父との近居が実現した結果、今年もマンション管理組合の理事が続く。まぁ今年は理事長ではないし、大変な議題のある年では無さそうだし、仕方がない。
午後、水泳教室の見学へ。娘はけっこうやる気を出している。 その後河原で虫つかまえたり、平和な土曜日。
娘のお友だち誘ってバラ園へ。
何度目になるか分からないくらい来ているが、リピート率が高いのは季節が良いというのも大きいだろうな。
年に二回、それぞれ一ヶ月足らずの開園時期は、まさしくピクニックのベストシーズン。
天候が良い日に「じゃあバラ園でも行くか」という感じに出かけるので、必然的に外の空気を感じているだけで気持ちがいい日となり、どうしたって好印象になる。
多少子供から目を離しても、車や自転車に引かれる心配は無いし、大人は日陰でのんびりできる。
今日は特に天気の良い日。暑くもなく、寒くもなく、ちょうどいいくらいのそよ風。
娘たちに綺麗な花びらコレクションをさせると、けっこう頑張って集めていた。だいぶお姉さんになり、ようやくバラ園らしいことをするようになってきた。
妻が手作り肉まん作る。たぶん初の試み。 けっこう上手にできていて、肉まん大好きな子供たちにも受けたようだ。ニンニクが強く、ちょっとギョウザっぽい味だった。
皆の大好きな嘘つき登山家、栗城さんが登山中に死んでしまったらしい。
ある意味仕方がないというか、前兆があったというか、事故のニュースを聞いた第一印象は、「あ、やっぱり」という感じだった。
まぁ、このサイトで予見されてる通りのことが起こり、すべて言及されてる感じだが。
一時期はハッタリがうまく効いて時代の寵児になっていたのが、世間が騙されなくなり、自分の嘘を自分で信じて八方ふさがりになっていったんだろうな。
一発屋がただメディアから消えていくだけ、という時代でも無くなり、ずっとフォローされるので、ハッタリ言い続けるのも楽ではないだろう。今後のyouTuberみたいな人たちの、世間の目を引くハッタリを打てた後の、一つの典型的な末路、という感じになるのでは。
しかし僕を含めて、なんでこの人こんなに注目されるんだろう。ハッタリ屋であることは、初見で明らかなのに。
たぶんこの人、自分自身が大好きなだけで、登山とか冒険とかはそんなに好きじゃないんだろうと思う。
それが妙にイラっとさせるから、つい目を引いてしまうわけだが、そんな状態に終わりが来た。
人々を勇気づけるにしろ、大ひんしゅくを買うにしろ、とにかく世間の関心を引けるというのは、大きな才能だ。彼によって登山を始める人もいるだろうし、彼の存在のおかげで、本当に挑戦権をつかむための努力を積み続ける、全盛期の山野井さんのような人の素晴らしさも分かりやすくなる。彼の存在意義は確かにあった。
自分の嘘つきを自覚し、今後はアンチを増やしながら、心ある登山愛好家に後ろ指をさされつつ、ハッタリそのものを芸にしていければ、それはそれで面白かったとは思うし、最近はややそれに近いのが実状だったように思う。
が、まぁ相当際どいバランス感覚が無いと、続けるのは困難だったのだろう。