夏休み初日は姪っ子が遊びに来た。
用水路にエビを捕りに行くと、いつもより蚊が多い。 多摩川が増水するとこちらの用水は流水量を減らすようだが、そうなると蚊が増えるのだろうか。
夜、花火をやる。
子供たちは手持ち花火を楽しむも、打ち上げ花火をやると不機嫌になった。怖かったようだ。
銚子で開催した海難事故の救助大会に、協力したチームが見事入賞。おめでとうございます。
●銚子マリンレスキューチャレンジ
買い物と旅行準備。西松屋と上州屋と巡回。
近所の中華で昼食を食べたが、料理が出てくるのが非常に遅く、軽いランチのつもりがフルコース以上の時間がかかった。最近従業員が減っているようだが、大丈夫だろうか。
楽しみにしていた海水浴旅行だ。
子供が生まれる前のように、馬鹿みたいに毎週毎週旅行しなくなったら、一つ一つの旅行が楽しみだ。
今年は三浦半島、油壷。第三子がまだ赤ちゃんなので遠出はできないが、三浦半島なら100kmもない。気軽に行ける。
数年前に行った海水浴場は割合綺麗だったし、海の家で民宿もやっていた。あれだけ海が近ければ、赤子の面倒を見ながら海水浴もできそうだ。
のんびりと3泊。カヤックしたり、子供と泳いだり、釣りしたり、色々できそうだ。
出発は9時ごろだったかな。高速は順調、国道に降りてからが非道い渋滞。抜け道使うべきだったが、11時ごろ油壷到着。
そのまま昼飯食っちゃおうと、グーグル先生が教えてくれた素敵なイタリアンへ。
やたらと良いロケーションにある、やたらと素敵な雰囲気のレストラン。「ヴェント・エ・イル・レオーネ」というお店。 これは何というか、ロケーションの勝利。海外リゾートにでも来たかのような。 豪華なんだけど押しつけがましくなく、貧乏人お断り、という感じがない。バブルのころとは違う、最近の豪華さなんだろうな。
こんな雰囲気なら何食っても美味そうだが、雰囲気を台無しにするような料理は無く、印象から期待される通りのものが出てくる。
フードコーディネイターの教科書に、「食事の印象の8割は雰囲気で決まる」というような、理系的には実も蓋もないようなことが書かれていたが、まぁ確かにこの店の印象は料理と言うより周囲の環境が大きいな。
「プライベートレストラン」とあるが、ロケーション的にも施設的にも、個人経営というよりは京急あたりの大資本の一事業なんだろうな。
→と思ったらやっぱり京急グループ系のようだ。
さて。素敵なレストランにばかりかまけてはいられない。
毎日晴天が続くとは限らない。暑いときは海だ!
昨年GWの小笠原以来の海水浴。子供たちはもう海を怖がらず、浮き輪につかまってはしゃいでる。
●荒井浜海水浴場の印象。
・広すぎず、狭すぎず。両サイドに磯場があるのも楽しい。
・三浦半島の左下端で大海原に面し、底質は砂利っぽいので透明度も割と良い。
・魚は量は多くはないが、種類は結構いる。ベラ、アジ、トラギス、カワハギ、メジナ等、10種類くらいはすぐに数えられた。このへんでよく釣れる魚が、探せば見つかるという感じ。
・晴れていれば正面に富士山。
・駐車場から歩く。面倒に思う人もいるかも。
・海水浴場外れたところからカヤック出しても怒られなかった。SAPとかジェットスキーとかも結構いるし、その同類なのだろう。
初日の夜は21時ごろには眠ってた気がする。深夜目が覚めて、そのまま寝付けずにカヤック組み立てる。
荒井浜まで運ぶのはちょっと遠いので、より駐車場に近い方の浜から出航。
朝食前は釣りの時間。
●カヤック釣りの感想
・早朝に2時間程度×2回。釣り餌買わず、疑似餌を上げ下げし続けた。
釣果はサバ×2、ソーダガツオ×2、エソ1。バラシが2,3回。会心の獲物というより釣れちゃう感じの魚種だが、久しぶりのカヤック釣りで、短時間の中で楽しめた。
・終始南の風。これ以上強かったら無理だなというくらい。最終日は強風で釣りできず。
風でカヤックを回された際に横波を受けると怖かった。ちょっとずつでも進めれば帰れるので、波に対して弱点を晒さないように一生懸命船の姿勢を維持する。ラダーがあると良いのかも。
朝食後、妻子は水族館へ。僕は赤子と共に昼寝。 昼食時に合流し、午後は妻も泳いだ。
早めの晩ごはん。
昼間はにぎわった海水浴場も、日が沈む頃には静まりかえる。
目の前には相模湾。その奥には富士山。そして夕日。
雲もあったのではっきりしないが、ダイヤモンド富士の条件にかなり近そう。前後1週間くらいだと思う。
これはなんだかずいぶん素敵なロケーションだなぁ。
ほぼプライベートビーチ状態。バーベキュー頼んでおいて良かった。
三浦半島って都会に近いし、面積も狭いので、なんとなくアウトドアのフィールドとしては伊豆や房総に一歩格が落ちる印象だが、なかなかどうして。狭いながらも穴場を多く有するような地形に気軽な別荘地帯と漁村が違和感なく融合していて、また別の魅力がある。
夜、星を見る。
部分的に雲はあるが、星座の形が分かるくらいには見える。
流れ星を2,3見たが、子供たちは慣れない夜空を怖がり、すぐに部屋へ戻った。
海水浴場にもそれなりに一日があり、朝は人もまばらで水が澄んでいる。
この浜は砂の粒子も粗く、岩混じりなのでそこそこ魚が見える。探せば見つかる、という程度なので子供にはなかなか難しいようだが、教えるとたまに認識できたようだ。
娘はイカの赤ちゃん見つけたらしい。アオリイカの子供かな。
海上亭さんは、民宿と海の家を経営している。
同じ屋号だし、建物も隣り合っているが、どうも財布は別らしい。どちらでも昼食を食べることはできるが、メニューと料金が若干違う。
海の家は、典型的な海の家スタイルで、若いお兄さんがバイトしていて活気があるが、焼きそばは作り置き。同じ焼きそばでも、民宿のおばちゃんが手作りしているほうが豪華で美味しかった。
晩飯を早めにして、三崎の花火大会へ行ってみる。
駐車場が不明だがいけるだけ行ってみると西の海岸に大きな駐車場を開放。産むが安し。
とりあえず夜店を散策。屋台はテキ屋系、フリマ系、地元物産系の3つに大別でき、お買い得感はだいぶ違う。 ツマミは地元物産系で調達。 子供のオモチャはテキ屋系も使わざるを得ない。まぁ仕方がない。
有料席の隣に若干の空きスペースを見つけて陣取る。
都会の花火大会よりも小規模で玉も小さいのだとは思うが、一体感やストーリー性もあり、目の前の海上にあがる様は大迫力。人混みも苦痛が出るほどではないし、地方の花火大会って良いよなぁ。
大変夏休みらしい夜だった。
予報よりも天気は良いが風が強い。沖まで出なくても白波が立っている。 朝の魚釣りは釣りにならず。カヤック片づける。
最終日だが明日も休みだし、特に慌てて帰ることも無かろう。適当に遊んで、帰りたくなったら帰ろう。
浮き輪が吹き飛ばされるほどの風で、さすがに透明度も落ちているのでシュノーケルは楽しみにくいが、子供と泳ぐくらいなら問題はない。
二歳児に泳ごうと誘うと、「泳げない。プーカプカするの。」と厳密に区分してくるが、プーカプカ浮くのは大好きなようで何よりだ。
二人ともほとんど水を怖がらず、多少浮き輪を離してもはしゃいでいるので、僕もそれなりに好きなように泳げるようになった。
総じて、期待通りの楽しい夏休みになった。
●荒井浜民宿海上亭さんの印象
・何しろロケーションの良さが素晴らしい。目の前に海、というところなら珍しくないが、玄関出たら海水浴場、というところはそんなに多くないのでは。プライベートビーチを持つような沖縄あたりのリゾートホテルだって、部屋から海まで遠かったりすると、もうちょっと気軽でないだろうし。
乳呑み児の世話と海水浴を両立させるのに便利だった。
・コスパ的には民宿としては高いと思うが、まぁ熱海あたりも随分高いようだし、仕方がない。
・部屋は角部屋の9畳。昔はロフトがあった形跡だが、つぶされている。屋根が高く、海もよく見えて開放感。
・食事はまぐろ料理。3日間で同じ料理は出なかったが、日によって豪華さに少しムラを感じた。
食事は一階の食堂。赤子用の椅子も頼むと貸してくれる。老女受けの良い乳幼児連れなので、居心地の悪さは特に感じない。
朝食と夕食で、質、量に差があまりない。朝食にマグロの兜煮が出た際には酒が欲しくなったりする。他のお客さんは、ほぼ一泊で帰っていたので、バーベキューだけ頼む人が多いのだろう。
バーベキューは確かに立地が素晴らしいので好印象。
昼食後にもう一泳ぎして帰宅。裏道も使って、帰り道は順調。夏休みのピークも過ぎたのかな。 途中、畑でスイカ買って帰る。
夕方帰宅したが、晩飯は外食にしようか。
駅ビルにある焼き鳥系飲み屋へ。酒も料理も割と美味しい人気の店だが、子供ができてからくるのは初めてだったかもしれない。
少数ながら個室があって、そこを予約したら快適だった。
秋を感じる最初の日。
昨日までの臨海生活は都会のような酷暑は無かったが、もしかしたら既にそういう気候になっていたのかも知れない。
真昼でも外出可能なので、河原でランチをとる。 暑さはそこまでではないが、すげー風だった。土手の上まで多摩川の飛沫が吹き飛ばされ、対岸の野球少年のところから発生する砂埃も飛んでくる。あいつら練習できんのかな。
夏も終わりに近づいているのだろう。油壺で夏休みらしい夏を送れ、満足感はある。