起床後、皆で畑へ。
秋冬野菜の植え付け。まだまだ暑いが、畑ではもう夏は終わり。あとはオクラだけ。
急に姉に誘われて泊まりに行く。旅行にでも来てるみたいだ。
姉の家はシティホテルのような立地にあり、香港のハーバービューのホテルだと考えれば宿泊費も高そうだ。
特にお互いの子供が産まれてから、年に何度か一緒に旅行することがあるが、子供たちは目的地をあまり気にしていない。お互いの家でお泊まり会するほうが楽なのかもしれない。
晩飯はたこ焼き+ワインパーティ。
うちの娘は、割と上手にたこ焼きひっくり返してた。確かにホットプレートも便利だよな。
子供たちは朝から楽しそうだ。
何してる、と言ってもお互いに顔を見合わせてキャーキャー走り回っているだけなのだが、一緒にいるだけで楽しくて仕方がないらしい。
そんな様子を見ていると、こっちも深刻なことは考えられなくなる。
姉たちがお台場遊びに行く計画立ててくれた。日本科学未来館へ行く。
アシモが実演されていたのに出くわした。ホンモノは始めてみる。
日本の誇る技術者集団が世界を驚かし、もうすぐ誕生から20年になるのか。
基本特許も切れる時期だ。人寄せとしては役だったのだろうが、実用化は失敗しているよな。
子供に現代科学教えるのって確かに難しい。
何というか、最近は世紀の課題に対する分かりやすい大発明があるというよりは、細かい改善の積み重ねで実現するものが多いので、それまでの文脈を追っていかないと何がすごいのかが分からない。
細分化されたオタクアニメのパロディ作品のすごさを説明されるような、長い前提が必要になってくるから、よほど好みや知識が一致しないと説明の核心部まで到達できない。
併設されていたデザイン「あ」展は、そのあたりがよく考慮されている。
テレビ生活とは縁遠くなって10数年の僕でも、NHK教育はたまに見るが、やたらと上質な映像を作るやつらの一味だよな。
どんな集団なのか詳しくは知らないが、工業デザイナーの人たちなんだと思う。アートと実用会の間に居る人たちなんだろう。
彼らの展示物は、説明不要で分かりやすく、面白い。いかに分かりやすく伝えるか、というのがテーマの中で大きな割合を占めるのだろう。
我々エンジニアは、分かりやすく伝えるというところの優先度はそれほど高くない。 有用、効率的、低コスト、みたいなのを第一目的にし続けているうちに、複雑な前提知識がないと分かりにくい世界になってきた。そこらへんが今後の課題なんだと思う。
前の会社でも、デザイナー部門とエンジニア部門で協力して面白いもの作ろう、という動きが一時あったが、結局は何もしなかったな。合コン一回くらい実現してたのかも知れないが。
エンジニア同士でも専門分野が違うと、雑談以上のコミュニケーションが成り立たなかったりするが、デザイナーとエンジニアが協調して働くには、相互理解が相当足りていないような気はする。
帰宅すると、二歳児が満面の笑みで出迎えてくれる。
寝かし付けの途中なので妻から怒られることになるが、まぁそんな日常だ。
心底嬉しそうな顔して、僕のことが大好き、一緒に遊びたい、という表情している。
他人のことを幸せにするのなんて案外簡単で、自分自身がそういう気持ちになってそれを表現していれば、どうしても他人にも伝わるものなんだろう。幼児はそれが上手だ。
昨日の夜更かしが祟って、なんだか集中力に欠けた勤務をしてしまった。 メールを書くにしても書類作るにしても、やり終えるまで気合いが続かず、面倒臭くなってくる。 睡眠はちゃんととらないと。