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2021/9/18(土)

台風は間もなく居なくなるだろう。
シルバーウィークは、予定通り入笠山登山を決行。初日の今日は、もともと移動日として考えていたので、台風の通過に合わせて出発するくらいで実はちょうど良いはずだ。

昼前に出発し、近所のうどん屋で昼食。 久しぶりに中央道乗って中央山岳地帯を目指す。
さすがに今日は道も混まず、とはいえやっぱり入笠山はそれなりに遠い。甲府以降のインター、韮崎と上諏訪の間ってどれくらい時間かかるんだっけなぁ、とか思い出しながら、何とか予定通りに夕飯前に山小屋着。

マイカー規制している入笠山も、山小屋宿泊者は車で上まで行ける、というか夕方になってしまえばマイカー規制も無くなるようだ。
雨はそれなりに上がり、台風とはたぶん途中ですれ違った。夕日の頃は日も差してきて、明日はきっと期待ができる。

マナスル山荘、もとは一つの山小屋だったのが、半分ずつ違う経営者に譲渡されたようで、現在はそれぞれ「本館」「天文館」と名乗っている。建物はつながっているっぽいが、別な宿。
今回は「天文館」のほうに泊まる。


チビたちは部屋に入るなり、炬燵に突っ込んで満面の笑み。

山小屋と言っても色々で、ここは立地こそ標高1800m付近にあるものの、電気も水道も普通に通っている。
山のコースとしては、徒歩30分程度の入笠山があるくらいで、どこかのロングルートの起点になっているわけでもない。 したがって、山小屋の常識ルールである、「夜9時消灯で朝食は5時から」みたいな時間割では運営されていない。
とはいえ、その立地条件を生かして、全国の天文部ご用達の合宿所になっている、というのが普通の宿との違いだ。 そのOBも含め、新月の週末は予約が埋まるらしい。

家族で山小屋泊まるのはずいぶん久しぶりで、坊やが産まれて以降初めてだ。前回泊ったのは長女がまだヨチヨチ歩きだったから、子供たちには実質初めてと言っても良い。
入笠山の山小屋は上記のように山小屋と呼んで良いんだかどうかのグレーゾーンな感じなので、初めて泊まる山小屋として妥当な選択だと思っていたが、実際に泊まってみたら、おかみさんが滅茶苦茶良い人だったので非常に良い選択となった。

2021/9/19(日)

台風は昨日のうちに過ぎ、今日は絶好の登山日和。天気回復前の移動が功を奏する。
久しぶりの山小屋で、妻も結構嬉しいようだ。朝から皆で日の出を見に行くぞ、と息まいて就寝。


そりゃまぁ、一番眺望が効くのは山頂で、僕が一人で撮影山行に来てるなら、夜のうちに2,3往復するくらいの立地ではあるが、さすがに三歳児連れて暗闇の中で登頂するのもなぁ。
チラシの案内見てると、車道ぞいにも展望地はあり、そこはたぶん昨日通ったあそこだ。方角的に日の出も見えるはずだし、チビ連れてくならそこが現実的だろう。4時半に目を覚ました時はガスっていたが、その後再度確認するときれいな空。チビたち起こして出陣。


さすがに薄明時の星空と曙光が同居する時間には間に合わず。
途切れ途切れの雲海の中、けっこうきれいな日の出が見られたんだが、子供たちは寒い寒い言い出した。

車内で待たせている間に、カーナビでアンパンマンを見始める。
横目で日の出も見て「きれいだね」とかのたまっていたが、彼らには彼らの価値観があるのだろう。

朝飯も食ったし、のんびりと山頂へ出発。
何しろいい天気だ。
何しろ地元の幼稚園の遠足コースにもなっているという。確かに、うちの三歳児ちゃんでも、何とか手に負えるレベルだ。

周囲を見ると老若男女登ってくるが、うちの三歳児ちゃんが最年少という感じでもない。小さいほうではあるが、しばらく見回していると同年代の子も見つかるレベルだ。地元の子は二歳くらいでも自力で登っている感じ。

小屋からは、最初の10分お花畑、途中は普通の登り、頂上直下の段々開けてくる感じを経て、子連れでのんびり登っても1時間強。
そこに登りきると、八ヶ岳の大展望に後ろは甲斐駒、眼下に諏訪湖、遠望すれば北アルプスに木曾の御嶽山、そして富士山まできれいに見えるという、まさに日本の名峰たる大スターに囲まれる。ずいぶんお得な山だよな。
高尾山や丹沢大山、陣馬山に比べて、東京近辺からは遠いものの、移動する手間をかける甲斐は十分にある。
体力ないけど登山の魅力味わいたい、という人がいれば、とりあえず入笠山でも行っとけよ、と思う。そして我々は、最高の天気の下でそこにいる。


風は無いが展望はある。ずいぶんと長居した。


前回の入笠山登頂は5年くらい前だったか。
そのとき君はおチビさんで、山頂手前で眠っちゃったんだが。


短くループするルートを選んで下山。日の出を見た展望地に出る。
娘だか妻だかの起源が悪くなり、ケンカを始めたが、まぁ日常の範疇。


小屋に戻って昼食。カレーを頼む。


子供がジュースだかを忘れたというので再度登頂。一人で登れば15分くらい。


一休みして、今度はロープウェイ側の湿地へ。
お花畑は枯れ気味ではあるが、ところどころに秋の花が探すと見つかる。


ロープウェイ駅で八ヶ岳見ながらアイス食う。
幸せな感じはするのだが、やっぱり家族の誰かが機嫌悪かったりもする。


次は「山だぜ」っていうTシャツ作らないとな。


お風呂は現代風五右衛門風呂。


おかみさんは月島出身とのこと。うちの子もお好み焼きとか好きなんです、と話していたら、晩ごはんもんじゃ+お好み焼きに変えてくれた。

これでもか、というくらい朝から晩まで楽しく遊んだ一日。こんな日もあるんだな。
その締めは、ご主人の天体観測会。ガスに巻かれてちらリズムな観望会だったが、土星と木星が大口径望遠鏡で雲越しに見えた。
子供たちも眠りに落ちずに最後まで楽しむ。

2021/9/20(月・祝)


曙光の時間に間に合った。

今朝は一人で朝日を見に来る。
チビたちも行きたがってはいたが、さすがに昨日あんなに遊んだから、寝かせておいた方が良かろう。


割と直前まで何度かガスに巻かれたが、ご来光の時はきれいに晴れた。
昨日の夕飯時に話し込んだご夫妻も見に来ていた。


のんびり支度をしてチェックアウト。
おかげ様で、素晴らしい思い出となった。
また来たいね。


今日も最高の天気が続いている。スタコラと帰るのも勿体ないので、また頂上へ。

帰路は死ぬほど渋滞。
おおむね計画どおり、午前中のうちに撤収が済み、双葉SAで昼食休憩というのも割と狙い通りだったのだが、三連休最終日の中央道を過小評価していた。もう台風絡みとか、コロナ自粛は無く、むしろ人々は息抜きしたいんだな。

渋滞情報を聞いていても、中央道だけでなく東北、関越、東名の首都圏へ向かう上り線はどこも渋滞の列。50km代の渋滞って、お盆正月のピーク以上では。今週末、特に昨日今日は人々は相当外出したようだ。

その中でも中央道の渋滞は非道い。全然動かない。
そういえばしきりに山登りしていたとき、車で行くとこうなること何度かこんな渋滞を経験した。 結局、往路の倍以上、7時間ほどのドライブになってしまった。なんだか連休に遠出するというのも大変だ。

2021/9/22(水)

ずっと懸念になっていた課題について、委託先の担当者が来社してくれて半日合宿したら、だいぶ見通しが良くなった。
技術的に困難かというと、確かに難しい点もあるものの、ほとんどコミュニケーションの課題なんだよな。産業界初の技術というわけでもないし、品質コスト納期のレベルを上げるのが大変というだけで、答えはすでに世の中にあるのだから。

チームワークが高ければあっさり片づくレベルの課題だと思う。これをきっかけに、チーム力の向上を図りたいところだ。

2021/9/23(木・祝)

姉家族が遊びに来て、河原でバーベキュー+父の誕生日を祝う。最近は、娘が焼き方やってくれるので助かる。
暑い一日だった。

2021/9/25(土)

河原でぼうやとサッカーをする。
珍しく二人で遊んだら、いつになく長時間ボールに食らいついてきて結構楽しかった。

思えば、公園や河原に連れ出す機会は多いものの、坊やにはそんなに構っていないんだよな。 3人連れて行くと、どうしても人見知りで弱っちい末っ子ちゃんにかまけてしまい、誰かと仲良くなる坊やは遠目で見る程度でほっとくことが多い。ちょっと難し目の遊びだと、小三の長女を相手にしてしまうし。

チビのころの球技のセンスは、父親によるところが結構大きいだろうが、そのあたりはちょっと申し訳ないように思う。

高校の友達とオンラインミーティングで、けっこう久しぶりに話し込む。
4人中3人が転職経験者。そんな時代なんだな。

2021/9/26(日)

昼食後、娘とクライミングジムへ。

5級の課題が半分くらい登れるようになってきた。
一般的に、5級というのはよほどセンスある人でも初心者に登れるものではなく、初歩的なコツというかクライミングの基礎の動きができないと登れるレベルでは無いらしい。
僕の体の大きさは、若干のスキル不足を補えるとはいえ、確かにそれなりに基本的な動きはできるようになってきたような気はする。

今更ボルダリング大会での上位を狙いたいわけでもないし、やっぱりまた沢登りとかに行きたいな。娘も岩場に対する恐怖心は無さそうだし、そのうち一緒に行けそうな感じになってきた。

クライミング後、今度はチビ二人と公園へ。
またまた走り回ることになり、だいぶ疲れた。

2021/9/27(月)

オンラインで研修受講。
これまで2,3回受けたことある、失敗学の元東大の先生。

すごく上質の講義をしてくれるので楽しみにしていた一方、前受けた講義と似たようなタイトルだったので心配もあった。

やっぱり内容がかなり被っていて、新しい発見は楽しみにしていたほどは得られなかった。他の人に譲り、僕は別の講義受けた方が有益だったかも
先生の落ち度というよりは、弊社研修担当者の落ち度だと思うが。

2021/9/30(木)

このところ、長女がかなりつまらないことで泣き狂う。
風呂に入るとか入らないとかそんなことだが、何をどう聞いても理屈も何もないし、大した話でもないのだが、なんだか制御不能になる。

常にそういう状態になるわけではなく、大体いつも寝る前になるので、大ざっぱに言えば疲労で判断力低下のたぐいだが、疲れる→判断力低下→泣く→さらに疲れるのスパイラルに陥る。 生来のガンコな性格と根性があいまり、そのスパイラルに陥ると抜け出せないまま長時間続いてしまい、かわいそうな感じもするが、とりあえずうるさい。

一種の反抗期とか、面倒くさい甘え方とか、そろそろ子供時代が終わる直前の成長の過程とかいう気もするが、いい加減さもバランス良く身につけて、脳の制御方法を覚えてほしいなぁ。


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