来週の新島旅行に向けての荷造り。
近所のパスタ屋行ったり、二歳児が昼寝している間に上の子と公園行ったり。
会社の後輩が、カツオたくさん釣れたら呉れると言っていたので楽しみに待っていたが、丸坊主だったらしい。
イナダは近所のスーパーのもの。
妻、TOEIC受験。
乳児を抱えていると、勝手に受けてこいという訳にも行かず、会場近くまでお供することになる。
数年前に受けたときは生活圏内の大学が会場だったが、毎回そういう幸運が保証されているわけではない。今回は、路線的にはまぁ同一方向と言えなくもないけど、便利と言うほどではなく、電車でも自家用車でも自転車でも30分以上1時間以内、直線距離で20kmは離れてないけど、というくらいの立地。
乳児幼児を同行させるには、便利では無いなぁ。
とはいえ、目的地の最寄り駅を調べると、案外駅前のローカル公園が掘り出し物で、子供を数時間遊ばせておくには最適な感じ。地の利を得れば、そうそう困難な課題では無いはず、というのが計画段階。
実施段階になって、予想よりもうまくいく日もあればそうでない日もある。
今回は割と負けた感じ。
敗因の一つ目は貸し出し自転車のレギュレーション。
教習所を自転車で走れるような感じのところで、コンテンツ的には、幼児を1時間程度引きつける魅力はありそうだが、公営特有の厳格な線引きで、我が家はその恩恵を得られず。
一つは靴で、サンダルだと自力で漕ぐタイプの自転車、ゴーカートが貸しだし不可になる。
ギョサンスタイルの上の娘は完全にNGな感じだが、そのルールだと踵が覆われているサンダルを履いている下の子はグレーゾーンな感じで、実際似たような靴を履いて乗っている子も見かける。
だが3歳以上というレギュレーションも存在し、結局うちの子は結局自走できないタイプの車しか許可されない状況だ。一つくらいのグレーなら押し通せたとしても、なかなか壁は厚い。
そんな状況で許される遊びを実施すると、子供はそれなりに期待の目を持ち続けても、僕への負担が大きい。今日は3人見ないといけないので、傍観者の視点になりたいのに。
子供はまだ飽きていなかったが、僕が面白くない。けっこう誤算。
とりあえず近所のスーパーで総菜香ってピクニック。
おおむね予想された事態が発生。赤子が泣き始め、泣きやまない。最近かなりママっ子だからな。
上の子二人は池のカメ見ながらおにぎり頬ばり、それなりに楽しそうにしているが、乳児は泣き続ける。まぁ、子供3人連れているから、怪しい人さらいには見なされていないと思うが。
結局妻の試験が終わるまで、7割くらいの時間を泣きはらしていた。
帰り道、ショッピングセンター行って妻がケーキをおごってくれた。皆でやや食べ過ぎる。
交通の便の悪い自社からの出発を避けて、自宅を遅い時間に出発しての新幹線出張。
昼過ぎに業界の名物男みたいな方を表敬表門して雑談+情報交換。
夕方まで取引先と定例会議+先方の社食でちょっと良い酒を飲ましてくれるレベルの交流会。
タイミング的に、次にこういう機会があれば祝勝会だし、失敗していれば何もないのだろうな、というものなんじゃないかと思う。
これまで積み重ねてきたものが、良い方向に転んだと判断できるときに、それが共有できる仲間と酔っぱらえば美味いものになるだろう。
この国で、物作りに関わることで生計を建ててる人って結構な割合で居るはずで、具体的な数字は知らないけど一千万の単位になるはずだ。
その中の、まぁ9割が日々のタスクワークを守り、それによって高品質や高効率を守っている。
僕もまぁその中のはしくれとして、同じ目的を共有する仲間には属している。全体の努力でどうにかこうにかメイドインジャパンとして認知されつつある性能を保ってきていて、ようやく世界全体にも認められきたが、追い上げも激しく予断は許されないというのが分野を越えたエンジニア全体の認識だ。
だがまぁその中で、期待される品質を保証していくことよりも、新たな可能性を提示することを役割とする人たちも居て、僕は多分ずっとそういうところに属している。
ある意味気楽っちゃあ気楽なんだが、そういうジャンルが人気かというとそうでもなく、日々の努力が成果に結びつきにくかったり、まぁ好き嫌いは分かれるらしい。
どうしても、他人に食わしてもらってる、という印象は取り除けない宿命なので、そのあたりを世間に甘えられるか否かというのはあるよなぁ、と思う。
僕自身は、齢四十を数えても将来性を盾に世間に甘えるつもりらしく、のうのうと将来技術にいそしんでいる。そのへんの厚顔無恥が才能と言えば才能かもしれない。
そんなわけで、今日もゼロを一にする将来技術を看板に掲げているが、今やっている案件は勝負が短期間ではっきりと分かれそうなのが良いところだと思う。
そりゃあ失敗するつもりで勝負に挑んでいる訳ではないが、自分の力の及び得ぬところで勝敗が分かれることなんていくらでもあり得る。負けたときの被害も、分かるのが早いほど被害も少ないだろうし。
そういう勝負ができる環境にいること自体、別方面の目的に対して努力している仲間達を代表しているはずで、幸運なことなのだろう。
モノにできるかどうかは神様が決めることだとしても、僕は当事者として結末を見届けるべきことなんだろうなと思っている。
来年の今頃、思いで話が一つ増えた、というレベルで終わらせたくないなあ。
部品手配の作業はおおむね一段落し、部品待ちの状況になってきた。
とはいえ今回は、イレギュラーな製品開発なので後工程が通常業務として仕事を受け取ってくれず、そこも手探りで進めていかなきゃいけないのが辛いところだ。
仕事が進んでいる印象はあるのだが、先の見通しが立たず、順調だとは思えない。ただでさえ下流工程の経験が浅いのに、今の会社の風習にも慣れたとは言えず、この先にいくらでも落とし穴があるはずだ。
現時点で、少しでもその落とし穴の存在に早く気づければ、この先ずいぶん楽になる。
目の前のことをガムシャラに頑張るよりも、先手を取れるように一生懸命先のことを想像しておくことが大事なのではないかと思っている。