冬の恒例イベント、だるま山計画もなんと15シーズン目だ。
そのうち子供ができて、一緒に参加させるかとか言っていたのは何年前だったか。今回はうちの子供だけでなく、友人たちの子供も入れてチビ6人。昔語った未来が、少しずつ実現している。
大人は13人参加。常連化の流れは避けられないが、ここ数年では多いほうかな。
魚さばくのは手抜き。一尾で買ったのはクロムツが美味そうだったのくらいで、マグロやシメサバなんかを柵で買う。面倒で効率悪いことを避けてしまうのは歳とってきた感じがする。
ながもりさんのおでんはだいぶ食べ損ねた気がする。
帰宅してから食べた。
宴もたけなわになり、うちの坊やも泣き出す。
ベッドから落ちてひゃんひゃん泣いていたが、まぁいつものことだ。ヨソの子じゃなくて良かったなぁと思っていたが、全然泣き止まず、ちょっと様子がおかしい。結構高いとこから落ちたようで、冷や汗かいてるだけではなく、吐いたのちに眠りだした。
こりゃあちょっと普通じゃなさそうだと救急車を呼ぶことになった。直後は元気に泣いていたのでそこまで重態でもないだろうが、単なるケガ、という感じでもないかもしれない。
ありがたいもので、山奥でもあっという間に救急車は来てくれる。
妻がいくよりも僕のほうが動転しないし、他の子もそのほうが落ち着くだろうから、僕が付き添う。仲間のうちで酒飲んでいないのも車でついてきてくれた。
しばらく寝ていた息子は、救急士さんに起こされて意識を確認。自分の名前もちゃんと言えていたが、自覚症状に対してはあらゆる質問に首を縦に振るので、こりゃわからんわと判断される。救急車内でも1,2度吐いたので、心配ではある。
15分ほど救急車に揺られ、救急病棟。
息子はそれほど動転している感じでもなく、いつものようにニコニコしているし、CTスキャンとられた結果も特に心配なことはなさそうだ、とのこと。
入院もおすすめされたが、必須というほどでもなく様子見以上の理由はないとのこと。
であれば、息子も皆といたいだろうし、僕だってそうなので、戻ることにする。
会計を終えてさぁ帰ろうと思ったら、息子は再度吐く。よほどたくさん手巻き寿司を食べたらしい。こりゃ連れて帰っても心配だと、仲間の乗車拒否にも遭い、入院することになる。まぁ仕方がない。
それじゃついでに、という感じで更なる精密検査。CTスキャンとMRIの差っていままで認識がなかったが、どちらも断面画像をとれる手法という意味では同じなようだ。
CTスキャンはX線で、MRIのほうは磁気使う。このページ↓読むと電子レンジ的な原理が書いてあるが、弱い電子レンジ+高精度センサで内部の温まり方でも見ているのだろうか。
https://www.fronteo-healthcare.com/library/2016/02/exam-mri-ctscan-diff
大して違いないだろう、くらいの知識もなかったが、とりあえず撮影時間がだいぶ違うらしい。幼児は寝かせちゃっうのがベストですというアドバイスは実現できず、起きたまま狭い検査機の中に入っていったが、30分ほどしてちゃんと撮影されてきたようだ。
それにしても、結局は子供の医療費は自己負担0円になってしまうので、精密検査も気軽に受けてしまうが、けっこうな費用するんだろうな。税金なり保険金なりで補填されるが、誰かが払うわけだからな。
そりゃあ受けたほうが安心だが、どうしても絶対というほどでもないので、医療費用のありがたさと経済性のバランスのとり方は難しい。最適解、というものは出にくいけど。
検査、入院の説明を終えると、午前2時を過ぎており、その間息子も健気に起きていた。
胃の中のものを全部出すまで吐き気は止まらなかったが、最初の診断を終えた時点で僕の心配はほとんど無くなっている。息子は相変わらず明るく上機嫌だ。ワケのわからない発言が多いのもいつものことだし、その合間に状況を正確に理解しているようなことも言う。吐き気も、船酔いみたいな症状なんじゃないかなと思う。
大した外傷はないが、脳みそが揺れてボクサーのダウンみたいな感じになったのだろう。
それよりも、緊張と疲労はだいぶしているから、休んだほうがいいし僕も疲れた。 小児病棟の狭いベッドの中で、身体を折り曲げて息子と一緒に眠る。
世間のお約束どおり、病院内では待つのが仕事。
小児病棟の看護師さんたちは必要事項だけ聞いて我々をとりあえず引き取ってる感じなので、この先の展開を判断する権限ないだろうし、脳神経科の先生は早朝から我々の診断するほどヒマではないだろう。
が、まぁおおむね順調に、昼頃に退院。何を待っているのかよくわからない時間も多かったがとにかく何かを待っているうちに終わった。
どうやら何かあった時のための紹介状に添付する、MRI画像をCDに焼くのが時間かかったようだ。
昼食から無事に仲間たちへ合流。
予定していたいちご狩りは止めておこう。この状態で食べさせすぎるのは無為な冒険だ。
マンネリ化しつつある恒例行事も、今回はちょっとビックリしたが、ヤレヤレ、ニコニコという形で終わることができて良かったな。「救急車を呼んだ年」と記憶されることになるだろう。
皆さまありがとうございました。
お医者さまの話では、具体的に心配なところもないので保育園にも行っていいが、短期間内で脳震盪を繰り返すのは非常に良くないので気をつけろとのこと。
妻も育児休暇中だし、うちの心配性気味な保育園がそんな子を快く預かってくれる気もしないので、息子は一日お休み。
やはり一日特に心配もなく、元気だったようだ。
朝はゆっくり寝て、夜も早く眠ったが、そりゃあ昨日は疲れただろうからな。
このところ、メインの試作機の開発はひと段落しているので、周辺技術の開発に手を出している。というと少し格好いい感じだが、まぁ実際には思いついたことを夏休みの自由研究的な工作して試す、というような作業。
職場に3Dプリンタあるし、ミスミやアマゾン、プロトラブズといったサービスはあっという間に部品持ってきてくれるので、CADで考えてみたものが翌週には実際に試せるので、試行錯誤のサイクルも10年前の3倍くらい高速化できて、赤い彗星な感じだ。
今日も一つ新しいのを試してみたが、まぁまぁ狙い通りな感じ。結果的には、手を抜いて工作したやつに別の可能性が見えてきて、そっちのアイデアのほうがよさそう。
頭で考えるだけでなく、手も動かさないと見えない事実があるという経験則に、また一つ実績が加わる。
残業して中途半端に寝かしつけ時間に帰ると、子供が興奮してなかなか寝ないと怒られるが、金曜は大体残業しないので、子供を膝に乗せながら夕食をとる。
なんかうちの赤ちゃん、ハイハイ早くなったなぁ。
もうすぐ歩き始めて、赤ちゃん期もまもなく終わるのだろうなぁ。