予想に反して、桜もまだ何とか咲いている。ピクニック日和の好天なので、花見を決行。
父、義姉とその娘、元同居人家族が来た。
午前中は久しぶりに畑へ行って農作業。家から1km程度ありそうだが、自転車に乗れるようになってきた娘は自転車で行くという。何度も転びながらも、くじけずにちゃんと自力で漕いでいったのだから見上げた根性だ。
相当疲れたはずだが、皆が遊びに来ていて嬉しかったようで、お花見中も最後まで昼寝しなかった。疲れは疲れで誤魔化しきれず、なんだかお花見中も娘のご機嫌取りでつき合わされた。
水曜からの展示会の準備を、自社内ではほぼ一人でやっていると言っても過言では無いような様相だ。 会社の規模としても社風としても、そんな感じに個人プレイで進めるのは、大きな問題ではないようである。
小さな雑用でもほかの人に頼めないのは手間だが、相談したり根回ししたりする必要もなく、これはこれで早いような気もする。
まぁ、手伝ってくれない代わりに邪魔もされず、自分の意見がすぐに会社の意見になるのも、良い一面もあるだろう。
展示会の準備。なんだか文化祭やってるような印象。組織と言うよりはだいぶ個人プレイでやったので、写真展の準備していたときに似ていなくもない。
展示会の説明員は、釣り具関係では毎年かり出されるが、準備から主担当でやるのは初めてだな。
こういうものの常として、準備はギリギリだったが、とりあえず用意しようと思っていたものは間にあったんじゃないかな。
説明員初日。
ものすごい大反響になることも、閑古鳥になることも予想していたが、まぁその間くらいの反響。予想の平均か、そのちょっと上くらいの反応。
出来立ての試作品見せて、すぐにでも欲しいという声もそれなりにでたのだから、やはり割とニッチなニーズは突けているようだ。
他社でも類似コンセプトのものが展示されていたが、パッと見ではこちらが劣っていることは無さそうだ。糸巻き専業メーカーとしての面目はつぶれずに済んだのでは。
相変わらず試作品は完全動作してくれるわけでもなく、一回修理を余儀なくされる。 陰でコソコソ分解してみると、まぁなんとか手持ちの道具で対処可能な症状で、大きな問題なしとしておく。
展示会の本番って実は案外過酷な耐久試験条件になっていたりする。それくらいの耐久、事前に試しておけよという話だが、そこまで万全な準備ができているわけでもない。何しろ担当者は僕一人と言ってもよく、試作品の台数がケチられちゃってるので、ぶつけ本番になってしまった事態にも言い訳はいろいろある。
まぁ、展示会が耐久試験を兼ねていると考えれば、新たな知見が分かったので収穫ありだ。
共同出展者の若手メンバーと、出展者交流会というのに参加。 大して何か交流するわけでもなく、中途半端にタダ酒とスナックをかじる。 主催者側のノルマにつき合わされた感じ。まぁ世間の義理だ。
展示会説明員二日目。初日よりも客が多かったような気がする。
前職の上司と、先輩が二人来た。上司の方は前もって連絡しておいたのだが、少なくても先輩の一人は偶然見学に来ていて、驚いたようだ。
転職する際に発破をかけてくれた方々なので、途中成果とは言え仕事の成果を見てもらえたのは嬉しいことだ。僕の職種だと世の中に成果を送り出せるのって、割と何年もかかるのが普通だし。
昨夜は、つまらぬネットサーフィンをしているうちに夜更かししてしまい、終盤戦はさすがに疲れてきた。どうせ僕が名刺もらってもぐちゃぐちゃにするだけだし、向こうの素性聞くのも面倒になって一方的に説明していたら、共同出展者の商社の方に怒られた。
曰く、BtoBの展示会なんだからニーズと連絡先もらうのが目的だと。
その共同出展者のメンバーで懇親会。
酔っぱらいながら、商社に開発費をねだる。技術者的には、商社には雑務を担当してもらって、こちらはガラクタいじりに専念したいところだが、油断しているとけっこう雑用を押しつけられている。せめてお金くらい出してもらって、試作品作る兵糧不足の現状を何とかしたいところだ。
帰宅中、携帯電話落とす。たぶん日比谷線か千代田線の車内だ。
展示会最終日。やはり一番の人出だった。
試作品も致命的な欠陥を見せることもなく、上々な反応が得られ、まぁ成功の部類だろう。
名刺をずいぶん配ったが、改めて考えると雑用の種をばらまいてしまったかもしれない。
チラシはたくさん余った。印刷し過ぎた。入場者の全員分くらい印刷してしまったが、そんなに要るわけ無い。