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2018/5/26(土)

今日と明日が僕と妻の誕生日。 市場にパーティ用の食材買いに行く。
対岸の公園で子供と遊ぶ。
男の子がカブトムシの幼虫を何尾も掘っていた。こんなところでも捕まえられるのね。


五歳児と二歳児がニコニコしながらお祝いの歌を歌ってくれた。 子供ができるのは良いものだなぁ。

2018/5/27(日)

今度は妻の誕生日。洋風でパーティ。

2018/5/28(月)

誕生日が休暇になる制度も振り替えになり、会社が休み。
釣りにでも行きたいところだが、「親が休みの日は原則お子さまも休ませてね」と保育園に釘を刺されている。五歳児に秘密で釣り行くのも難しそうだし、家族で過ごそう。

水族館へ行きたい妻の要望も加わり、あじ釣りコーナーのある八景島へ行くことで家庭内会議は妥結される。

僕と娘にとってはこの半年間で3回目。平日に行くのは初めてだが、予想と反し、これまででもっとも混雑していたくらい。駐車場もこれまでで一番遠いところだったし、園内も人が多かった。どこかの県民の日等と一致したのだろうか。

少なかったのは従業員と釣り堀のアジ。
昼前に着いたので、アジ釣って昼飯にしようと思ったが、同様に考える人もたくさん居るのだろ。各工程での行列が見かけよりはるかに時間が掛かり、受付、釣り、調理のサイクルを1時間くらいで済まそうと思ったのが3時間以上かかった。 特に調理のところは全然進まず、バイトの兄ちゃんたちは絶望的な気持ちでアジ捌いていたに違いない。

ほぼ入れ食い、というのがここの平均的な状態だと思うが、生け簀内も魚影が薄い状況だった。 アタリの無い時間が長く、小さな群がたまに回遊してきたときだけ釣れる、という感じ。

娘がだいぶやる気を出していて、魚の取り込みや針外しも自分でやっていた。
父親として、誉め讃えるべき内容だ。


イルカさわったり

チャっとあそんで夕方くらいに帰るつもりだったが、かなり遅くなる。尤も妻は、全部見るまで帰らないくらいの意気込みだったようだが。
フードコートで晩飯食べてくことにした。

2018/5/30(水)


二か月おめでとう

2018/5/31(木)


宮城公博「外道クライマー」

すげー面白かった。
登山雑誌の書評を見て読んでみようと思ったが、以前にこの人のブログは見たことがある。 下品で馬鹿なことばかり書いているのに、割と高名な冒険家と対等に扱われ、堂々とした態度を感じる。割と若そうだが、何者なんだろうなと思ったのを覚えている。

この人は、自分のことを「代表枠が15もあれば入るかもしれないくらいの、日本を代表するアルパインクライマー」と説明しているが、本書を読んでも、たぶん本当にそれくらいなのだろう、という印象。
間違いなく超人クラスの能力と経験、情熱を持ち、彼よりできる人は確かに何人もいなそうだ。 が、全盛期の山野井さんのような超人の中の超人、という領域には半歩およばず、どちらかというと彼の仲間たちのほうがその領域に近いようだ。

が、冒険家、登山家としての能力って、単にクライミングのスキルとか体力だけでなく、テーマの創作力とか表現力が重要なんじゃないかと思っている。
山野井さんがあれだけ賞賛されているのは、彼の手記がすごく面白い、という面が大きいと思う。山野井さんは誰も知らないようなところに一人で勝手に登ってるだけだし、僕がやったことある山登りとは別世界すぎる。実際に彼がやってきたことのすごさって僕には具体的には分からない。
しかしその手記を読めば、登山知識や経験の有無に関わらず、この人のすごさは理解できる。 人は一つのことにどこまで熱中できるのか、ということを伝える能力も持ち合わせている。

宮城氏は、冒険のテーマの創作能力と、それを他人に伝える表現力がすごく高い。 僕はクライミング能力は入門すらしていないし、たぶん才能もないので、クライミングが上手な人に対しては、特に嫉妬心は感じないが、宮城氏は羨ましいし、なんか負けた感じがする。
(故栗城氏は、冒険テーマ創作能力は高いと言えたのかも知れないけど、実力が伴っていないので自分を大きく見せたがる姿勢ばかり鼻につき、表現力としては素人にしか通じてなかったと思う。)

このご時世、この二つの能力はすごく重要なんじゃないかと思っている。
宮城氏は、著書の中で「人類未到の地に挑戦する、冒険原理主義こそ素晴らしい」と主張しているが、どんな前人未踏の偉業を達成しようと、他人に伝えなければ単なる自己満足だ。 課題のおもしろさを見つける能力、その価値を人に伝える表現力がなければ、人類未到もはじめてのおつかいも、大きな差は無いような気がする。
あらゆる分野が細分化する現代、どんな偉業を達成しようが、門外漢にはよく分からないというのが普通だ。

今後も宮城氏は、超人の中の超人の領域を目指して冒険を続けていくのだろう。
その中で人類未到の偉業にも挑戦していくのだろうが、それをどんな口調で語ってくれるのかが楽しみだ。


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