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2018/3/3(土)

昨年に続き、職場でワカサギのドーム船を貸し切る。我が家のチビの参加も期待されていたようだが、家でひな祭りパーティをやるとのことで僕だけ参加。

先日まで結氷しており、今年は水温が冷たすぎるとか、最新の釣果も芳しくないとか、今日みたいに晴れている時はワカサギは食わないとか、まぁほとんど期待できる状態では無いらしい。
それでも、今日は少なくても頻出フレーズの「昨日までは釣れてたんだけど」を聞くことは無いだろう。数日前の春一番で空気が入れ替わり、悪い状況が変わる可能性もあるので、そこに期待。


赤富士でちょっと逆さ富士

だがまぁやはりと言うか、竿を出した瞬間が期待のピークで、釣れそうな気配が感じられない時間がずっと続くことになる。

一応いつもカヤックで使っている魚探を持ってきて、設置しておくと、なんとなくワカサギ釣り名人になった気がする。が、それほど使いこなせてるわけでもない。
船長が後ろから無言で、ワカサギ仕様にセットしてくれた。そうするとワカサギの気配っぽいのが映るようになり、確かに実用的なツールになった気がする。 反応があれば必ず釣れるわけではないが、魚探反応と実際のアタリにある程度相関が感じられ、集中するタイミングがわかったり、釣れない時間の暇つぶしになったり、というくらい。


魚探を置く台も用意されてる。
行楽日和のすばらしい天気。あとは釣れれば良いんだけど。

朝から夕方まで、ずっと渋い時間が続き、皆でため息ばかりついている。 その中では、僕と隣のアベちゃんにアタリが集中していたようだ。理由を推測すると、船の角に座っていたことと、オモリをギリギリ底に付けて、道糸をわずかにたるませておくくらいの待ち方が、今日みたいな食欲のないワカサギには合っていたようだ。
竿の感度も重要なようで、2本出していた竿の、長くて柔らかいほうにばかりアタリが集中した。こちらは、場所・エサ・仕掛けの差はほとんどないから、やっぱり竿の差なんだと思う。

魚が食いついた瞬間にアタリが出るわけではなく、その前に一工程あるのだろう。 釣りをしている時の水中映像を見る機会があったが、魚がエサをくわえてから糸が引っ張られるまでって、釣り方にもよるが下手すると2,3呼吸あく。その間に、竿の堅さが的確だと魚信になるし、良くない竿だとエサ離しちゃうのではないかと推測。


子供たちはひなまつり

肝心の釣果はそこまでついてこない。ワカサギ釣りって案外ちゃんとアワセ無いと針がかりしないようなのだが、大きすぎるのか遅すぎるのか、打率が悪い。アタリは僕の方が出るが、アベちゃんのほうが数を伸ばす。
そうは言っても30分に1尾釣れればだいぶ良い方、5時間経ってもボウズの人もちらほら居る。ワカサギと言うよりはカワハギ釣りの数だ。

終了30分くらい前に、一度だけ食いが立った時間が訪れた。船中の釣果の3割くらいはその20分に集中するくらいだと思うが、僕はライントラブル出してしまって数が伸び悩んだ。

結局僕が釣ったのは18尾。トップも35尾程度で、今日の状況じゃ名人でも50尾釣るのは難しそうだ。良い状況だと名人は1000尾釣るらしい。
こういう小物数釣りは運とか大逆転がなく積み重ねていくだけなので、腕前が数にハッキリ出るが、平均よりちょっと釣ったくらい。まぁ腕前どおりだろうが、今日はどちらかというと上位側。

まぁ楽しいっちゃあ楽しかった。
ワカサギドーム船って、船酔いとか寒さとか、不快な要素がほぼ無く、インドアレジャーに近い。ドラえもんの「お座敷釣り堀」を具現化した感じ。

釣ったワカサギはさっそく本日のおかずに。 あまりの渋さに船長が全員にお土産に冷凍物を呉れて、合わせて40尾くらいか。

定跡どおり、ワカサギは揚げ物だろう。天ぷらにする。
見ためは、冷凍物よりも今日僕が釣った奴の方が、キリっと美しくいかにも美味しそうだったが、味にそこまでの差は無さそうだ。 というか、ちゃんと区別を付けて料理したわけではなく、天ぷら液の中で既に混ざっていたが、どれ食べても美味しかったので、冷凍でも極端に味が落ちることは無さそう。

3枚卸しにする必要はなくても、天ぷら揚げるのもそれなりに面倒。 40尾くらいは5人家族でもちょうどよく、まぁ何百尾も釣らなくても良いな。

2018/3/4(日)

娘は週末になると、自転車を漕ぐのを楽しみにしているらしい。
が、息子も最近はちょっとずつ機動力が出てきて、背中に背負われるよりは自分で歩きたがる。 やっぱり自分のスピードで移動させてあげないと可愛そうな気がするが、それぞれのスピードが何倍か違うので、どっちかには我慢してもらわないといけなくなる。

最近、娘は昼寝をしない週末が増えてきた。
これを利用し、午前中は近所の公園へ二人を連れて行き、昼食後娘と共にサイクリングで出かけた。

娘にとっての未踏地を目指そう。橋を渡り、川の向こう側へ。こちらにはたぶん保育園でも来てないはず。
それぞれは小さいが、なんだか公園がいくつかある。通りがかりに何となく目にしてはいるが、実際に遊ぶつもりで入ったことがないので、それらをハシゴすることにする。


一つ目は割と広め。近所の公園にない遊具がある。


二つ目の公園で、娘とドロケイをする。1対1なので、実質鬼ごっこ。


3つ目は2つ目のすぐ近く。


この勢いで、ついでに僕の通勤路から見える公園も寄り、川沿いに帰ろう。
と思ったら、その途中にも公園が。


遊具のない散歩道みたいな公園(5個目)も通過し、6個目の公園。

午前中の公園と合わせて1日7個。
娘にとって生涯最多だが、僕にとってもたぶんそうだろう。 帰り道にもう一つ公園があったが、そこはさすがに行かなかった。

2018/3/5(月)

妻は明日から産前休暇。お疲れさま。

2018/3/6(火)

朝、開発委託先へ寄り、品物を受け取る。
これから検証と改善作業は必要だが、期待してたよりもちゃんとできている印象。 とにかく、1年近く前から構想していた要素が、ようやくこれで一通りそろった。

「筋の良い技術」「筋の良いアイデア」みたいな表現がある。
ある課題を解決するには、何通りもの手段があるのが普通で、エンジニアはその中から最適と思われるものを選んで、一生懸命努力するわけだが、何であれ、だいたいは頑張れば頑張るほどうまくいくようになる。
筋の良い技術であれば、より少ない労力で完成度が上がり、その最終到達点も高い、といったニュアンスだろうか。

本日にて一通り揃った試作品を動かしてみると、これは自分で言うのもなんだが、割と筋の良い技術な気がする。 これまで部分的に検証したところもあるにせよ、基本的には頭の中にしか無かった機能は、間違っていなかったようである。
今後まだまだ完成度を高める必要はあるが、手を動かして時間をかけていけば、自然と上がっていくはずだ。 現場で使ってもらうのが楽しみになってきた。

2018/3/7(水)

2018/3/8(水)

長期貸し出しをしていた試作品を使った実証実験がテレビ放送されていたらしい。
NHKの青森県内だけの放映っぽく、そもそもうちにはテレビが無いのでどうせ見れないが。

しかしそんなローカル放送局で、わずか6分流すだけなのに、撮影はずいぶん長期間がんばっていたようだ。 次から次へ流れて忘れられていくもののために、ずいぶん手間をかけるものなんだな。


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