの体力があるのだから、疲労したというよりは飽きたのだと思う。



頂上付近で野良キョンを見た。草を食むにしても、もっと山麓のほうがよさそうな気がするが。
表砂漠コースは、分岐を見つけられず。それっぽい箇所はあったが、道標がない。 このコース状況で道標がないのも不思議だが、まぁマイナーコースなのだろう。
15年ほど前に来たときは、ここを歩いた気もするが、ちょっと曖昧。

時間的にもタイムアウト。夕日も近いので、来た道をそのまま戻ることにする。




島で売っていた餃子の皮が手打ちっぽいモチモチしていたという理由で、皆で餃子大会。


イセエビ様は蒸したり焼いたり。井上家のイタリア風のやつがすごく美味しかった。


2022/1/10(月祝)

レンタカー返す時間は昼過ぎなので、最終日も多少は遊べる。
昨日ほぼ行動できなかったAZMちゃんちも、今日は裏砂漠行ってみたいという。

駐車場から10分という情報から、割と気軽に考えていたが、まぁ確かに砂漠と言うくらいだからふきっさらしだよな。
そして今日は厳冬期の強風・小雨の日、太平洋に浮かぶ島の最高峰だ。 雪こそ無いものの、冷たい風が吹き付け、八ヶ岳の冬山稜線歩きをしているかのよう。


普段薄着ばかりしているうちの子たちも寒がる。

こういう場所って確かになかなか無く、ここにしかない雰囲気はある。
六歳児以上は、けっこうキャーキャー興奮しながら走り回っているが、三歳児ちゃんは厳しい気象状況にやる気喪失。この場所で3時間行動したら、ちょっと遭難チックになりそうだ。


まぁ15分程度で戻れるし、厳冬期の冬山を短期間体験した、という感じ。

都立公園の動物園を一回りして、お弁当食べたら港へ。

今日の軌跡

子連れだと出来ないことも色々あるが、子供が小さいときにしか楽しめないこともそれ以上にあるよな。
島中を端から端まで冒険して、とっておきの場所を探すようなことは難しいが、ウサギにエサやってあんなに楽しいのは今だけだろう。

伊豆大島はやっぱり離島なので伊豆半島とも結構空気が違う。が、アクセスはかなり良い。 14:40出港の船乗って、17時に帰宅。明るいうちに戻れるとは。
今後も結構気軽に遊びに行けるな。
これまで、泳げる季節に行ったことは一度も無いので、次は9月とか良いかもしれない。

●2015年3月 前回伊豆大島

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