久しぶりの秋の好天。三連休は何の計画も無いが、行楽日和だ。
朝からプランをいくつか検討すると、この前娘が保育園の遠足に行った「こどもの国」は、割とよさげ。明日あたりに友達誘っていくのが良いかと思ったが、幼児にとって、明日とははるか未来とほぼ同義。今日行かないと気が済まないらしく、支度を始める。
我が家からのアクセスは、距離も近く、そんなに悪くない。車で行くには、案外混みそうな道なので、電車とバスで行く。
昼飯なんてコンビニランチで良いと思ったが、これも娘の主張に負けておにぎり結っても、昼前には到着。
園に向かうのは、ちょうどうちの子と同じような家族構成の人々で、でかい公園と遊園地の間のような施設。そこにちょっと観光牧場も付随しているような感じ。 まさしく、未修学児と平和な週末を楽しむのに相応しい場所だ。
今日みたいに久しぶりの好天の週末は、どこに行っても混雑するだろうし、ここだって相当入園者数はいるだろうが、施設が広いのでそんなに込み合っている印象は無い。
帰りのバスは非道かった。道路自体がフリーズしている感じだったので、自家用車で来ても一緒だろう。帰りは電車が賢かったかもしれない。
連休中日は近所で過ごす。スーパーとか図書館とか。
久しぶりにマリーナへ。 久しぶりなので、子供を公園に行かせている間にやっぱりメンテナンス。マリーナから異常の連絡をもらっていた。
原因はごく容易に判明し、燃料ホースの経年劣化。暫定対策としてガソリンの元栓締めて、自力修理の可能性を試みたが、それなりに大変そうだ。 プロに見積もりを頼み、ついでにブルーシートで船体カバー作って本日の作業は順調に終了。 やっぱりまた高い見積もり出てくるんだろうなぁ。
ラジコンの世界って結構すごいことになっているんだな。
僕はミニ四駆の第1次ブームの世代で、小学校高学年の時にミニ四駆をきっかけにラジコンにも興味を持ってチラシを熟読したことはあったが、そこで止まって終わった。
最近、ドローン関係の仕事をしている都合、ラジコンのことに少し触れる必要性が出てきた。
アマチュア無線とか天文趣味とか、そういうプロのエンジニアに近い知識が要求されながら、普通の工学の世界と似て非なる業界用語が飛び交ったりしている。そのへん、釣りの世界に確かに似ている。
釣り具の世界では、本来巻き上げ時のトルク損失が小さければ実現手段は問わないはずなのに、やたらとボールベアリングの数ばかり取沙汰されているが、ラジコン用モータでも、モーターの性能を表示するのに、トルクやローターイナーシャではなく、巻き線のターン数が最も重要なスペックとして表現されている。モーターに対する基本的な知識があっても、ラジコン用モーターに詳しくなければ、理解できないような表現なのである。科学と勝負ごとが入り乱れている感じ。
そんな世界のマニア的知識を少しかじると、けっこう今の仕事で抱えている課題を、お小遣いレベルの費用でそこそこ解決できてしまいそうだ。やっぱり民生品ってすごいよなぁ。
販売形態が最終製品の形をしておらず、基本的にパーツで売っているので、最初のハードルは高いもののラジコン以外の用途への転用が簡単だ。
開発費をケチって試作を進めてきたので、3Dプリンタで作る部品が多い。
設備が職場内にあるので、出ていくお金はペレット代とか電気代とか。切削に比べると2ケタは安いし、中2日くらいでできる。
本当は設備の消化費用とか人件費とか、考えなきゃいけないコストもあるのかもしれないが、自部署の開発費が減っているかという観点では、詳しく知らないがもしかしたら1円も使っていないのかもしれない。
で、そんなに手間と時間をかけずに作った部品でも、驚くべきことにそこそこちゃんと機能するから便利なものだ。多用してしまう。 が、やっぱり「そこそこ」なので、力を受けると粘らずにパキッと折れたり、表面がガサガサして粉っぽかったり、ねじ山切るのが面倒臭かったり、我慢しなきゃいけない点も多い。 3Dプリンタで作った部品は、「精密なハリボテ」という感じで、ホンモノではない。
開発も進んでくれば、ちゃんとした材料で機械加工していく必要性も生まれてくる。 その部品が本日一通りそろい、組み立てを始められるようになった。
ちゃんとした切削品で組み立てるのは気持ちいいな。穴にピンがすっとガタなく入る。設計ミスってなければ、ヤスリを使わずにちゃんと組み立てられる。
設計者15年もやっているので、ちゃんとした加工してくれれば、あとは普通に組むだけで性能はちゃんと出るのだよ。
ふるさと納税で、富津市よりタカアシガニ2杯をお礼として頂く。東京湾海溝にいるのを穫っているようだ。
タカアシガニを食べるのは、昨年戸田に泊まった時以来の二度目。
それほど美味しくないという評判もあるが、食べ方次第というのもあると思う。
繊細なカニらしく、煮すぎると無くなるとか、ミソは痛みやすいとか。味は濃いほうでは無いが、身離れがよく、大型のカニなのでペロッとたくさん食べられるのが魅力。
鮮度は重要なようだが、富津の旅館から送られてきた活きガニは、我が家についた段階ではグッタリしていた。まぁ、深海のカニだから、元気なまま内陸まで移動するのは難しいのだろう。
鍋にしようと、帰宅後タブレット片手にカニと格闘。
慣れない大物を手際よく解体するのは難しく、1杯目のカニミソは、どうやらこの工程で劣化してしまった様子。遅れて帰宅した妻が、豪快に丸ごと蒸したほうはすごく美味しくできあがり、そちらが正解だったようだ。まぁ、こんなでかいカニの味噌は一杯分あれば十分だし、保存が利くものでも無さそうなので、大きな損失はない。
ふるさと納税返礼の目的として、妻は喜びを求めるが、僕は家計のコストダウンを狙う傾向がある。まぁそういう差異は置いて、週末の楽しいカニパーティーとなった。